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pictGLand
作品ID7529
投稿日2022年11月12日 01:30
文字数10,053字

ポッキーの日はわんちゃんと一緒

 ポッキーの日にラブラブするきりしらが気になって仕方ないエルザが調ちゃんに優しくされている内にムラムラして、調ちゃんを襲っちゃうお話です。  ふたなりと機械姦というより触手プレイに近い、ハードなエッチ描写がありますので、苦手な方はご注意を!  エルザの中の人が『機動戦士ガンダムー水星の魔女ー』でスレッタ(主人公の女の子でお姫様と婚約させられた)役をやっているので、スレミオ好きとしては、エルザで一回やってみたかったネタを色々ぶちこんでます…

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 11月11日、1年を通し、1が行儀良く並び、語呂の良さとインパクトが抜群だからか、この日はプリッツの日だの、電池の日(十一と十一なので)と何の日とするか、楽しみを一つとっても、三者三様だ。ザババの装者として、共に歌を重ね、刃を振るう調と切歌はポッキーの日として、この11月11日を満喫していた…
 「切ちゃん、おいしい?」
 ポッキーが描かれている目が覚める様にまっ赤な箱から、調はチョコレートで茶色くコーティングされたスティックを取り出し、無邪気な笑顔で口を開ける切ちゃんに食べさせる。口の中に広がるチョコの甘味で切歌の頬も思わず、綻び、調もその様子ににっこりと笑うのだった。そして、切歌も大好きな調に箱からもう一本、ポッキーを取り出して、調に食べさせる。
 (あいつら、楽しそうであります…)
 公衆の面前だというのに、しっかりとポッキーの甘さと幸せを噛み締めている調と切歌のラブラブぶりをピンクの髪の中から、猫や犬を思わせる耳を生やした女の子が物陰からそっと窺っていた。幼い顔立ちだが、吸い込まれる様に二人の少女を捉える紫色の瞳は愁いと迷いが色濃く表れている。
 「でも…わたくしめは……」
 何も知らない人には、獣の様な耳、革製の小さな首輪、上半身を覆い隠すくらい大きな白いエプロンの様な布切れが掛かっている全身ほぼまっ黒な衣装を纏った、キャリーバッグに座っている変わった女の子か、コスプレ好きの観光客か何かに映るかも知れない。シェム・ハなる神に一度は殺され、怪物として、生まれ変わった異形の存在とは思わないし、話したところで誰も信じてはくれないだろう。ユグドラシル崩壊の奇跡の残響なのか、仲間と共にこの世界で無事、再生する事こそできたが、彼女が超常の存在である事に変わりはない。

Z 「ポッキー、おいしいデスか?」
 髑髏なのか、牛のなのか、分からないキャラクターがプリントされた緑のジャンパーという個性的且つ、カジュアルな井出達で切歌は黒い大きめのコートにピンクとマフラーという一見、地味ながらもお洒落な恰好をした調を愛でる。
 「うん」
 愛する切歌にポッキーを食べさせてもらっているにも拘わらず、調は自分達を見つめる小さな人影が気になっていた。
 「調?」
 「何でもないよ」
 ピンクの髪に獣耳を生やした黒ずくめの少女、ちょっとやそっとでそんなインパクトのある相手を忘れる訳がない。何よりも最初に戦ったノーブルレッドなのだから。
 (調だっけ…あの子、またあいつと一緒であります)
 シェム・ハの聖骸を略奪した時、調は切歌と引き離されても強い眼光をその真紅の瞳に走らせ、小さな身体で立ち向かってきた。「卑しき錆色」と蔑まれるのが嫌でノーブルレッドと名乗っている自分よりもずっと「高貴なる紅」と呼ぶに相応しい少女、シェム・ハの奴隷に堕ちてからも、憧れにも似た熱い想い、そして、最愛の少女である切歌に愛情が向けられている事に妬みさえした、愛を知らなかった少女がそれが「愛」だと知るのはもう少し先の話だ…
 (あの子、私達の事、やっぱり許せないのかな?今度は手を繋げると良いな…)
 種子島で戦った時のエルザの叫び「怪物になるなら、優しさなど知らなければ良かった」という言葉が今でも、針の様に刺さる、そして、自分達と同じ様な悲しみと傷に苛まれてきた事も、心と心で通じ合う様に分かる、そんな気さえした。
 「!」
 調の視線に気づいたのか、エルザは弾かれる様にキャリーバッグをゴロゴロ転がし、去っていった。
 「調!」
 調はポッキーを持ったまま、駆け出す。
 「ごめんね!切ちゃん!あの子の事、放っておけない!!」

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