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pictGLand
作品ID10247
投稿日2024年12月31日 23:18
文字数16,712字

ホワイトクリスマスですわ♥

くりしおがクリスマスにそのラブラブぶりを町行く人達に見せつけ、詩織さんが創世さんを裸で誘い、百合エッチするお話です!ふたなり描写(フェラ、兜合わせ、ぶっかけ有)があるので、苦手な方はご注意を! これが2024年最後の投稿作品になります!

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 この世界の唯一の神たる存在として、降臨したシェム・ハがシンフォギアを纏う歌姫達に敗れ去り、シンフォギアの七つの旋律と共に彼女が築き上げた世界樹ユグドラシルが崩れ去ってから、数年の歳月が流れた…

 シェム・ハが残した爪痕は決して、浅くはないものの、パヴァリア光明結社の壊滅もあってか、アルカ・ノイズの数も減少し、欠けた月の事も気に留める者もまた少なくなり、世界は静かに動いていた。

 今年もクリスマスがやって来た。岩や瓦礫を大樹に模った物にしか見えなかったユグドラシルとは違い、薄っすらと雪化粧し、モールが巻きつけられ、色取り取りの豆電球がチカチカと光っているクリスマスツリーが見る者の心を楽しませる。煩い程に町中に流れるクリスマスソングもまた、年に一度の聖夜の雰囲気を盛り上げている。
 「雪が降るなんて、聞いてないよ……」
 ボーイッシュな女の子、安藤創世は黄緑色のラインで彩られた赤茶色の薄いコートのポケットに手を突っ込んで、小雪がチラつき、あちこちに灯るネオンやすっかりお約束になっているクリスマスソングも気に掛ける間もなく、足早にケーキ屋に向かう。
 「テラジの為…可愛い彼女の為にケーキ、取りにいかなきゃ!」
 日が沈むのを見計らったみたいにハラハラと舞う雪が創世のキャップに積もっている。白と黒のストライプのシャツの上に青い上着を羽織り、黒く染められた革ベルトを丸い金具のバックルで締め、短パンを履いただけの軽装では、薄手なのもあるのだろうが、赤茶色のコートを着込んでいるのに、ちっとも、温まらない。創世はスマホのお天気アプリを恨めしく、思い、口から白い息を吐きながらも「テラジ」と呼ぶ、恋人の笑顔を思い浮かべ、その寒さを乗り切ろうとしていたのだった…
 「やっぱ…もう少し、着込んでくれば、良かったかな?」
 リディアン音楽院に在学中は運動部でピンチヒッターとして、活躍しただけあり、創世のその細い身体には、しなやかな筋肉が走り、恋人からは「最近はお肉がつきましたわね」と笑われる事もあり、段々と身体に肉がつき、小振りだったおっぱいも少しだけ、大きくなった気もする。
 「創世さん!いつも言ってますわよ!ポケットに手を入れちゃダメって!」
 毛皮付きの分厚いクリーム色のコートを纏ったお嬢様っぽい、女の子が小麦色の長い髪を靡かせて、創世に抱きついてきた。
 「テラジ、ごめん♥」
 創世は「テラジ」と呼んだお嬢様に腕を締め上げられ、少々、苦々し気に笑うのだった。
 「それにテラジはアザラシみたいに分厚いコートを着てるじゃん♥」
 「誰がアザラシですって?それなら、わたくしが温めてあげますわ♥」
 テラジこと、寺島詩織が周囲の反応を憚らずに抱き締めて、お小言からの独占欲丸出しの甘い言葉に創世は頬を染める。お嬢様タイプを装って入るが、詩織は学園祭でアニメ『電光刑事バン』の曲をお披露目した際、タジタジと上がっていた創世とは対照的にもう一人の親友である板場弓美と共にノリノリだった事、アルカ・ノイズを使役する性悪なお人形さんを前にしても毅然としていた事からも弓美とは別の意味での女傑であると親友から、恋人になってから、創世は実感するのだった。

Z

 「くれるの?そのアザラシみたいに分厚いコート…痛たた!!嘘だよ!」
 詩織が一層、力を入れて、ギリギリと創世の腕を締め上げる。アザラシなどと揶揄った罰とばかりに創世は悲鳴を上げ、道行く人達から、注目を集める羽目になった。
 「ベッドで直に温めてあげますわね…♥」
 詩織が頬を寄せ、創世の耳元で囁く。柔らかい髪が頬を擽り、優しい声色に創世はほっぺを染めて、最愛の彼女にして、自分を誘うお嬢様から眼を背ける…
 「この似非お嬢様め…!」
 悪態をつく創世の腕をギューッと締め上げたまま、その薄手のコートのポケットから、手を引き摺り出し、詩織はにんまりと笑った。
 「痛ッ!何するの!?」
 「創世さんこそお行儀が悪いですわ!それに深窓の令嬢をバカにした罰ですわよ♥」
 「なーにが深窓の令嬢だよ♥猫被ってるつもりでも、みんな、テラジがお下品で腹黒なのに気づいてるんだよ?」
 創世はおでこを詩織のおでこに当てて、悪戯っぽく、笑うのだった。本当のお嬢様なのか、それとも、キャラ作りでしかないのかは定かではないものの、詩織がどちらにせよ、とてもじゃないが、お上品な御令嬢とはかけ離れた女の子である事は彼女である創世が身を以て知っていた。冬になると殊更、この腹黒いお嬢様に調教されたお尻の穴がヒリヒリと疼くのだ…
 「猫を被っても無駄であれば、見せつけてあげましょうか♥」
 詩織は創世の頭に手を回し、強引に引き寄せ、その震える唇に自らの少し厚い唇を重ねる。
 「テラジ…うぅっ!!」
 冷たくなっている唇を割って、ニュルニュル舌が潜り込み、口内をジワジワと温めながら、侵食してくる感覚に創世は瞳を蕩けさせ、詩織はうっとりとした表情で目を瞑るのだった…
 「くりゅぅぅょぉさぁ♥」
 存分に恋人の口内を味わったお嬢様がキスから解放する。創世と詩織の間にプハーッと白い息が漏れ、暗がりの冷たい空気の中に消え、お互いの唇をねっとりした唾液が繋いでいる…
 「こういう時は目を瞑るものですわよ?♥」
 「だって…ってゆーか、みんな、見てるよ?」
 頬を染めて、恥じらう様はいつもの最愛の彼女をリードする創世の面影は見られない。そんな「イケメンな彼女」らしからぬ創世も好きとばかりに詩織はまるで周囲に見せつけるみたいにさらに強く抱き、深く口づける。周囲がどよめくのもお構いなしに…
 「うわぁあぁ」
 「女同士で!?」
 「ヤバいよね…」
 「あれ…レズってやつ?」
 「あたし達もつき合っちゃおうよ!」
 「冗談よしてよ…」
 「そういうのは家でやれよ…」
 創世と詩織のイチャつきぶりに息を呑む女性もいれば、初めて、目にする女の子同士のカップルに萌える者、周囲を憚らぬ彼女らにあからさまに振り返り、これ見よがしに聞こえる様に大きな声でひそひそ話するカップルや下校中らしい女子のグループ、「あのお姉ちゃん達、何してるの?」と首を傾げる幼い娘の手を引いて、足早に去る母親、中には、野次を飛ばす者さえいた…
 「テラジ!!」
 キスから解放され、顔をまっ赤に恥ずかしがりながらも怒る創世の耳元で詩織は囁く…
 「これで創世さんも変態の仲間入りですわ♥」
 ぐうの音も出ないとばかりに赤面する創世は詩織を引き剥がしてから、足早に洋菓子店に向かう。詩織はご機嫌そうに腕にギューッとしがみ付く。彼女らが去ると二人の百合カップルを目にした人々も誰が言わずとも、歩み出して、雑踏とクリスマスソングの中に消えてゆく…

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