エディ

2012年に『Another』の見崎鳴×藤岡未咲の百合イラストを投稿してから、現在に至ります。

『戦姫絶唱シンフォギア』の百合同人誌も描いています。
ガリィ×月読調ちゃんのR-18ネタを中心に活動中。ミラアルクのガチ百合エッチ本も描きたいと思う今日この頃です。
シンフォギアカップリングはエルザ×月読調、立花響×月読調、ミラアルク×シンフォギア装者、安藤創世×寺島詩織、マイナーなカップリングばかり、推していますが、メジャーな暁切歌×月読調も大好きです!

そんな訳でよろしくお願いします。


◆好きなカップリング◆

■ Another
見崎鳴×藤岡未咲
金木杏子×松井亜紀
赤沢泉美×見崎鳴
赤沢泉美×杉浦多佳子

■ 戦姫絶唱シンフォギア
ガリィ×月読調
キャロル×月読調
暁切歌×月読調
立花響×月読調
エルザ×月読調
安藤創世×寺島詩織
ガリィ×ミカ
ファラ×ガリィ
ミラアルク×シンフォギア装者
キャロル×立花響
小日向未来×エルフナイン
シェム・ハ×小日向未来
シェム・ハ×立花響

■ サガ・スカーレットグレイス
ネエちゃん×ウルピナ
マリオン×ウルピナ
ウルピナ×ユリア
マリオン×パトリシア
クローバー×マリオン

■ ロマンシング・サガ/ミンサガ
シフ×アイシャ

■ ロマンシング・サガ2
緋色の女帝×キャット(シティシーフ)
緋色の女帝×ユキノ(忍者)

■ ロマンシング・サガ3
エレン×サラ

■ サガ・フロンティア
アセルス×白薔薇姫
アセルス×アニー
ライザ×アニー

■ サガ・フロンティア2
プルミエール×ジニー
ヌヴィエム×プルミエール

■ サガ2秘宝伝説(リメイク含む)
人間女×エスパーガール
エスパーガール×エスパーガール
人間女×人間女

■ 刀使ノ巫女
​衛藤可奈美×十条姫和
柳瀬舞衣×糸見沙耶香
古波蔵エレン×益子薫
獅童真希×此花寿々花
折神紫×燕結芽
衛藤可奈美×燕結芽
折神紫×十条姫和
衛藤可奈美×安桜美炎
十条篝×十条姫和
​岩倉早苗×十条姫和

■ 転生王女と天才令嬢の魔法革命
ユフィリア×アニス
ティルティ×アニス
アニス×イリア
レイニ×イリヤ
レイニ×ユフィリア

■ 私の推しは悪役令嬢。
レイ×クレア
ロレッタ×ピピ

■ ひきこまり吸血姫の悶々
ヴィル×コマリ
カレン陛下×コマリ
サクナ×コマリ
ミリセント×コマリ

投稿日:2023年05月23日 23:54    文字数:7,301

kissと処女と蛍草

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去年、投稿したガリィ×調ちゃん小説「傷ついた少女と壊れたお人形さん」の続編です。ガリィと百合エッチした末に調ちゃんがロストバージンしちゃいます!

5月23日はキスの日らしいのでキスからエッチするだけのお話にするつもりがついつい書き過ぎちゃいました。
1 / 4
 七つの旋律が世界に響き渡り、バラルの呪詛から逃れたシェム・ハとの戦いに終止符が打たれたあの日、ユグドラシルの崩壊に巻き込まれたハズの歌姫はかつて、敵対していたお人形さんの手で再び、チフォージュシャトーに囚われていた……
 
 主を失い、廃墟と化したチフォージュシャトーや荒廃した大地を白く染めていた雪も融け始め、次第に季節は移り変わっていくのだろう。それを待っていたかの様に朽ちたチフォージュシャトーを蛍が舞う。亀裂が走り、崩れ落ちた外壁に植えられたホタルブクロからも水滴が零れ落ちる様に蛍の光が溢れる。錬金術で品種改良されただけあり、従来のホタルブクロの花よりも大きく、それはまるで天然のランプやカンテラの様だ。薄ぼんやりとした灯と暗い城内を飛び交う季節外れの小さな蛍の光の中で二人の少女がその小さな身体を絡ませ合う…

2Q==
 「調ちゃん……好きぃ♥」
 暗い蒼のドレスを纏った小柄な少女が調と呼んだ長い黒髪を靡かせた肌の白い少女にそっと口づける。人間の少女の様に愛らしい顔立ちだが、調の舌を絡め取るお口の中には、鋸の様なギザギザの歯が生え揃い、大きな青い瞳はガラスの様に透き通り、邪悪な肉慾を宿し、無垢な子供を喰らう逢魔が時の妖を思わせる。蝋の様にまっ白い肌と四肢を繋ぐ球体関節が彼女が人非ざる者である事を示している。
 (ガリィちゃんが幸せにしてあげる♥)
 このチフォージュシャトーの主だった奇跡の殺戮者と恐れられたキャロル・マールス・ディーンハイムという錬金術師が作りし人形、オートスコアラーの1機、ガリィ・トゥーマーンは腕の中にスッポリ収まる程に小さく、華奢な少女を愛おしむ。舌を絡め、歯茎を撫でていき、幼さの残る少女の息遣いで血の通わない機械仕掛けの身体が疼くのを感じ、回路がビリビリと痺れていく。
 「
ガリィ……」
 ガリィの口づけから解放され、調は恍惚とした表情で性悪なお人形さんを見つめる。幼さこそ残るものの、小振りだが、おっぱいも膨らみ、程好く、肉もついて、ふくよかな華奢な肉体。小さな身体を包むギアインナーにもお臍の穴や恥丘やボディのラインもクッキリと見え、ガリィの白く、細い腕にも、温もりが伝わってくる。
 「今夜こそ良いよね……♥」
 メカメカしいヘッドフォンという形容するに相応しい紅のヘッドギア越しにガリィは優しく、囁く。適合者と呼ばれる少女と女性だけが纏える身に纏う結界とも言うべき、シンフォギアの一つ、ザババの片割れである紅刃シュルシャガナで守られているにも、拘らず、黒髪の少女、月読調の身体が小さく震える。そんな調の腰やお腹の辺りを妖しい手つきで撫で、おっぱいも揉み揉みする。これはガリィの「したい♥」の合図、そして、どうしても調が譲れないという想いを蹂躙したいという意思の表れ…
 「この子達も祝福してくれてるよ♥」
 嫌々と首を横に振る調の気持ちなんて、お構いなしという感じでガリィは笑う。ガリィの言葉を裏付ける様にフワッと蛍が舞い、ホタルブクロの咲き乱れる暗く、シンと静まり返った城内を彩ってゆく。調に蛍を見せてあげた想い出が忘れられず、品種改良したホタルブクロの中で人工的に眠らせていたのだ。あの中には、ガリィに同調するものがいたとしても、おかしくはないが、純粋に解き放たれて、嬉しかったのだと調は思う事にした。
 「いい加減で素直になりなよ♥」
 ガリィは調と肢体を絡ませ、その小さな唇を塞ぐ。ガリィの回路にユグドラシルが崩壊した日の想い出が流れ込む。奇跡の様な旋律とも言うべき、歌が血の通わないお人形さんの心を満たし、眩い金色の光の中でキャロルが父親と共に微笑んでいるのが見えた。調のFISに囚われた頃の想い出の中でしか、見た事がないセレナや調達を最期まで思ってくれたなスターシャ教授の姿もあった。彼女らの姿を前にした調の温かい涙を流したそんな感情すらも流れ込んでくる。全部、消費しない様に調の中にも少しだけその想い出を返してやる…
 「温かい……」
 「ガリィちゃんもだよ…♥」
 想い出と歌を通し、調とガリィの心は繋がろうとしていた。女の子同士である以上、身体は一つに繋がれないというもどかしさ…
 そんなモヤモヤを晴らす為に調は女性が一度しか経験できない事、守るべきもの、それを仮初の命が宿った存在でしかないお人形さんは求めていた。

 咲き乱れるホタルブクロと闇夜に舞う蛍、そして、この世界の象徴になりつつある欠けた月に祝福されるかの様にメカ少女とお人形さんの交わりは始まる…

1 / 4
2 / 4

 欠けた月の柔らかい光が薄汚れた寝台を照らし、ギアインナーやメカのパーツでは隠し切れない調の地肌が眩しく光り、ガリィの網膜のないハズの蒼き瞳に焼きつけられる。
 「
調ちゃん……綺麗♥
 調も恥ずかし気にこくんっと頷く。
 「逃げちゃっても良いんだよ?」

 ガリィはメカのパーツを剥ぎ取りながら、調に優しく、意地悪く、囁いた。シェム・ハとの最終決戦時に纏っていたバーニングモードギアであれば、廃棄躯体の歪な身体をユグドラシル崩壊時の余波で放たれたフォニックゲインと調からの想い出で繋げているに過ぎない劣化したオートスコアラーなど、敵ではないだろう。だが、想い出の供給と共にチャームして、徐々に徐々に調はガリィに逆らえない身体に変えられていった。小さな身体を弄び、段々とこの幼い歌姫を自分のものにしたいというガリィの野望は完遂に近づいていったのだった。
 「意地悪……」
 本能では、このチフォージュシャトーで彼女の相棒であるミカ・ジャウカーンと共に虐められ、辱められてきた記憶が蘇り、この性悪なお人形さんを拒絶しているハズなのに、調は頬を染めて、ギアインナー姿のままで手をもじもじさせる。小さな女の子の恥じらう姿はいつ見ても良いものだとガリィはケケッと笑った。
 「ではでは…」

 ガリィの腰の大きなリボンがシュルシュルッと解け、白いシーツに落ちる。トゥシューズを思わせるヒールも脱ぎ捨てられ、暗い蒼のドレスもくるんくるんっと踊る様に脱いで、埃の積もった床に放り投げる。月明かりの中で晒されるガリィの裸身は「作り物」と知りながらも調を魅了する。蝋の様な眩しい白さの肌、人間の少女の愛らしさを残したフォルム、恥丘も丸みを帯び、小振りだが、人間の少女と同じく、胸元も膨らんでいる。球体関節で繋がれた四肢で抱き締められると想像しただけで、胸が高鳴り、よく見るとお臍のラインも綺麗である。チャームされ、想い出と共に頭の中も弄られているのも、逃げられずにいる要因なのだろうが、性悪なお人形さんからは考えられない愛くるしさにもコロッと魅了されるのも大きい。
 「ガリィ♥ドキドキしてるよ?」
 調の小さな手をガリィは自らの白い膨らみの上に重ねる。心音など、聞こえないハズなのだが、調は少女の姿をしたお人形さんの息遣いを感じた気がした…
 「調ちゃんだって♥」
 ガリィは調の小振りな乳房に手を添える。トクトクンッと小さいが命の息遣いを感じる心音、おっぱいを揉んだり、サラサラの髪が触れ、耳を立てられ、「擽ったい♥」と笑う。いつものクールさが嘘の様だと、ガリィは微笑む。そして、小振りな乳房を揉む手が卑しい手つきになり、円を描く様に弄ぶ。もう片方のおっぱいもチュッと口づけてから、ねっとりと唾液を塗りつけるかの様に舐っていく。
 「小さい女の子のおっぱい……舐めて……楽しいの?」
 「調ちゃんだから良いの♥」
 ガリィの殺し文句に顔をまっ赤にする調だが、恥ずかしがる間もなく、おっぱいを揉まれて、舐め回され、可愛い声を上げさせられ、身体中から汗が噴き出てくる。火照った肌に黒髪が貼り付き、あそこがジュクジュク濡れている事はギアインナー越しからも分かる。それを見透かした様にガリィの白く細い指が調の恥丘を撫で上げていった。
 「良いよね♥」
 ガリィの問いに調は恥ずかしそうに俯く。
 (もう少し、解した方が良いな♥)
 ガリィは調のお臍や薄いお腹を舐め、肉のついた恥丘を味わいながら、湿った女陰へと辿り着く。
 「いっただきまあぁーす♥♥」
 「いやぁああ♥♥」
 ガリィは調の未発達の女陰にチューッとキスをする。チャームされた調もこれは堪らないとばかりに涙をツッと流す。それすらも甘美だと言わんばかりにガリィは調の股間を味わい尽くす。ギアインナーに包まれてない白くムチッと肉のついた腿に歯型をつけ、出血したところもペロペロと舐め、仕上げとばかりに両足を開かせる。
 「まずは第1ラウンド♥♥」
 ガリィの性器のない白く綺麗な女陰が調のギアインナーに包まれた女陰と口づける。
 「ああぁぁあ♥♥それいぃぃぃい♥♥♥」
 寝台がギシギシ軋み、少女達の甘い声が漏れる。調は何度やっても、この貝合わせという行為に慣れる事はなかった。女の子同士で股間と股間を合わせる背徳的な行為、相手はオートスコアラー、性器などないハズなのに、全身が熱くなり、心音はバクバクと大きくなり、脳味噌もドロドロ融けていく。
 「調ちゃんぃぃぃぃぃいい♥♥」
 ガリィの白い人工の肌が調の色に染められてゆく様だ。身体中が調の火照った肌の体温を吸って、温かくなり、汗が入り混じった蜜の匂いが充満しても、腰を振り続けた。パンパンッと調の肉がぶつかる音が木霊する室内でガリィは果てた。調の胎内から吐き出された熱い熱い濁り切った炎を浴びて…

2 / 4
3 / 4

 「調ちゃん……そろそろ良いよね♥」
 胎内が疼き、心臓がまだドクドクッと激しく脈打ち、股間がドロドロと汚れた調にガリィは圧し掛かり、そして、クッとギアインナーを剥く。白い女陰が涎みたいにドロドロと蜜を吐き出し、雌の匂いと呼ばれる臭気を吐き続けている。そして、その熱い泥濘の中、体内の奥深くにそれはあった。

 処女

 そう言えば、分かるだろうか。ガリィに犯され続けても、絶対に譲れないもの、ギアインナーで守られた女性のたった一度の…その時の為にあるもの……貞操というべきか。
 久しぶりのチフォージュシャトーでの行為で指3本挿入して、破ろうとしたが、拒絶されたそれを頭の中が蕩け、歌と想い出とで繋がった今だからこそ、ガリィは奪おうとしていたのだ。
 「ガリィちゃんが責任もってもらってあげるからね♥」
 先程の行為と頭の中が蕩けた調も潤ませた瞳で「うん」と小さく頷いた。戦いが終わるまでお預けだと切歌にも言っていたというのに、今の調にガリィを拒む力はない……
 そして……
 「やぁあああ!!!いだぁああぁぁああああぃぃぃぃぃいいい!!!!!!!」
 戦いの時のそれとは違う初めて感じる痛み。体内を抉られ、破られる激痛と熱さが股間を走り、お腹の中が痛むのと同時に心臓が高鳴り、子宮が疼く。今までにない程に大きな声で鳴き続ける…
 「調ちゃんの処女もーっらい♥♥」
 戦いでも、泣き言一つ言わない少女、ガリィとミカに凌辱され、暴力で脅され、虐められても、鋭い眼光が衰える事はなかった。だが、泣き腫らした調の瞳からはあの紅く、強い光は消えて、年相応の心を折られ、純潔を蹂躙された少女の痛ましさしかなく、これまでない程に乱れ、苦痛に喘ぐ。ガリィも指に纏わりつく処女膜の感触、ギューギューッと締め付ける調の肉の感触、それがさらに自身をを締めつけるのを感じ、身震いする。指に絡まる血と粘性のある肉の塊とも襞とも言えないそれが心臓に絡まり、身体の内側から芯から侵していく様な錯覚に陥り、性悪なお人形さんは好きな子の前でアヘ顔を晒すのだった。
 「切ちゃん…ごめんね……」
 調はザババの片割れにして、獄鎌・イガリマを纏う少女を想う。自分よりも強い心を持ち、ノイズを切り裂く翠の閃光と優しく、無邪気な笑顔、最愛のパートナーにして、恋人である暁切歌を…。本当は幼い頃から、ずっと傍にいてくれた少女と共にロストバージンしたかった、もっともっと、早くに想いを伝えていれば……
 「ダメでしょ?他の女の事を考えちゃ!ガリィちゃんに処女あげたんだから♥」
 蜜でお尻の穴までグジョグジョになった局部と声を殺し、涙を流す調の顔を凝視する。破瓜の血を流す女陰に差し込んだググッとめり込ませる。
 「ああっ!!あっ!
あぅぅ………!!!!!
 大好きな切歌への懺悔の想い、破瓜の痛みと内臓を抉り出さるかの様な苦しみに耐えられなくなり、小さな子供の様に泣き出す事もできず、それでいて、ガリィのチャームと歪んだ甘美な感覚に侵されていき、壊されていく事を心身共に感じたかの様に調は泣き出した。声を殺して、涙を流す少女、戦いが終わり、愛する少女と幸せになれた未来を奪われた絶望で狂う姿にガリィはゾクゾクする。
 「切ちゃんに顔向けできないよね?大嫌いなガリィちゃんとロストバージン♥」
 ガリィに意地悪な事を言われても、反論もできず、身を捩らせるも、ガッチリホールドされた調は逃れる事もできず、ましてや頭が弄られ、処女を奪われた痛みで身も心も壊れ、足腰立たない小さな女の子が廃棄躯体からの復活とは言え、オートスコアラーに敵う訳はないのだから。
 「大丈夫♥もーっとエッチすれば、切ちゃんの事なんて忘れちゃうから♥」
 「
やああぁああ!!!!
 決して、言われたくない言葉が抵抗しているつもりだが、調の四肢は恋人の温もりを求めるかの様にガリィの細い身体に絡みつかせる。ギューッと抱きつき、ガリィにお腹の中を弄られる痛みが甘美な苦痛へと変わる。だいしゅきホールドの姿勢のままで腰を振り、ガリィも火照った調の肌の熱さと段々と甘えて、可愛げのある喘ぎに変わりつつある声に酔い、少女とお人形さんは血と快楽と嗜虐心に塗れた交わりに溺れてゆく……
 「ガリィィィィィイ♥♥♥♥♥♥」
 「しらべぇぇええええ♥♥♥♥♥♥♥」
 調は破瓜の痛みに耐えながら、二度目の絶頂を迎え、ガリィの蝋の様に白い肌を身体から流れ出たばかりの鮮血とドロドロの蜜で染め上げ、ガリィも発情した猛犬の様に牙を剥き、嬉しそうに喘ぎ声を発しながら、腰を振り続けるのだった…

3 / 4
4 / 4

 お腹を抉られ、処女を本来は憎むべきお人形さんに捧げた悲哀、破瓜の痛みがまだ癒えず、涙を零し、調は息苦しそうに宙を舞う蛍に目をやる。破瓜の血で穢れたギアインナーの陰部とスーツが先程までの性交の浅ましさと激しさを物語っている。
 「まだ信じられない♥…調ちゃんの処女……ガリィちゃんが♥」
 ガリィはキスするついでに調の紅い瞳の端から零れる涙を舐め取り、ほんのりと染まった調の柔らかいほっぺに頬擦りする。汗ばんで、涙で濡れたほっぺが人工の白い肌が触れ合い、ガリィはウフフッと嬉しそうな声を上げる。
 「あぁ……っ♥…」
 七つの旋律を奏でた歌姫が既に朽ちた監獄に囚われ、ユグドラシルを崩壊させ、シェム・ハの支配から人の世を救った少女を壊し、弱々しく、喘ぐだけの可愛いその歌声を独り占めできる嬉しさにガリィは酔う。蚊が鳴く様な声で抗おうとするも、調はガリィの球体関節人形の身体を再び、受け入れ、頬擦りに飽きたガリィが子猫の毛繕いをする様に優しく、舌で撫で上げ、唇を舐られたかと思うとまたもディープキスされる…
 「うぐぅ…っ♥」
 苦痛に歪みながらもその声はガリィを受け入れ、歓喜に震えているのが分かる。調は心中で「ごめんね」と誰よりも大好きな少女に謝りながら、舌をクチュクチュと絡ませ、ガリィの作り物の肌に触れる。
 (来年もそのまた、来年もこの子と見れると良いな…)
 ガリィは砂埃で汚れる床やズタボロになった絨毯に落ちている小さな小さな亡骸に目をやった。もう発光していないもの、まだ光を放っているものと様々だが、それは紛れもなく、命の灯を燃やし尽くした蛍だった。命ある者は何れは滅びる時が来るのだ。腕の中で震えるガリィだけの歌姫と言えども例外ではない。ましてや調は無理矢理に出来の悪いリンカーを未熟な身体に流し込まれ、戦い続けてきた。完成したリンカーでバックファイアこそ軽減できたものの、その肉体はボロボロでリンカーにすっかり蝕まれている。そう長くは生きられないだろうと高を括っていた。SONGに残ったエルフナインであれば、恐らくとは思ったのだが、どの道、ガリィは調を切歌達に返してやる気はない。
 (ガリィちゃん、神様も奇跡も信じないもん…。ガリィちゃんの大好きなマスターだけじゃなくって、この子まで…)
 ガリィの脳裏に浮かぶ魔女の様な井出達の小さな錬金術師。ブロンドの髪の奥から見えた憎悪に燃える翡翠の様な瞳、調から奪ったユグドラシルを瓦解された時に映った主はどことなく、嬉しそうだった。それもただの思い過ごしだと、性悪なお人形さんは苦笑いをする。右手から発した冷気が渦になり、それが形作り、氷となり、球体関節で繋がれた腕を覆い、ブンッと振るうとボロボロのギアインナーだけになったシュルシャガナも綺麗に払われ、調の露わな姿が晒される。
 「痛い?」
 ガリィは血の流れる女陰を無心に舐る。蜜と血液の鉄臭い味が入り混じり、ガリィの回路を乱していく。
 「あぅっ…あっ…!」
 執拗に執拗に女陰も破瓜の血も味わい尽くし、恍惚としたガリィは調が快楽と痛みの中で堕ちるまで、日が昇り始めるまで、淫乱な宴を続けたという…


 魔法少女事変の決戦の舞台となったワールドデストラクターにして、奇跡の殺戮者の巨大な墓標と化したチフォージュシャトーで二人の少女が愛し合っているという噂は今も実しやかに囁かれているという……
4 / 4
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kissと処女と蛍草

キーワードタグ 戦姫絶唱シンフォギア  月読調  ガリィ・トゥーマーン  百合  人間×人外  ロストバージン  R18 
作品の説明 去年、投稿したガリィ×調ちゃん小説「傷ついた少女と壊れたお人形さん」の続編です。ガリィと百合エッチした末に調ちゃんがロストバージンしちゃいます!

5月23日はキスの日らしいのでキスからエッチするだけのお話にするつもりがついつい書き過ぎちゃいました。
kissと処女と蛍草
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 七つの旋律が世界に響き渡り、バラルの呪詛から逃れたシェム・ハとの戦いに終止符が打たれたあの日、ユグドラシルの崩壊に巻き込まれたハズの歌姫はかつて、敵対していたお人形さんの手で再び、チフォージュシャトーに囚われていた……
 
 主を失い、廃墟と化したチフォージュシャトーや荒廃した大地を白く染めていた雪も融け始め、次第に季節は移り変わっていくのだろう。それを待っていたかの様に朽ちたチフォージュシャトーを蛍が舞う。亀裂が走り、崩れ落ちた外壁に植えられたホタルブクロからも水滴が零れ落ちる様に蛍の光が溢れる。錬金術で品種改良されただけあり、従来のホタルブクロの花よりも大きく、それはまるで天然のランプやカンテラの様だ。薄ぼんやりとした灯と暗い城内を飛び交う季節外れの小さな蛍の光の中で二人の少女がその小さな身体を絡ませ合う…

2Q==
 「調ちゃん……好きぃ♥」
 暗い蒼のドレスを纏った小柄な少女が調と呼んだ長い黒髪を靡かせた肌の白い少女にそっと口づける。人間の少女の様に愛らしい顔立ちだが、調の舌を絡め取るお口の中には、鋸の様なギザギザの歯が生え揃い、大きな青い瞳はガラスの様に透き通り、邪悪な肉慾を宿し、無垢な子供を喰らう逢魔が時の妖を思わせる。蝋の様にまっ白い肌と四肢を繋ぐ球体関節が彼女が人非ざる者である事を示している。
 (ガリィちゃんが幸せにしてあげる♥)
 このチフォージュシャトーの主だった奇跡の殺戮者と恐れられたキャロル・マールス・ディーンハイムという錬金術師が作りし人形、オートスコアラーの1機、ガリィ・トゥーマーンは腕の中にスッポリ収まる程に小さく、華奢な少女を愛おしむ。舌を絡め、歯茎を撫でていき、幼さの残る少女の息遣いで血の通わない機械仕掛けの身体が疼くのを感じ、回路がビリビリと痺れていく。
 「
ガリィ……」
 ガリィの口づけから解放され、調は恍惚とした表情で性悪なお人形さんを見つめる。幼さこそ残るものの、小振りだが、おっぱいも膨らみ、程好く、肉もついて、ふくよかな華奢な肉体。小さな身体を包むギアインナーにもお臍の穴や恥丘やボディのラインもクッキリと見え、ガリィの白く、細い腕にも、温もりが伝わってくる。
 「今夜こそ良いよね……♥」
 メカメカしいヘッドフォンという形容するに相応しい紅のヘッドギア越しにガリィは優しく、囁く。適合者と呼ばれる少女と女性だけが纏える身に纏う結界とも言うべき、シンフォギアの一つ、ザババの片割れである紅刃シュルシャガナで守られているにも、拘らず、黒髪の少女、月読調の身体が小さく震える。そんな調の腰やお腹の辺りを妖しい手つきで撫で、おっぱいも揉み揉みする。これはガリィの「したい♥」の合図、そして、どうしても調が譲れないという想いを蹂躙したいという意思の表れ…
 「この子達も祝福してくれてるよ♥」
 嫌々と首を横に振る調の気持ちなんて、お構いなしという感じでガリィは笑う。ガリィの言葉を裏付ける様にフワッと蛍が舞い、ホタルブクロの咲き乱れる暗く、シンと静まり返った城内を彩ってゆく。調に蛍を見せてあげた想い出が忘れられず、品種改良したホタルブクロの中で人工的に眠らせていたのだ。あの中には、ガリィに同調するものがいたとしても、おかしくはないが、純粋に解き放たれて、嬉しかったのだと調は思う事にした。
 「いい加減で素直になりなよ♥」
 ガリィは調と肢体を絡ませ、その小さな唇を塞ぐ。ガリィの回路にユグドラシルが崩壊した日の想い出が流れ込む。奇跡の様な旋律とも言うべき、歌が血の通わないお人形さんの心を満たし、眩い金色の光の中でキャロルが父親と共に微笑んでいるのが見えた。調のFISに囚われた頃の想い出の中でしか、見た事がないセレナや調達を最期まで思ってくれたなスターシャ教授の姿もあった。彼女らの姿を前にした調の温かい涙を流したそんな感情すらも流れ込んでくる。全部、消費しない様に調の中にも少しだけその想い出を返してやる…
 「温かい……」
 「ガリィちゃんもだよ…♥」
 想い出と歌を通し、調とガリィの心は繋がろうとしていた。女の子同士である以上、身体は一つに繋がれないというもどかしさ…
 そんなモヤモヤを晴らす為に調は女性が一度しか経験できない事、守るべきもの、それを仮初の命が宿った存在でしかないお人形さんは求めていた。

 咲き乱れるホタルブクロと闇夜に舞う蛍、そして、この世界の象徴になりつつある欠けた月に祝福されるかの様にメカ少女とお人形さんの交わりは始まる…

1 / 4
2 / 4

 欠けた月の柔らかい光が薄汚れた寝台を照らし、ギアインナーやメカのパーツでは隠し切れない調の地肌が眩しく光り、ガリィの網膜のないハズの蒼き瞳に焼きつけられる。
 「
調ちゃん……綺麗♥
 調も恥ずかし気にこくんっと頷く。
 「逃げちゃっても良いんだよ?」

 ガリィはメカのパーツを剥ぎ取りながら、調に優しく、意地悪く、囁いた。シェム・ハとの最終決戦時に纏っていたバーニングモードギアであれば、廃棄躯体の歪な身体をユグドラシル崩壊時の余波で放たれたフォニックゲインと調からの想い出で繋げているに過ぎない劣化したオートスコアラーなど、敵ではないだろう。だが、想い出の供給と共にチャームして、徐々に徐々に調はガリィに逆らえない身体に変えられていった。小さな身体を弄び、段々とこの幼い歌姫を自分のものにしたいというガリィの野望は完遂に近づいていったのだった。
 「意地悪……」
 本能では、このチフォージュシャトーで彼女の相棒であるミカ・ジャウカーンと共に虐められ、辱められてきた記憶が蘇り、この性悪なお人形さんを拒絶しているハズなのに、調は頬を染めて、ギアインナー姿のままで手をもじもじさせる。小さな女の子の恥じらう姿はいつ見ても良いものだとガリィはケケッと笑った。
 「ではでは…」

 ガリィの腰の大きなリボンがシュルシュルッと解け、白いシーツに落ちる。トゥシューズを思わせるヒールも脱ぎ捨てられ、暗い蒼のドレスもくるんくるんっと踊る様に脱いで、埃の積もった床に放り投げる。月明かりの中で晒されるガリィの裸身は「作り物」と知りながらも調を魅了する。蝋の様な眩しい白さの肌、人間の少女の愛らしさを残したフォルム、恥丘も丸みを帯び、小振りだが、人間の少女と同じく、胸元も膨らんでいる。球体関節で繋がれた四肢で抱き締められると想像しただけで、胸が高鳴り、よく見るとお臍のラインも綺麗である。チャームされ、想い出と共に頭の中も弄られているのも、逃げられずにいる要因なのだろうが、性悪なお人形さんからは考えられない愛くるしさにもコロッと魅了されるのも大きい。
 「ガリィ♥ドキドキしてるよ?」
 調の小さな手をガリィは自らの白い膨らみの上に重ねる。心音など、聞こえないハズなのだが、調は少女の姿をしたお人形さんの息遣いを感じた気がした…
 「調ちゃんだって♥」
 ガリィは調の小振りな乳房に手を添える。トクトクンッと小さいが命の息遣いを感じる心音、おっぱいを揉んだり、サラサラの髪が触れ、耳を立てられ、「擽ったい♥」と笑う。いつものクールさが嘘の様だと、ガリィは微笑む。そして、小振りな乳房を揉む手が卑しい手つきになり、円を描く様に弄ぶ。もう片方のおっぱいもチュッと口づけてから、ねっとりと唾液を塗りつけるかの様に舐っていく。
 「小さい女の子のおっぱい……舐めて……楽しいの?」
 「調ちゃんだから良いの♥」
 ガリィの殺し文句に顔をまっ赤にする調だが、恥ずかしがる間もなく、おっぱいを揉まれて、舐め回され、可愛い声を上げさせられ、身体中から汗が噴き出てくる。火照った肌に黒髪が貼り付き、あそこがジュクジュク濡れている事はギアインナー越しからも分かる。それを見透かした様にガリィの白く細い指が調の恥丘を撫で上げていった。
 「良いよね♥」
 ガリィの問いに調は恥ずかしそうに俯く。
 (もう少し、解した方が良いな♥)
 ガリィは調のお臍や薄いお腹を舐め、肉のついた恥丘を味わいながら、湿った女陰へと辿り着く。
 「いっただきまあぁーす♥♥」
 「いやぁああ♥♥」
 ガリィは調の未発達の女陰にチューッとキスをする。チャームされた調もこれは堪らないとばかりに涙をツッと流す。それすらも甘美だと言わんばかりにガリィは調の股間を味わい尽くす。ギアインナーに包まれてない白くムチッと肉のついた腿に歯型をつけ、出血したところもペロペロと舐め、仕上げとばかりに両足を開かせる。
 「まずは第1ラウンド♥♥」
 ガリィの性器のない白く綺麗な女陰が調のギアインナーに包まれた女陰と口づける。
 「ああぁぁあ♥♥それいぃぃぃい♥♥♥」
 寝台がギシギシ軋み、少女達の甘い声が漏れる。調は何度やっても、この貝合わせという行為に慣れる事はなかった。女の子同士で股間と股間を合わせる背徳的な行為、相手はオートスコアラー、性器などないハズなのに、全身が熱くなり、心音はバクバクと大きくなり、脳味噌もドロドロ融けていく。
 「調ちゃんぃぃぃぃぃいい♥♥」
 ガリィの白い人工の肌が調の色に染められてゆく様だ。身体中が調の火照った肌の体温を吸って、温かくなり、汗が入り混じった蜜の匂いが充満しても、腰を振り続けた。パンパンッと調の肉がぶつかる音が木霊する室内でガリィは果てた。調の胎内から吐き出された熱い熱い濁り切った炎を浴びて…

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 「調ちゃん……そろそろ良いよね♥」
 胎内が疼き、心臓がまだドクドクッと激しく脈打ち、股間がドロドロと汚れた調にガリィは圧し掛かり、そして、クッとギアインナーを剥く。白い女陰が涎みたいにドロドロと蜜を吐き出し、雌の匂いと呼ばれる臭気を吐き続けている。そして、その熱い泥濘の中、体内の奥深くにそれはあった。

 処女

 そう言えば、分かるだろうか。ガリィに犯され続けても、絶対に譲れないもの、ギアインナーで守られた女性のたった一度の…その時の為にあるもの……貞操というべきか。
 久しぶりのチフォージュシャトーでの行為で指3本挿入して、破ろうとしたが、拒絶されたそれを頭の中が蕩け、歌と想い出とで繋がった今だからこそ、ガリィは奪おうとしていたのだ。
 「ガリィちゃんが責任もってもらってあげるからね♥」
 先程の行為と頭の中が蕩けた調も潤ませた瞳で「うん」と小さく頷いた。戦いが終わるまでお預けだと切歌にも言っていたというのに、今の調にガリィを拒む力はない……
 そして……
 「やぁあああ!!!いだぁああぁぁああああぃぃぃぃぃいいい!!!!!!!」
 戦いの時のそれとは違う初めて感じる痛み。体内を抉られ、破られる激痛と熱さが股間を走り、お腹の中が痛むのと同時に心臓が高鳴り、子宮が疼く。今までにない程に大きな声で鳴き続ける…
 「調ちゃんの処女もーっらい♥♥」
 戦いでも、泣き言一つ言わない少女、ガリィとミカに凌辱され、暴力で脅され、虐められても、鋭い眼光が衰える事はなかった。だが、泣き腫らした調の瞳からはあの紅く、強い光は消えて、年相応の心を折られ、純潔を蹂躙された少女の痛ましさしかなく、これまでない程に乱れ、苦痛に喘ぐ。ガリィも指に纏わりつく処女膜の感触、ギューギューッと締め付ける調の肉の感触、それがさらに自身をを締めつけるのを感じ、身震いする。指に絡まる血と粘性のある肉の塊とも襞とも言えないそれが心臓に絡まり、身体の内側から芯から侵していく様な錯覚に陥り、性悪なお人形さんは好きな子の前でアヘ顔を晒すのだった。
 「切ちゃん…ごめんね……」
 調はザババの片割れにして、獄鎌・イガリマを纏う少女を想う。自分よりも強い心を持ち、ノイズを切り裂く翠の閃光と優しく、無邪気な笑顔、最愛のパートナーにして、恋人である暁切歌を…。本当は幼い頃から、ずっと傍にいてくれた少女と共にロストバージンしたかった、もっともっと、早くに想いを伝えていれば……
 「ダメでしょ?他の女の事を考えちゃ!ガリィちゃんに処女あげたんだから♥」
 蜜でお尻の穴までグジョグジョになった局部と声を殺し、涙を流す調の顔を凝視する。破瓜の血を流す女陰に差し込んだググッとめり込ませる。
 「ああっ!!あっ!
あぅぅ………!!!!!
 大好きな切歌への懺悔の想い、破瓜の痛みと内臓を抉り出さるかの様な苦しみに耐えられなくなり、小さな子供の様に泣き出す事もできず、それでいて、ガリィのチャームと歪んだ甘美な感覚に侵されていき、壊されていく事を心身共に感じたかの様に調は泣き出した。声を殺して、涙を流す少女、戦いが終わり、愛する少女と幸せになれた未来を奪われた絶望で狂う姿にガリィはゾクゾクする。
 「切ちゃんに顔向けできないよね?大嫌いなガリィちゃんとロストバージン♥」
 ガリィに意地悪な事を言われても、反論もできず、身を捩らせるも、ガッチリホールドされた調は逃れる事もできず、ましてや頭が弄られ、処女を奪われた痛みで身も心も壊れ、足腰立たない小さな女の子が廃棄躯体からの復活とは言え、オートスコアラーに敵う訳はないのだから。
 「大丈夫♥もーっとエッチすれば、切ちゃんの事なんて忘れちゃうから♥」
 「
やああぁああ!!!!
 決して、言われたくない言葉が抵抗しているつもりだが、調の四肢は恋人の温もりを求めるかの様にガリィの細い身体に絡みつかせる。ギューッと抱きつき、ガリィにお腹の中を弄られる痛みが甘美な苦痛へと変わる。だいしゅきホールドの姿勢のままで腰を振り、ガリィも火照った調の肌の熱さと段々と甘えて、可愛げのある喘ぎに変わりつつある声に酔い、少女とお人形さんは血と快楽と嗜虐心に塗れた交わりに溺れてゆく……
 「ガリィィィィィイ♥♥♥♥♥♥」
 「しらべぇぇええええ♥♥♥♥♥♥♥」
 調は破瓜の痛みに耐えながら、二度目の絶頂を迎え、ガリィの蝋の様に白い肌を身体から流れ出たばかりの鮮血とドロドロの蜜で染め上げ、ガリィも発情した猛犬の様に牙を剥き、嬉しそうに喘ぎ声を発しながら、腰を振り続けるのだった…

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 お腹を抉られ、処女を本来は憎むべきお人形さんに捧げた悲哀、破瓜の痛みがまだ癒えず、涙を零し、調は息苦しそうに宙を舞う蛍に目をやる。破瓜の血で穢れたギアインナーの陰部とスーツが先程までの性交の浅ましさと激しさを物語っている。
 「まだ信じられない♥…調ちゃんの処女……ガリィちゃんが♥」
 ガリィはキスするついでに調の紅い瞳の端から零れる涙を舐め取り、ほんのりと染まった調の柔らかいほっぺに頬擦りする。汗ばんで、涙で濡れたほっぺが人工の白い肌が触れ合い、ガリィはウフフッと嬉しそうな声を上げる。
 「あぁ……っ♥…」
 七つの旋律を奏でた歌姫が既に朽ちた監獄に囚われ、ユグドラシルを崩壊させ、シェム・ハの支配から人の世を救った少女を壊し、弱々しく、喘ぐだけの可愛いその歌声を独り占めできる嬉しさにガリィは酔う。蚊が鳴く様な声で抗おうとするも、調はガリィの球体関節人形の身体を再び、受け入れ、頬擦りに飽きたガリィが子猫の毛繕いをする様に優しく、舌で撫で上げ、唇を舐られたかと思うとまたもディープキスされる…
 「うぐぅ…っ♥」
 苦痛に歪みながらもその声はガリィを受け入れ、歓喜に震えているのが分かる。調は心中で「ごめんね」と誰よりも大好きな少女に謝りながら、舌をクチュクチュと絡ませ、ガリィの作り物の肌に触れる。
 (来年もそのまた、来年もこの子と見れると良いな…)
 ガリィは砂埃で汚れる床やズタボロになった絨毯に落ちている小さな小さな亡骸に目をやった。もう発光していないもの、まだ光を放っているものと様々だが、それは紛れもなく、命の灯を燃やし尽くした蛍だった。命ある者は何れは滅びる時が来るのだ。腕の中で震えるガリィだけの歌姫と言えども例外ではない。ましてや調は無理矢理に出来の悪いリンカーを未熟な身体に流し込まれ、戦い続けてきた。完成したリンカーでバックファイアこそ軽減できたものの、その肉体はボロボロでリンカーにすっかり蝕まれている。そう長くは生きられないだろうと高を括っていた。SONGに残ったエルフナインであれば、恐らくとは思ったのだが、どの道、ガリィは調を切歌達に返してやる気はない。
 (ガリィちゃん、神様も奇跡も信じないもん…。ガリィちゃんの大好きなマスターだけじゃなくって、この子まで…)
 ガリィの脳裏に浮かぶ魔女の様な井出達の小さな錬金術師。ブロンドの髪の奥から見えた憎悪に燃える翡翠の様な瞳、調から奪ったユグドラシルを瓦解された時に映った主はどことなく、嬉しそうだった。それもただの思い過ごしだと、性悪なお人形さんは苦笑いをする。右手から発した冷気が渦になり、それが形作り、氷となり、球体関節で繋がれた腕を覆い、ブンッと振るうとボロボロのギアインナーだけになったシュルシャガナも綺麗に払われ、調の露わな姿が晒される。
 「痛い?」
 ガリィは血の流れる女陰を無心に舐る。蜜と血液の鉄臭い味が入り混じり、ガリィの回路を乱していく。
 「あぅっ…あっ…!」
 執拗に執拗に女陰も破瓜の血も味わい尽くし、恍惚としたガリィは調が快楽と痛みの中で堕ちるまで、日が昇り始めるまで、淫乱な宴を続けたという…


 魔法少女事変の決戦の舞台となったワールドデストラクターにして、奇跡の殺戮者の巨大な墓標と化したチフォージュシャトーで二人の少女が愛し合っているという噂は今も実しやかに囁かれているという……
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