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pictGLand
作品ID10119
投稿日2024年10月04日 06:03
文字数16,727字

ブルーレイBOX一緒に見よう♥

エルフナインが布教したエッチな百合アニメに悶々とした創世さんと詩織さんがふたなりエッチするお話です! ふたなり要素、機械姦、ボテ腹、流血描写があるので苦手な方はご注意を! 『戦姫絶唱シンフォギアXV』ブルーレイBOX発売記念も兼ねてのお話ではありますが、作中の百合アニメ(劇中劇)はシンフォギアとは一切関係ございません!あくまでも18禁百合アニメです!多分ですが…

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 この世界の唯一の神たる存在へと変わろうとしたシェム・ハはシンフォギアを纏った歌姫達に敗れ、彼女が築いた世界樹ユグドラシルも歌姫の奏でる七つの旋律の中で崩れ落ち、無残な爪痕を残すも季節は移ろい、木々の葉が色づいた頃、あの災厄を引き起こした事件の断片に少なからず、触れていた少女が二人、都内のファミリーレストランでティータイムと洒落込んでいた。
 「あの日もここで未来さんの帰りを待ってましたわね…」
 窓際のボックス席に座り、ブレザーを思わせる緑色の服と茶色いスカートを身に纏う少女、寺島詩織がティーカップをテーブルに置く。大きな窓ガラスから差し込む光の中で小麦色のロングヘアーが煌めき、香りの良い紅茶を口にする姿はお嬢様言葉も相俟って、噂に聞く、深窓の令嬢を思わせる。
 「うん…」
 詩織の向かいの席でアイスコーヒーを飲んでいる安藤創世は短く切り揃えた髪の間から覗かせる精悍さを感じさせるも人懐っこさが現れた顔立ち、しなやかな筋肉の走るスレンダーな身体にピッチリの薄紫の衣服を着込み、括れた腰をゴツイベルトで締め、短パンを履いている事からも分かる様にお嬢様タイプの詩織とは対照的なボーイッシュな少女だった。親友にして、可愛い「彼女」である詩織が編んでくれた橙色とクリーム色の線の入った黄緑色のマフラーを「趣味悪いよ」と毒づきながらも肌寒くなると首元に巻き付け、その毒舌ながらも少年の様に張りのある声も少し上擦っている事からも創世と言う女の子の生来の人懐っこさが表れている。一緒にお茶をしているこのお嬢様に惚れている何よりの証拠である。
 「ビッキーもヒナも上手くいってるみたいだよ…」
 創世がヒナと呼ぶ少女、小日向未来はビッキーこと、幼馴染にして、最愛の親友である立花響を想うあまり、仲違いをしてしまい、お互いの気持ちを伝える事なく、響はシンフォギアを纏う戦姫として、小雪の舞う仄暗い灰色の空の下、一振りの剣として、シンフォギアを纏う風鳴翼と共にアルカ・ノイズを倒すべく、戦場に赴いた。創世と詩織の大恩人たる小さな友であるエルフナインの手を引いて、戦場となった地区から逃れ様とした未来はアルカ・ノイズを使役する非常な錬金術師、肉と膜でできた不気味な黒々した両翼を羽搏かせ、冷たい殺意を秘めたオパールの様な不思議な色の瞳を歪ませた、御伽噺の吸血鬼を思わせる女性に囚われたのだった。
 創世と詩織が親友である板場弓美は未来とエルフナインの行方、何があったのかさえも知る由はなく、このファミリーレストランのボックス席で三人共に集まって、片っ端から未来の知り合いに電話したり、未来からのコールがあるかも知れないとスマートフォンと睨めっこしていた。アニメから人生を学んだ女傑だけあって、弓美も未来の身に何が起きたのかを捲くし立て、二人はそれを黙って、見守っていて、気づけば、ドリンクだけで明け方近くまで過ごしていた…
 「わたくし達みたいにでしょうか♥」
 詩織は未来が響の手で救われ、結ばれた事を嬉しく思いながらもそっと創世の手に自身の白く、細い手を重ねる…
 「テラジ…!!」
 創世だけが呼ぶ「テラジ」という詩織のあだ名。いつもの弾んだ声で呼ぶ時と違い、創世は頬を染め、舌を縺れさせる。アルカ・ノイズの襲撃もあってか人通りが絶えて、深々と寒さが伝わってきたあの夜と違い、今は詩織の背後と壁際の窓から差し込んでくる日差しと道を行き交う人々の視線が気になる。女の子が二人で手を合わせ、ただならぬ雰囲気を醸し出しているのだから、尚更だ…
 「こうして…二人だけでここに来るなんて…さぁ……♥」
 ユグドラシル崩壊を機に神の力は消え失せ、アルカ・ノイズの出現率も徐々に減少して、平穏な日々が戻ってきた。いつもと変わりない日常のハズなのに、親友三人ではなく、恋人になった二人で一緒の時を過ごす事を少し、寂しく思う一方で照れ臭くて、それでいて、幸せなのだと創世と詩織は感じていた。親友が二人揃って、女の子同士でデキちゃった事に辟易しながらも弓美は彼女らの邪魔をしない様に接触を控えているとも取れる。
 「恥ずかしいのですの?」
 「だって…みんな…見てるよ?」
 アルカ・ノイズの襲撃もあってか人通りが絶えて、深々と寒さが伝わってきたあの夜と違い、今は詩織の背後と壁際の窓から差し込んでくる日差しと道を行き交う人々の視線が気になる。女の子が二人で手を合わせ、ただならぬ雰囲気を醸し出しているのだから、尚更だ。
 「見せつけてあげますわ…♥」
 創世の手に白い手を重ねたまま、詩織は身を乗り出し、恥ずかしがってるボーイッシュな彼女の唇に触れようとした時…
 「お楽しみのところ、失礼しまーす♥♥」
 黄緑色の巻き毛と翡翠を思わせる澄んだ大きな瞳が特徴の小柄な少女が満面の笑顔で割って入る。羽織っている大きめの白衣のおかげでより小さく、幼く、見えるこの少女が奇跡の殺戮者と畏怖された錬金術師キャロル・マールス・ディーンハイムのホムンクルス、未来が命を架して、守ろうとしたエルフナインなのである。
 「良いところでしたのに…」
 小さな闖入者に詩織は頬を膨らませ、創世は詩織に「こら!」とデコピンする。
 「ごめんね♥この子、ヤキモチ妬きでさ♥」
 創世の人懐っこい笑顔につられて、エルフナインもほくそ笑む。
 「約束の物です♥」
 エルフナインはバッグから小瓶を取り出し、テーブルに置く。創世と詩織は透明な小瓶の中にギッシリと詰まっている錠剤を見つめ、頬を染め、息を漏らす。未来と響の愛の成就の為に調合されたお薬、それは創世と詩織にとっても至高の霊薬…女の子同士で結ばれたいと願うカップルの悲願そのもの……
 「サンキュー♥」
 イケメンな彼女にデコピンされたおでこを撫で撫でする詩織を宥めながらも創世はエルフナインにウインクする。
 「僕の方こそ、協力してもらえて、大助かりです!」
 元々は未来のバースデープレゼントだったお薬を創世が詩織を誘い、勝手に使ったのが縁で今までの百合エッチでは味わえない快楽に溺れた彼女らはエルフナインの研究に進んで、協力する様になった。当のエルフナインも百合カップルの仲睦まじさを知れるモニターに巡り会え、満足だったが…
 (アジ・ダハーカ…何故か、馴染むんですよね。)
 エルフナインの大きな瞳が翠に揺らめき、創世と詩織を見やる。そして、小瓶の中の小さな錠剤となった邪竜アジ・ダハーカを…
 キャロルのホムンクルスとして、生み出されたエルフナインは本来は性別がない。キャロルの暇潰し、嗜虐心を満たす為の慰みの為にエルフナインはその不完全な肉体を一時的に「男性」のそれへと近づけた、邪竜アジ・ダハーカの遺骸を始めとする聖遺物を調合した禁断の秘薬を用いて…奇跡の殺戮者とそのしもべの交わり、想い出の供給のついでに捕らえた少女や女性を凌辱する為に使われた呪わしい力は思いの外、目の前の二人の少女に適合した。彼女らの体質も考慮しつつも実験を重ねる毎に性能は目に見えて、改良されていった…
 (まるで運命の赤い糸に結ばれてるみたいです…)
 ここではない平行世界…シンフォギアシステムに代わり、邪竜アジ・ダハーカの遺骸から作り出されたメックヴァラヌスを纏う竜姫達がノイズを討っていた。その身を魔獣に変えてでも、敵を討ち、色濃く、血と想いを次の竜姫へと遺す呪わしい少女兵装を「あちら」の世界の創世と詩織、弓美は振るっていた。少女兵装として、目覚める事はなかったものの、邪竜の意志がこの世界でも、本来はメックヴァラヌスを纏うハズだった彼女らを選んだというのだろうか?そうであれば、愛情と生命を司るにも拘らず、禍々しい力である事も頷ける……
 「何れはお返しをしなくてはいけませんわね♥」
 詩織は小さな友人に屈託のない笑顔を向ける。
 「お返しだなんて、そんな!」
 エルフナインはブンブンと手を振る。寧ろ、本来は紛い物と蔑まれても仕方ないホムンクルスである自分と親しくしてくれる事の方が嬉しかった。モニターとしてではなく、友達として、エルフナインは創世と詩織の想いに応えたかった。呪わしい力であっても、彼女らの恋を成就させたい、その想いを長きに亘り、繋ぎたいのだと…
 「創世さんと詩織さんの間に娘さんが生まれた暁には…その…僕のお嫁さんに♥」
 ほっぺを赤らめて、もじもじするエルフナインに腹黒いお嬢様とイケメンな彼女がチョップをくらわせたのは言うまでもない。

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