本文へ移動
pictGLand
作品ID8943
投稿日2023年04月30日 05:02
文字数11,150字

お人形さんと廃棄躯体

エルフナインがチフォージュシャトーにいた頃、ガリィに悪戯されたエルフナインがキャロルにしっかり可愛がれるお話です。 ふたなり要素があるので、苦手な方はご注意を! キャロル(女の子)から生み出されたホムンクルスという事でギリセーフかなっと思い、「性別はない」というGXの頃の設定を残しつつも、エルフナインは「女の子」の扱いになりました。 4月30日は『戦姫絶唱シンフォギアXD』で正式にエルフナインがプレイアブル化(エイプリルフールイベントで隠しキャラとして、実装された事はある)される記念すべき日なので、お祝いに何かしようと思い、小説を書く事にしました。

表示設定
 ガリィが月読調という小さなシンフォギア装者に恋慕する少し前、この性悪なお人形さんには気になる子がいた。
 彼女の主、キャロル・マールス・ディーンハイムのホムンクルスでありながら、廃棄躯体から作られた故に本来は性別はなく、季節の殺戮者として、魔法少女事変を引き起こすキャロルと血を分け合っているとは思えない程に、か弱くて、いつも、キャロルに怒鳴られ、暴力を振るわれてもオドオドしながらも寄り添おうとする歪な存在。メイドさんを思わせる暗いブルーのドレスを纏うオートスコアラーが1機、ガリィ・トゥーマーンが想い出の供給、最強のオートスコアラーと畏怖されるミカ・ジャウカーンの教育係も兼ねた武装メイドさんであれば、キャロルの遺伝子が素体になっている事を除いては何の力もない奇跡の殺戮者の奴隷。戯れに主が生み出した玩具でしかなかった。錬金術の知識はあるものの、ガリィ達にとってはキャロルが世界最強の錬金術師、比べる間でもなかった。
 「マスター♥ガリィちゃんからプレゼントですよ♥」
 ガリィはチフォージュシャトーの王座の前でくるんっと回ってから、一輪の花を大好きなマスターに差し出す。釣鐘を思わせる淡い紫色の花はだらんっと垂れ下がり、ガリィの持っている茎や葉からはほんのり野草の香りがした。彼女らが破壊を試みている要石が点在する国、日本では、ホタルブクロと呼ばれているらしいが、キャロルはその意味を実感する。
 「なんのつもりだ?」
 この城の主には幾分大き過ぎる玉座でキャロルは足を組みながら、舌打ちをする。彼女の憎悪に燃える瞳が薄紫色の花に宿る転々とした光を追う。それは釣鐘の様な花びらから零れたかと思うとフワッとキャロルの為に作られた玉座とオートスコアラーが収まる台座しかない、ガランとした広間を舞う。蛍だ。恐らくはガリィがキャロルに見せる為にこの花の中に捕まえてきたのだろう。それに野に生えているホタルブクロよりも大きく、ずっと、蛍を収めている事からも何かしらの術が掛けられているか、キャロルへのプレゼンの為だけに培養された花なのだろう。
 「オレをバカにしてるのか?」
 キャロルはブロンドの巻き毛に留まろうとした蛍を振り払う。
 「マスターも少しくらい、肩の力を抜いて下さいよ♥御幼少の頃は虫を追いかけたり、花を摘んだ事くらいあるんじゃありませんか?」
 子供をあやす様なガリィの物言いにバンッと肘掛けを叩く。それに驚いた様に花の中に捕らわれていた蛍が飛び立った。
 「オレはお前と違って遊んでいる暇はないんだ!下がれ!」
 小さな少女の様な井出達ではあるが、そこはガリィ・トゥーマーン。キャロルの剣幕にも、一歩も引かずにギザを見せながら、ケケッと笑う様は主が性根が腐っているだの、性悪だのと言うだけの事はある。何よりも門からそっと彼女らを伺う小さな人影が気になってはいた。
 (あいつ…蛍、見た事なかったっけ?)
 ガリィは蛍をホタルブクロの中に集めながらもオドオドとしながら、自身の分身にして、主である少女、性悪なお人形さんに視線を移しながらも人工の光とは違い、淡い灯を見つめていた。黒いビキニパンツしか衣服は纏っておらず、ほぼ全裸の幼い肉体をフード付きの漆黒のローブで覆い隠している。翡翠の様な鮮やかな翠の瞳、キャロルの見事なブロンドとはまた違った趣のある黄緑色のフワッとした巻き毛、ガリィの作られた蒼い瞳には充分に愛らしい少女に映った。
 (マスターも遊んでくれないし、ガリィちゃん……溜まってるし♥)
 ガリィはペロッと舌舐めずりをする…

ログインすると、ステキ!やブックマークができます

ステキ数は非公開です

コメント

ログインするとコメントを投稿できます

あなたのひとことが作者の支えになります。 コメントを投稿する事で作者の支えとなり次作品に繋がるかもしれません。
あまり長いコメントを考えずひとこと投稿だけでも大丈夫です。
コメントは作品投稿者とあなたにしか表示されないため、お気軽に投稿頂ければ幸いです。

投稿ユーザー

閲覧制限が掛かった作品です

この作品は投稿者から閲覧制限が掛けられています。性的な描写やグロテスクな表現などがある可能性がありますが閲覧しますか?
閲覧する際は、キーワードタグや作品の説明をよくご確認ください。

お人形さんと廃棄躯体

エルフナインがチフォージュシャトーにいた頃、ガリィに悪戯されたエルフナインがキャロルにしっかり可愛がれるお話です。 ふたなり要素があるので、苦手な方はご注意を! キャロル(女の子)から生み出されたホムンクルスという事でギリセーフかなっと思い、「性別はない」というGXの頃の設定を残しつつも、エルフナインは「女の子」の扱いになりました。 4月30日は『戦姫絶唱シンフォギアXD』で正式にエルフナインがプレイアブル化(エイプリルフールイベントで隠しキャラとして、実装された事はある)される記念すべき日なので、お祝いに何かしようと思い、小説を書く事にしました。

戻る

ピンチまたはダブルタップで拡大、ドラッグで移動できます