エディ

2012年に『Another』の見崎鳴×藤岡未咲の百合イラストを投稿してから、現在に至ります。

『戦姫絶唱シンフォギア』の百合同人誌も描いています。
ガリィ×月読調ちゃんのR-18ネタを中心に活動中。ミラアルクのガチ百合エッチ本も描きたいと思う今日この頃です。
シンフォギアカップリングはエルザ×月読調、立花響×月読調、ミラアルク×シンフォギア装者、安藤創世×寺島詩織、マイナーなカップリングばかり、推していますが、メジャーな暁切歌×月読調も大好きです!

そんな訳でよろしくお願いします。


◆好きなカップリング◆

■ Another
見崎鳴×藤岡未咲
金木杏子×松井亜紀
赤沢泉美×見崎鳴
赤沢泉美×杉浦多佳子

■ 戦姫絶唱シンフォギア
ガリィ×月読調
キャロル×月読調
暁切歌×月読調
立花響×月読調
エルザ×月読調
安藤創世×寺島詩織
ガリィ×ミカ
ファラ×ガリィ
ミラアルク×シンフォギア装者
キャロル×立花響
小日向未来×エルフナイン
シェム・ハ×小日向未来
シェム・ハ×立花響

■ サガ・スカーレットグレイス
ネエちゃん×ウルピナ
マリオン×ウルピナ
ウルピナ×ユリア
マリオン×パトリシア
クローバー×マリオン

■ ロマンシング・サガ/ミンサガ
シフ×アイシャ

■ ロマンシング・サガ2
緋色の女帝×キャット(シティシーフ)
緋色の女帝×ユキノ(忍者)

■ ロマンシング・サガ3
エレン×サラ

■ サガ・フロンティア
アセルス×白薔薇姫
アセルス×アニー
ライザ×アニー

■ サガ・フロンティア2
プルミエール×ジニー
ヌヴィエム×プルミエール

■ サガ2秘宝伝説(リメイク含む)
人間女×エスパーガール
エスパーガール×エスパーガール
人間女×人間女

■ 刀使ノ巫女
​衛藤可奈美×十条姫和
柳瀬舞衣×糸見沙耶香
古波蔵エレン×益子薫
獅童真希×此花寿々花
折神紫×燕結芽
衛藤可奈美×燕結芽
折神紫×十条姫和
衛藤可奈美×安桜美炎
十条篝×十条姫和
​岩倉早苗×十条姫和

■ 転生王女と天才令嬢の魔法革命
ユフィリア×アニス
ティルティ×アニス
アニス×イリア
レイニ×イリヤ
レイニ×ユフィリア

■ 私の推しは悪役令嬢。
レイ×クレア
ロレッタ×ピピ

■ ひきこまり吸血姫の悶々
ヴィル×コマリ
カレン陛下×コマリ
サクナ×コマリ
ミリセント×コマリ

投稿日:2024年05月18日 01:44    文字数:24,397

黒薔薇はガチ百合皇帝の愛♥

ステキ数は非公開です
コメントを送りました
ステキ!を送りました
ステキ!を取り消しました
ブックマークに登録しました
ブックマークから削除しました
コメントはあなたと作品投稿者のみに名前と内容が表示されます
カレン陛下がユーリン様と百合エッチしていた事が忘れられずにコマリ様を誘拐して、ユーリン様の代わりに可愛がるお話です。コマリ様とカレン陛下が女の子や大人のお姉さん達に輪姦されちゃう話やカレン陛下×ユーリン様の百合エッチもあります!
「ローズフェスティバル2024」という事で「黒薔薇」の花言葉をイメージしたお話になっています。カレン陛下のドレスの薔薇の飾りにもあやかって…
1 / 7

 2月18日は名門貴族ガンデスブラッド家の令嬢にして、ムルナイト帝国軍第七部隊を率いる七紅天大将軍、テラコマリ・ガンデスブラッドの誕生日。

 第七部隊は勿論の事、各国のコマリストから盛大なお祝いをされ、同じく、七紅天に就任したサクナ・メモワールに等身大サクナ人形をプレゼントされて、背筋に冷たいものが走ったり、「月桃姫」の異名を持つアルカ共和国大統領兼八英将のネリア・カニンガムに「今日こそ、私のしもべになりなさい♥」と略奪婚されそうになり、些か、ナーバスになりながらも側近である変態メイドさんの手料理をお腹いっぱい、食べた後「今宵の伽をお申しつけ下さい♥」とすっぽんぽんで迫る変態メイドさんを撃退しつつ、何とか、小さな大将軍は床に就いたのだった…

 「相変わらず、可愛い寝顔だ♥」
 コマリの寝室にいつの間にか、忍び込んできた長身の女性。柔らかい月の光に照らされるくすんだブロンドのロングヘアー、薔薇の飾りをあしらった紅いドレス、人をくった様なそんな印象さえあるが、どことなく、威厳と気品さも感じられる声が彼女が高貴な者である事を雄弁に物語っている…
 「こうして、君の寝顔を見るのは、七紅天の契約をして以来だな♥」
 コマリを七紅天にする契約を交わしたムルナイト帝国の皇帝にして、ガチ百合吸血姫カレン・エルヴェシアスの紫水晶を思わせる瞳が揺らめき、大きなサメのぬいぐるみに抱きついて、寝息を立てる小さな少女を映す。かつては恋仲だった女性、七紅天の一人だったユーリンの面影のある少女の金色に煌めく、長く、柔らかい髪を梳いては逃がしを繰り返す…
 「ユーリンによく似てる…」
 自分と恋仲だった愛しい女性、そして、自分のものにできなかった女性が男性と交わった何よりの証でもある。そんなカレンの複雑な胸の内を表す様にその紅いドレスには、暗い紫にも見える黒薔薇があしらわれていた。真正の女性同性愛者にして、プレイガールとしても有名な彼女だが、黒々とした薔薇はコマリの母親であるユーリンへの想いが秘められていた…
 「ユーリン…」
 コマリを通して、見つめていた恋人の微笑みが脳裏に浮かび、唇を噛み締め、カレンはギューッと黒薔薇を握る指に力を入れる……

1 / 7
2 / 7

 カレン・エルヴェシアスが七紅天として、他国の将軍を屠る悪魔として、恐れられていた時代…

 その夜も女性同士で恋に落ちた二人の七紅天が甘く、艶かしい喘ぎを上げ、生まれたままの姿で肢体を絡ませ、ベッドでじゃれ合っていた…
 「ユーリン…朕に見せておくれ♥」
 七紅天大将軍の一人、ユーリン。美しい金色の髪を靡かせ、敵を一掃する様は鬼神の如く、それでいて、優雅さを感じられる佇まいと愁いを帯びた微笑にその心の強さと深い慈愛が見て取れ、正に戦乙女…
 「七紅天とは思えぬ、その可愛くて、卑しいお顔を♥」
 「カレン…!カレン♥」
 ベッドに押し倒され、カレンに抱かれ、戦場ではお日様の光を束ねたみたいな金色に煌めく髪はベッドに絹の様に広がり、切れ長の紅い瞳もウルウルさせ、吸血鬼特有の鋭い牙を覗かせながら、喘ぎ声を上げている痴態はもう戦乙女と呼ばれるユーリンの面影は見られなかった。七紅天ユーリンの可愛くて、恥ずかしい素顔を拝めるのも恋人であり、彼女の手綱を握るカレンだけの特権である…
 「七紅天としても…百合奴隷としても麗しいぞ♥」
 カレンはクックッと喉の奥で笑い、ユーリンに寄り添いながら、意地悪く、囁きかけ、胸元の白くて大きな膨らみを揉み揉みと解し、恥丘を擽りながら、女陰へと手を伸ばし、クレヴァスをクチュクチュと卑猥な蜜と肉が混じり合う音を立てて、責め立ててやる。お腹にはカレンの豊満なおっぱいを押し当てられ、その心地良さに酔う間もなく、小さな女の子みたいに泣きじゃくり、恋人の腕の中で蹂躙され、弄ばれているのだった…
 「私は…貴女の奴隷なんかじゃ…はうぅぅ♥♥」
 ユーリンのおっぱいを揉むカレンの手に力が入る。心臓を握り潰されそうな痛みと圧迫感にユーリンは一際、高い声を上げ、身を捩るとすかさず、カレンの指がグリグリとクレヴァスの奥へと捻じ込まれてゆく…
 「あぁっ♥♥」
 お腹の奥を抉られる痛みがジワジワとその細くも脂の乗った肉体に広がり、ユーリンは口元から飛沫を上げ、紅い瞳が歪み、ツッと頬を涙が伝う。
 「勇ましいな♥エンタメ戦争でも…ベッドでも…朕に勝てぬ痴女の癖に♥」
 蕩け切った顔で一応は反論を試みるも…
 「痴女?それは貴女…カレンでしょ?」
 女の子が大好きな真正の百合で罪のない少女や女性を毒牙に掛け、テロリストの女性は拷問を兼ねた辱めで「改心させた」と称して、可愛い百合ペットに堕としたカレンに喘ぎを上げさせられている事実に口惜しさを感じながらも、逆らえない魅力があり、何よりも彼女に身を委ねていると心地良くて、仕方がない…そして、何よりもそんなガチ百合の悪魔が反抗したところで責めを緩めるハズはなかった。
 「朕をバカにする悪い子にはお仕置きだ♥」
 カレンはユーリンの乳房を揉んでいた手を恋人の細い手首に絡ませ、剥き出しになった乳首に口づける。
 「やぁあぁっ!!」
 揉み解された乳房に生温い蛭が這う様な感触…本来は我が子に母乳を与える為のものを女性に舐られ、頬張られる感覚は何度でも、彼女を虜にする。
 「甘露♥甘露♥」
 果実を味わい尽くす様にチュッと乳首に口づけ、ねっとりと舐り回し、甘噛みして、滲んだ血を優しく吸い取ってから、また舌を這わせ、頬を染めながら、カレンはユーリンのおっぱいを味わう。男性と違い、ゴツゴツしていない女性の肉体をカレンは何度抱いても飽く事無く、触れていない部分はもうない程で特にムッチリと肉のついたもの、幼い少女の丸みを帯びたつるんっとしたのも含め、陰部は特に執拗に責め立てるが、この女性だけの豊満な膨らみもお気に入りなのである。特に乳首に歯を立て、爪を喰い込ませるとどんな女傑も上擦った声を上げる、ゆっくりと舐ってやると惚けた顔で涎を垂らす、これもまた愛おしくて、母乳を吸えずとも、幼い少女の膨らんでいないおっぱいであっても女の子を征服するという肉慾を満たせるのだ。止められるハズがないではないか…
 「ああっ……んんっぅ!!……ああぅん♥」
 お腹の裏側もおっぱいも貪り食われる様な感覚はやがて甘い苦痛へと変わり、自然と喘ぎも甘ったるく、恋人を求めるものになり、ユーリンの心がドロドロに蕩けそうなのが手に取る様に分かるとカレンはチューッとおっぱいをバキュームして、赤い痕を残し、グチュグチュと胎内を目指す様にお腹の中の肉壁を抉ってやるのだった。
 「ひゃぁぁあぁぁああぁあああんん♥♥♥♥♥」
 凛々しい戦乙女が汗を噴き出した肉体を捩らせて、甘ったるい声で鳴き、ドロドロと胎内から溢れる蜜を零しながら、恥も外聞もなく、果ててゆく。カレンの前でだけ見せるメス堕ちする哀れな七紅天…こんな姿、肉体関係を持った後の変態皇帝にしか見せられない…
 「七紅天ではない可愛くて…厭らしい君は……朕だけのもの♥」
 カレンは汗と唾液で濡れたおっぱいからお口を離すとそっとユーリンの眼元に口づけて、涙を舐め取ってやる。今までの抱いたどの女性よりもユーリンはカレンを虜にする。自身の胎内が熱く疼くのを感じ、誰よりもこの女性が欲しいという欲望に身を任せて、カレンは虚ろな表情で荒い息を漏らすユーリンに覆い被さる…
 「今度は朕も一緒だぞ…」
 カレンが声を潜め、紫水晶を思わせる瞳を伏せ、ユーリンも小さく、頷いた。女性同士で繋がる事は叶わなくとも一つに融け合いたいという想いから生まれた女性だけの交わり…
 「ユーリィィィンン♥♥♥♥♥♥」
 「カレン♥♥♥♥♥♥」
 二人の女性の脂の乗った恥丘と恥丘が重なり合い、女性器同士で口づけでもする様に豊満な肉体をぶつけ合う。
 「カレンのぉぉぉ……あったかぁぁああぃぃい♥♥♥」
 「ユーリン♥♥朕と一つになるうぅぅんらぁああ♥♥♥」
 カレンはユーリンはお互いの女陰に自らの女陰を絡ませ、腰を振り、その淫靡な喘ぎの漏れる唇を貪る。ニュルニュルと舌を滑り込まされ、口内を犯されて、ユーリンも金色のサラサラした長い髪を振り乱し、カレンの肉づきの良い身体にしがみ付く。火照った肌と肌とが触れ合い、豊満なおっぱいとおっぱいとを口づけでもするみたいに擦り合わせる…
 (カレン…ドクンドクン…って…言ってる♥)
 (ユーリンの心の臓…この熱い血が全身を駆け巡るのを……感じるぞ♥)
 お互いの心音が伝わってきた様にすら感じ、より濃厚にねっとりと唾液を塗りつけ、愛しい女性に飲ませていくかの様にクチュクチュと舌を絡ませ、その脂の乗った肉体をぶつけ合い、淫靡な交わりに溺れてゆく…
 「ぅぅううっ♥♥うぅぅぐぅ♥♥」
 「んんっ♥♥♥ぐぅぅうぅ♥♥」
 本来はそれぞれ、高く澄んだ声、凛とした声のハズなのに、お互いの肉体を求め合う雌の叫びとなり、それさえも口づけ合っているおかげで喉の奥へと呑み込まれてゆく、パンパンッと肉と肉とがぶつかり合う音とベッドが大きく軋む音でかき消されてゆく。腰を振る度に胎内の熱が溢れ、全身を内側から焼いてゆき、ドクンドクンッと心臓が大きく脈を打つのを感じる。男性器がなくとも、二人の七紅天は一つに繋がり、融け合おうとしていた…
 「ユーリン♥♥ユーリィィィイン♥♥君は朕だけのものじゃぁああ♥♥♥」
 「カレン♥♥カレン♥♥♥貴女はぁあぁ私のぉぉおお♥♥♥♥」
 ケダモノの咆哮の様な告白を息も絶え絶えにしてから、カレンとユーリンはお互いに深く深く口づけを交わす。
 「うううぅぅぅぅうぐぅぅぅうぅうう♥♥♥♥♥」
 「ああぁぁぁあぁううぅぅぅぅう♥♥♥♥♥」
 お互いの局部に濁り切った一閃が走り、二人の七紅天は愛する女性を抱きながら果てていった…
 「ユーリン……♥」
 カレンの激し過ぎる行為と独占欲バリバリの責めに屈し、意識を失った恋人の名を呼び、カレンはそっとおでこにキスをしてから、眠りへと堕ちる…

 この幸せがいつまでも続き、この女性と共に世界征服が果たせるとカレンは信じていた。
 愛するユーリンが彼女のもとを去り、ガンデスブラッドに嫁ぐまでは……
2 / 7
3 / 7

 「この子は本当に君によく似ている…」
 目の前で寝息を立てている小さな少女に想い人の面影を見たカレンは苦笑いをする。七紅天になった少女、コマリは想い人のユーリンの愛娘、そして、自分からユーリンを奪った憎い男の血も混じっているのだ。「変態皇帝」と罵倒するも七紅天として、母親の果たせなかった夢をいつかは果たしてくれるかも知れない…そう思うと嬉しくもなる。
 「折角の誕生日…朕のスイートホームに招待してやろうと思ったが…」
 七紅天から皇帝になってからもその座を守る為にカレンは忙しなく、八面六臂の活躍を続けていた。気づけば、夜も更け、ひきこもり精神丸出しのコマリはこうして、惰眠を貪っていた。
 「そんな無防備だと襲っちゃうぞ♥」
 カレンはケケッと笑い、コマリの髪を梳いては逃がしを繰り返しながら、尖った耳にそっと囁き、頬に優しくキスをする。かつての恋人…ユーリンにしていた様に……
 「うぅ……」
 コマリは小さく、呻いて、寝返りを打つが、二度目の侵入を果たした皇帝に気づく様子も目覚める素振りもない。流石はベッドそのままで会議の場に引き摺り出されても、眠り続けていただけの事はある。
 「無防備にも程があるぞ…」
 カレンは少し呆れ、ユーリンの血を引く、愛らしい眠り姫を抱き寄せる。ガタイがあるとはいえ、女性のカレンの両腕にすっぽり収まる小さく、華奢な身体、烈核解放がなければ、当に八つ裂きにされていても不思議はないだろう。
 「んんぅ…」
 不審者に身体をベタベタ触られても一向に目覚めないコマリに頬擦りをし、カレンは囁いた。
 「誕生日のお祝いに朕が女性同士の愛について…みっちり…その身体に教え込んでやろう♥」
 カレンはガチ百合とは言っても本人の同意がなければ、拷問でもない限りは迫らないのが身上だが、愛するユーリンの娘、それもコマリ自身、誰よりも優しくて、熱いハートの持ち主…そう、自身を虐めて、貶めたミリセント・ブルーナイトにさえも……
 「襲わぬ理由がないだろ?こんなにもチャーミングな君を♥それに…」
 自分から恋人を奪った男、自分を捨てた想い人の女性への復讐というにはこれ程、堪えるものはないだろう。方法は勿論、メス堕ちさせた上で嫁にする…こんなにも愛おしい百合奴隷は他にはいないだろう。
 「朕を選ばなかった罰だ…」
 カレンはクックッと喉の奥で笑い、唇をペロッと舐める。
 「バースデープレゼントとして、朕の寵愛…受け入れてもらうぞ♥」
 カレンがコマリをしっかりと抱き抱えると彼女の周囲に魔法陣が現れ、光の中で靡く紅いドレスを彩る大きな黒薔薇の飾り…最愛の恋人であるユーリンへの想いが込められた花々も主であるカレンとその想い人の娘であるコマリとを祝福しているかの様にはためいていた…

 コマリしか眼中にない変態メイドさん、ヴィルヘイズがコマリの異変に気付いた時には、大好きな主はカレンと共に姿を消していた。ガンデスブラッド家にひっそりと潜り込んだカレン陛下の愛人の協力で発動した転移魔法で第二のバースデーパーティーの会場へとご招待されたのだから……
3 / 7
4 / 7

 「お目覚めかな♥」
 にんまりと笑うカレン陛下にコマリは眼に涙を浮かべ、怒声を上げる。
 「ふざけるな!!変態皇帝!!!」
2Q==
 コマリが激怒するのも無理はない。気づけば、寝室ではなく、ムルナイト帝国の宮殿、それもカレンのプライベートルームにいたのだから。それもネグリジェのままで鮮血で染まったかの様なまっ赤なリボンで全身ぐるぐる巻きにされ、拘束されている。
 「解けよ!ガチレズ!!」
 「君も吸血鬼の端くれなら、これくらい、振り解けるハズだぞ♥」
 振り解こうにも、烈核解放の暴発を防ぐ為に自ら、望んで、吸血鬼の成長に必要な血を飲めない様に洗脳されたコマリは同世代の少女達と比べても、小さな身体で力も並の吸血鬼どころか、幼い人間の女の子とやっと並べる程の虚弱体質、リボンとは言え、烈核解放に頼らなければ、魔法もロクに使えない彼女に拘束具を引き千切れる力など、あろうハズがない。それを知りながらもカレンはニィーッと牙を見せながら、カラカラと笑う。
 「おやおや?皇帝…それも君の母君の恋人にその物言いか♥なかなかに大物ではないか…」
 カレンに後ろから抱きつかれ、研ぎ澄まされた爪でその肌を爪弾かれ、コマリは眼に涙を浮かべる。カレンの私室に控えていたギャラリーの間からクスクスと笑い声や嘲りの言葉が聞こえてくる…
 「七紅天が形無しですわね♥」
 「小さくて、無力でまるでお人形さんみたい♥」
 「あらあら♥強がっちゃって♥」
 「コマリ様はいつまで持つかしら?フフフッ♥」
 カレンに絡まれるコマリのギャラリーは全て女性、中には、コマリやサクナとそう年の変わらない少女の姿もあった。女性しか愛せないカレンが侍らせているのだから、不自然な事ではないが、全員が瞳に妖しい光を宿し、罠に掛かった兎でも見る様に舌舐めずりし、頬を紅潮させ、あからさまに「犯りたい♥」と犯罪告知までする者さえいる。
 「なんなんだ…こいつら……!」
 コマリの小さな身体が諤々と震え、紅い瞳を潤ませる。カレンは優しく、そんな幼さの残る七紅天の華奢な肩を抱いて、子猫の労わる親猫の様に囁く…
 「怖がるな…彼女らは朕に血も処女も捧げた可愛い可愛い奴隷だ…♥」
 カレンは七紅天だった頃から、暴虐の限りを尽くし、それと同じく、無垢な少女や罪なき女性、戦乙女と謳われる戦士達を毒牙に掛けてきた。誘惑して、じっくりと血も貞操も貪り、抗う者は凌辱して、心を砕いてから、百合奴隷に仕立ててきた。逆さ月以外にも、魔核の破壊を企てたテロ組織は数多、存在し、反社会的勢力も後を絶たず、帝国に囚われた女性のテロリストや手足として、使われてきた少女はカレンに懐柔され、情報提供と彼女の百合奴隷に堕ちるのと引き換えに身の安全も衣食住も保証され、やがて、身も心もカレン陛下の色に染められていった。愛し合っていたハズなのに、自分よりもアルマン・ガンデスブラッドを選んだ最愛の恋人にして、自分を裏切った憎き女性の娘にも、七紅天の一人になる前から眼を掛けていた少女もその百合ハーレムに加えようとしていた…
 (つまり…変態皇帝の同類!?)
 歯をガチガチ鳴らし、脂汗を流すコマリの怯えぶりにさえ「可愛い♥」と萌える変態ガチ百合ヴァンパイア…
 「朕に身を委ねれば、何も心配ない♥」
 カレンの優しい囁きが逆に恐ろしい。つまりは女性しか愛せない皇帝にその身を捧げなければ、彼女と同じか、それ以上の女性しか愛せない変態吸血姫達の中に放り出される事を意味していた。コマリはコクッと小さく、頷いた。
 「良い子だ…」
 カレンはコマリをお姫様抱っこすると寝台につかつかと歩を進める。カレンの大きなおっぱいの感触、肉付きの良い、脂の乗った肉体、ほんのりと香る体臭と血の匂いさえも花の香りの様にさえ感じる魅惑さ…変態メイドのヴィルヘイズに迫られる度に全力で拒否するコマリも不思議と抗えず、紅いドレスをキュッと摘まむ。心臓がドクドクッと脈打ち、心音が段々と大きく鳴り、頬を紅く染める。大人の女性の色香、言葉とその肉体の心地良さで少しずつ、解放されてゆく…自分がカレンのものになる怖さはあれど、このまま、そっと身を寄せたくなる不思議な安心感があった…
 「ユーリンにそっくりだぞ♥」
 カレンの言葉にコマリは水を掛けられた様に逆上せた頭が冷えるのを感じる…
 「君にも見せてやりたかったな♥次期皇帝と謳われ、強くして、凛とした君の優しい母君が朕に身を任せ、蕩けた顔で甘い声で鳴くのを♥女の手で犯され、ケダモノみたいに腰を振る哀れな様を…」
 「やめろ!!!」
 コマリはカレンに抱かれながら、叫ぶ。頬を紅潮させ、涙を流しているが、先程までの怯えたそれでなく、誰よりも大好きな母親を侮辱された事への恨み、それも自分を七紅天に無理矢理にした女性が愛玩動物の様に扱ったという聞きたくもない事実…!
 「すまぬ♥だが、恨むなら、朕の愛しい女性を奪った…アルマンを…君の父親を恨むのだな……」
 コロコロと笑っていたカレンの声に強い殺意を感じ、コマリは押し黙る。コマリは最愛の恋人の娘であると同時にその最愛の彼女を奪った男の血も引いているのだ。純粋に愛情だけではない事も留意しておくべきであろう…
 「それにユーリン…君の母上は彼奴と結婚してからも朕の事が忘れられぬ様でな♥内緒で夜通し、語り合ったのだぞ?一糸纏わぬ姿でな…」
 大好きな母親が実はガチ百合皇帝とデキていただけでも驚きなのに、父親と結ばれ、子持ちになってからも、浮気をしていた…それも変態皇帝に就いた女性と!母親を寝取った女性が毒牙に掛けようとしている事実もまた、少女の身体から抗う力を奪っていた…
 (お母さん……なんで…こんな奴と!)
 コマリの表情が絶望に染まってゆくのをカレンは嬉しそうに眺め、ギャラリーも七紅天になった小さな将軍が敬愛するカレン陛下に堕とされる様を今か今かと愉しみにしていた。
 (お母さん…ヴィル……助けて……)
 身体が弱く、小さなコマリを真綿で包む様に優しく育ててくれた母親、アプローチこそ、変態そのものだが、辛い時はずっと傍にいてくれた、そして、守ってくれたヴィルもここにはいない…

 そして、テラコマリ・ガンデスブラッドという七紅天となった小さな少女の願いは届く事はなかったのだった…
4 / 7
5 / 7

 コマリは女性と少女二人の夜伽には少し大きい寝台に転がされていた。鮮血を吸ったかの様に真紅に染められたシーツ…実際に吸っているのだろう。
 「うぅ…えぇえ……」
 コマリは口元に酸っぱいものが込み上げてくるのを感じる。彼女が嫌う血の匂い…そして、甘ったるい様な生臭い香りもする。恐らくは少女や女性の血液と雌の匂いとでも言うべき、匂いが染み込んでいるのだろう。カレンが侍らせている少女や女性、百合奴隷達を毎夜、ここで抱いている…百合の宴が開かれている事を示していた。
 「麗しのコマリよ♥」
 カレンはそっとコマリの小さく、華奢な身体を締め付けるリボンを解き、シュルシュルッと落ち、シーツに紅い帯となって広がる。フワッと身体が軽くなるのを感じるもネグリジェに手を掛けられ、少女を抱くのに慣れている変態皇帝にすんなりと剥ぎ取られ、下着も脱がされて、その幼い裸身を晒す…
 「朕に見せておくれ…」
 あどけなさの残る顔立ち、小振りだが、確かに膨らんでいる乳房、薄いお腹、恥丘にも肉がつき、幼女でも、大人でもない未成熟な肉体を隅々までカレンは舐め回す様に見つめる。妖しい光を湛える紫の瞳にコマリはゾッとする…
 「今に君はユーリンの様に愛らしい女性に育つぞ♥」
 あの優しい母親をこの変態皇帝はそんな眼で見ていたのか、そして、その眼差しは娘であるコマリにダイレクトに向けられていた。
 「やめ…ろぉ……」
 涙声で紅い瞳を潤ませるコマリ…怯えた子犬の様な少女を喰らい尽くすのは、簡単だが、そこは少女や女性を骨までしゃぶる事に関しては帝国一のガチ百合吸血姫、いきなりに襲う事はなく、頬を撫で、優しく、涙を拭い、微笑みかける。単なる変態とはものが違う。
 「泣くな…朕と君の仲じゃないか♥」
 カレンが優しく、頬擦りをし、変態皇帝はコマリのスベスベの肌の感触にうっとりする。カレンのサラサラした金色の絹の様な髪が頬に触れ、香りを抑えた上品な香水が鼻孔を擽るとコマリは瞳を伏せる。
 (お母さん…みたい♥)
 自然とコマリもカレンに頬を寄せる。花の香りの様な香水を纏っていたユーリン、サラサラと流れる髪も女性の温もりに幼い頃、優しく、母親に抱かれていた記憶が呼び起こされる…
 「朕の香水はユーリン…君のお母さんもつけてたんだぞ……」
 カレンとユーリンが交際していた頃、お互いの愛情の印として、作らせた香水。カレンの下を去ったユーリンからその残り香がしていたのは、彼女にもカレンへの想いがあったからか、カレンがユーリンと会う度にその香りを共に纏っていたのであれば、皇帝になってもその手中に収める事の叶わなかった愛しい女性に見せて、悲しくも醜い愛情、ないしは肉慾なのか…
 「ユーリンへの永遠の愛を込めた至高の品…ロサ・ノワールだ♥」
 「うげぇえ……」
 どちらにせよ、コマリには関係のない事だった。母親の優しくも甘く、品のある香りが変態皇帝のそれと同じ…彼女の中の淡い母親への想いはたった一夜にして、トラウマへと早変わりしたのだから。
 「失礼な奴だな♥」
 お母さんとの想い出の詰まった香りが不快な悪臭へと堕ち、すっかり、顔色が悪くなったコマリにカレンは苦笑する…
 「小説家志望の私でも引くわぁ………」
 コマリは七紅天なんぞ、いつかは辞して、予てからの夢だった小説家に成るべく、日夜、小説や詩を書き溜めていた。変態メイドのヴィルにさえ「力作ですね」とクスクスと笑われた『いちごミルクの方程式』を筆頭に痛い作品を書いたのも、一度や二度ではない。そんな彼女でさえもゲンナリとする。カレンの紅いドレスにも黒薔薇がデカデカと飾られており、「センスがない」とつくづく思うが「黒薔薇」が彼女にとっても、今は亡き母親にとっても恐ろしい意味を持つ事にまだ気づいてはいなかったのだった…
 「コマリよ…黒薔薇の花言葉を知っているか?」
 「知らないよ…」
 カレンの紅いドレスにあしらわれた黒い薔薇、コマリ自身、皇帝との謁見の際に目にしているも「趣味が悪い」「可愛い名前の癖に悪の皇帝ぶってるのか」とその程度にしか思っておらず、やがて、気にも留めなくなった。わざわざ、花言葉を知ろうとも思わないのは無理もない話だ。
 「では♥朕が優しく……教えてあげよう♥君の大好きなお母さんの為の麗しい花の意味をな♥」
 優しくもそして、ゾッとする様な冷酷さ、或いは殺意にも似た感情も籠っている声でカレンは目の前の少女を通して、最愛の女性、ユーリンに言い聞かせるかの様に、これから可愛がるであろうユーリンの面影を残す少女に一つ一つ、「黒薔薇」の花言葉、その一輪の漆黒の花に込められた想いを告げる………

 「あなたは私のもの」「憎しみ」「恨み」「決して滅びる事の無い愛」…そして「永遠の愛」

 同性にもモテモテのプレイガールにして、少女や女性を幾人も毒牙に掛け、百合奴隷に堕とした暗黒面も持ち合わせているガチ百合皇帝…そんなカレン陛下が純粋な少女の様に一人の女性を想い、その愛情や肉慾、そして、独占欲がドロドロと混じり合っていた事、その美しくも歪められた心が様々な色がグチャグチャに融け合い、黒々としたドレスの黒薔薇の様…
 (ユーリン…お前の愛しい…娘は朕が貰い受けるぞ……!)
 黒薔薇に込められた滅ぶ事のない愛と憎しみ…ユーリンへの想いをコマリはまだ幼いその心身で受けねばならない……
 「恥ずかしがるな♥朕と交われば、大好きなお母さんの香りを纏えるのだぞ♥」
 カレンは細くて、白い指でコマリの幼さの残る顔を絡め取り、その小さな唇に口づける。
 「やぁ……っ……!」
 ヴィルからは眠っている隙にカレンにファーストキスされる形でコマリは七紅天になったと聞かされたが、惰眠を貪っており、記憶になく、そもそもがヴィルやカレンがコマリを揶揄っただけだったかも知れないが、意識がある中、無理矢理に口づけを交わすのはこれが初めて、それも相手は大人の女性であり、母親の元カノなのだ。拒絶したくても、小さな身体を押さえられたまま、ニュルニュルと舌が唇を割って入ってくる。歯茎を優しく、一本一本、撫でながらも艶かしくも獲物を貪るケダモノの様な荒々しさもある愛撫で変態皇帝に口内を凌辱され、コマリは息苦しさと恥ずかしさと口惜しさ、そして、生きながらに女性に喰らわれる感覚に塞き止めていた想いが溢れる様に涙を流すのだった…
 「可愛い……ぉお♥♥」
 カレンは頬を紅潮させ、コマリの唇を貪り、唾液をジュルジュル流し込み、無理矢理にごっくんと飲ませてやる。盛った雌猫の様な口づけに彼女の百合奴隷達もざわめきながらも頬を染めて、息を呑んだ。中には、蹂躙されるコマリを嘲る者もいたが、それもカレンが自分達以外の少女を激しく、求めているからこその嫉妬なのだろう。室内に響く、卑しい水音、コマリの縋る様な甘える様な声が漏れる中、変態ガチ百合皇帝と哀れな七紅天の吸血鬼のキスタイムは続けられた…
 「私のファースト…キッス……奪っただけじゃ…足りないのか……」
 ほんの数秒程度にも一刻程にも感じられた淫靡なキスにコマリはボロボロと涙を流し、口元からは涎を滴らせ、紅く、潤んだ瞳をカレンに向ける。
 「ファーストキスか…そうだったかの?良いではないか♥♥」
 カレンは眠っているコマリの唇を奪い、七紅天にした事に関してははぐらかすので、自分に気がある振りをしているだけ、キスの話もまっ赤な嘘だと思う様にしていたコマリだったが、初めてにせよ、そうでないにせよ、一生忘れる事のない濃厚な口づけを交わした事に変わりない。それも大勢のカレン陛下の百合奴隷達の前で…!
 「許さない…ン……だから……な…!」
 口では強がっていても、白い肌からはジットリと汗が滲み、声は震えている。お口の中の生々しい感触と鼻孔に広がる大人の女性の匂い、香水と混じった、甘い様な苦い様な何かが脳細胞を侵していたが、それとは別に心臓が大きく脈打ち、頭がポーッとしているハズなのに、カレンを眼で追ってしまう…
 「朕がこんなにも…優しくしてやってるのに♥」
 カレンは猫撫で声でコマリに囁くと唇を指でなぞり、眼元の涙を舐め取った。もしも、カレンがその気になれば、彼女が飼ってる百合奴隷達にこの小さな大将軍を捨て置く事もできる。コマリを良く思っていない者や大好きなカレン陛下を取られて、拗ねている者もいるのだ。女の子を餌食にする事が至上の悦びの百合奴隷達は飢えた狼宛らにコマリを骨の髄までしゃぶり尽くす事だろう…
 「優しいついでに…朕からのプレゼント♥」
 カレンはコマリの耳元でそっと囁くとコマリの頬にムルナイトの国章が浮かび上がる。お臍の辺りにある「七紅天の証」とは違う、悍ましい力でその小さな身体は蝕まれていった…
 (顔が熱い……心臓の………音…止まらない…)
 コマリの頬の禍々しい紅い刻印は熱を帯び、小さな身体を内側から脳髄まで焼いていく様だ…
 「これは女だけを蝕む呪い(まじない)だ♥」
 カレンのにんまりとした微笑みにコマリは背筋が冷たくなるのを感じる。
 「なに…!ほざいてやが……ンッ!!」
 優しく、指で頬の紅い国章をなぞられただけでコマリの全身が熱くなる。女性の優しくも高い声色の中にも、どこか威厳を感じるカレンの声を聞くだけで吐息を浴びるだけで疼いてくる。
 「雌の本能を刺激して、五感全てが女の肉体を求める…これで君は朕に抗う事はできないぞ♥」
 女性同士の交わりでしか心を満たせない、女性の肉体どころか、声や色香だけでも魅了される呪詛とも言うべきそれは真正のガチ百合であり、ムルナイトの皇帝に登り詰める程のカレン・エルヴェシアスでなければ、制御する事は叶わないだろう。実質的に無垢な少女も熟れた女性もノンケであってもカレンの百合奴隷に堕ちる事を意味していた。カレン以外の少女や女性に犯されても、この呪縛で得られる快楽は変わりない事からも女性が女性に縛られる契りは本能的なものとは別な邪悪な力が働いているのかも知れない…
 「君の可愛いメイドに面白いものを見せてもらったからな♥男だけを殺す毒…♥朕に掛かれば、女だけを毒す呪いを施す事も悩殺して、死ぬまで奴隷にする事もできるのだぞ♥」
 七紅天達による殺し合い『七紅天闘争』で毒の魔法に関して、右に出る者はいないヴィルがコマリを守る為に殺戮の限りを尽くした事でも知られる猛毒の嵐…カレンは毒性の強さよりも「男だけを殺す」という性質に着目、元々、多くの少女や女性を毒牙に掛け、じっくりと捕虜の女性達や斥候の少女を飼い殺しにした彼女の事、殺戮に用いる魔力を精神を歪める事に注力すれば、新たな魔法、拷問を編み出す事は訳ないだろう…
 「苦しいか?…すぐに楽になる♥……あの子達の様にな♥」
 カレンはコマリの黄金色に煌めく、髪を梳いては逃がしながら、耳朶を甘噛みする。
 「誰が…あんな……変態に!!」
 コマリの瞳に映るのは最愛の母を犯した変態皇帝、そんな変態でガチ百合な皇帝をうっとりと見つめ、ほっぺを染めるどころか、涎を垂らしながら、自らの性器を慰める淫乱な雌に堕ちた百合奴隷達…
 「嫌か?…だが……もう蕩けてきてるぞ♥」
 カレンはコマリの首元に口づけ、汗を舐め取ってゆく。小振りなおっぱいを揉み解しながら、掌で転がしたり、爪を立てたり、指先でクリクリと弄ぶ。ペロッと舌舐めずりをしてから、その小さな乳房に口づける。
 「ああぁ…!……んんっ!!」
 本来は我が子に母乳を与える為にある膨らみ…同性に魅入られた女の子は何故にそれを弄び、口づける様に吸うのか、コマリには分からないし、知りたいとも思わなかった。豊満な乳房も彫刻の様に形の整った美乳も味わってきたカレンがコマリの小さな膨らみに目の色を変えて、食らいついている。
 「ぅぅうぅっ!!」
 「美味だぞ♥……コマリ……♥」
 チューッと吸いついたかと思うと乳首も乳房も舐り、その蕩ける様な肌にカレンも心の臓がドクドクンッと脈打ち、呼吸も自然と荒くなり、熱い吐息を吐きかけられる度にコマリもまた変態皇帝の息も臭気も欲している事に気づき、身震いする。小さな身体を暴れさせても両腕で掴まれ、しっかりとホールドされた小さな吸血姫をカレンは愉しそうに蹂躙する…
 「カレン様…ロリコンだったなんて♥」
 「あんなに厭らしい子が七紅天ですって♥」
 カレンが小さな女の子に執着する有様に嫉妬やコマリが可愛がられ、嗜虐心が刺激されたそんな眼差しや声が集まる…
 「ユーリンの面影を残す…幼気な少女……可愛がらぬ訳にはいかぬだろ?」
 カレンは紫水晶の様に輝く、瞳を伏せ、コマリの薄いお腹や括れた腰をなぞり、恥丘をゆっくりと撫で回す。チロチロと乳首を舌で舐られ、全身の血が沸き立つのを感じ、コマリは可愛く呻いた。
 「あぅぅ…!」
 「ユーリンもおっぱいをペロペロしてやると悦んだのだ…君の様にな…♥」
 かつての愛しい恋人…ユーリンに語り掛ける様だ彼女の忘れ形見の少女を通して…そして、コマリは薄々気づいていた。カレンはユーリンと交わっているのだ。自分の幼く、小さな肉体を介して……
 「舌の上で蕩けちゃいそうだ♥」
 カレンは恍惚とした表情でおっぱいからお腹、恥丘へとキスの雨を降らし、白い素肌に赤い痕を残しながら、唾液を塗りつけていくみたいに舌を這わす。幼女の様に丸みを帯びている訳でもなく、大人の女性の様に成熟している訳でもない、未熟な女陰へと手が伸びるとコマリは「キャッ」と声を上げる。
 「触るなぁあぁ……ッ!!」
 思考が蕩けても女の子の大切な場所…不浄と生誕の両方を司る矛盾を孕みながらも大人でも、子供でもない、少女の美しさと瑞々しさが見る者を虜にする陰部。触れられて、貞操の危機を感じないハズがない。
 「嫌か?」
 カレンは慣れた手つきで足の付け根をなぞり、白い肌を擽る。ヒクヒクと蠢く、まだまだ未成熟な女性器を刺激し、ダラダラと蜜を漏らすクレヴァスに指を刺し込むとコマリは身体を跳ねさせる。
 「やああぁあぁっ!!!!!」
 裸で添い寝をしたり、浴場で一糸纏わぬ姿で抱き合う事はあっても、ヴィルにさえ触れさせた事のない場所に母親を穢した女性がほんの先っぽでも、入ってこようとしているのだ。お腹の奥を弄られる感覚とは別に本能が拒絶するも幼いコマリの身体はその責め苦さえも甘い苦痛へと変わろうとしていた…
 「やぁあっ……やっ……!…いやぁぁあぁ……ぁぁあっ!!!」
 紅い瞳を潤ませ、大声で泣き叫ぶお口からはドラキュラの様な牙が覗き、サラサラの金色の髪を振り乱し、火照った身体をバタバタと暴れさせ、涙を燦々と流している。それは七紅天の中でも、恐れられている勇将の姿ではなかった。大人のお姉さんの腕の中で泣きじゃくる小さな女の子でしかなかった…
 「キャァアアッ♥泣いちゃったぁあ♥」
 「戦場で頑張ってる時よりもずーっと可愛いですよぉ♥♥」
 「カレン様に虐められて、泣いちゃうなんて♥可愛い七紅天ね♥」
 「嫌だ嫌だって言いながら…あのメイドさんも月桃姫も、その小さくってエロい身体で誘ったんでしょ♥」
 「メモワール様…好きな子が……こんな…だって…知ったら…!ウフフッ♥」
 カレンが侍らせる百合奴隷達…少女から、成熟した女性に至るまで、クスクスと笑う声、大好きなコマリが辱められる様に興奮を隠し切れずにアヘ顔になる者、変態皇帝に玩具にされるコマリの痴態に野次を飛ばしたり、黒い悦びに溺れる者と様々であったが、かつて、ミリセント・ブルーナイトに虐められた時を思い出させる情景に小さな七紅天は思わず、嘔吐するもカレンに優しく、唇を塞がれる。
 「やぁあっ……!!」
 二度目のキスにコマリは眉を顰めているハズなのに、カレンの舌に己の舌を絡みつかせて、胸元をキュッと掴む。
 (さっきのより……気持ち良いよぉ…♥)
 たどたどしくも応えてくれるコマリが愛おしく、カレンはクチュクチュと舌を絡ませ合いながら、女陰へと這わせた指をクレヴァスに潜り込ませ、処女を奪わない様に優しく、ピンポイントで敏感な場所を責め立ててゆく…
 「うぅぅ……んんっ!!」
 頭の中がバチバチと電流が弾け、全身の血が沸騰する様だ。心音はもう煩い程である。胎内でドロドロに熱せられた蜜が漏れ、身体の奥が締め付けられるのを感じ、コマリは悲鳴を上げる様にも、小さなお口をカレンに塞がれ、それさえもままならずに絶頂を迎える…
 「んんんんぐぐぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」
 ヴィルに隠れてしていた自慰の時とは比べ物にならない快感に襲われ、ドバドバと胎内で超濃厚に熟成された蜜が炎となって、吐き出され、カレンの真紅のドレスを穢してゆく。ギャラリーの百合奴隷達もキャアキャアと熱に絆された声を上げる。ズルリと引き抜かれたカレンの白い指には汚濁した蜜が纏わりつき、クチュクチュと卑しい音を立て、カレンは捏ね回す…
 「可愛いかったぞ♥」
 「変態…皇帝……」
 口づけから解放され、カレンとコマリのお口とお口とをねっとりとした生暖かい唾液が繋いでいた。
 「甘露♥甘露♥」
 カレンは指に絡みついたコマリの胎内で分泌された蜜を舐め取り、その少女の身体の中から溢れ出た甘い体液に心奪われ、頬を染める。
 「もっとぉ♥♥」
 コマリの両脚を開かせると剥き出しになった女陰にカレンは食らいつく。
 「やぁぁあぁあめぇぇえぇぇえ!!!!!」
 達したばかりのコマリは股間に蛭が這い回る様な感触に泣きじゃくり、悲壮な叫びを上げる…
 「ああぁぅ♥♥」
 ユーリンの細身だが、肉付きが良い成熟した肉体にはなかった、未成熟の少女故の柔らかさ温もり…クレヴァスから溢れる蜜も足の付け根や女陰を汚す体液も全てが愛おしかった……
 「ひゃぁぁあぁっぅぅ!!」
 股間を這い回る生温かい蛭が突然にお腹の中に入り込もうと暴れる様なそんな感覚にコマリは悶え、腰を振って、暴れるも両脚をガッチリとホールドされて、逃れる事はできずにいた…
 「んぐぅ…♥んんっ……ぅぅう♥♥」
 コマリの幼さの残る下のお口にディープキッスを交わし、ゴクゴクッと口元を粘々にさせながらも少女の胎内から放たれる蜜を飲み干すカレンに麗しのムルナイトの皇帝の面影はない…いや、少女や女性しか愛せない、カレン陛下ならではか。
 「いぃぃぃいぃ♥♥♥」
 上擦った声が甘ったるい喘ぎに変わり、お腹の奥にまでヌルヌルとカレンの舌が潜り込んでくるのを感じ、コマリは口から飛沫上げ、海老反りになり、そのまま、意識が闇に溶けてゆく…
 「あああぃぃぃぃいいぃいぃいい♥♥♥♥」
 最初の絶頂から程なくして、二度目の絶頂を迎え、カレンは口元も髪も愛液や汗でベトベトになりながらも、女陰の次はヒクヒクと蠢く、アヌスに舌を差し込んだ…
 「やめろぉぉぉぉお!!!!お尻でなんてぇえぇ!!!」
 排泄の為の螺旋状の穴をなぞる様に舐られ、ヌメヌメとした感触と生温かさがお尻の穴から下半身に広がり、それが段々と全身に回る……
 「あんまり騒ぐと指三本で抉って…奥歯ガタガタ言わすぞ♥」
 到底、高貴な女性が口にするとは思えない卑猥で乱暴な物言いにコマリは押し黙り、カレンに身も心も百合に染められた奴隷達はそのゲスぶりに興奮を抑えられずにいた。ピチャピチャと水音を立て、三度目の絶頂まで、カレンは思う存分にコマリのお尻の穴をしゃぶり尽くすのだった……
5 / 7
6 / 7

 汗や愛液に塗れ、金色の長い髪をベッドに広げ、肌を火照らせ、荒い呼吸をする度にコマリは小さな乳房や薄いお腹を上下させる。三度もカレンの毒牙に掛かっただけあって、紅い瞳を充血させ口元からはダラダラと涎を垂らし、愛液で局部はグジャグジャに濡れ、カレンはユーリンの大事な忘れ形見を可愛がった高揚感で頬を染める。自分を選ばなかった女性の娘…御礼参りの方法は断然で百合奴隷に堕とす事に尽きるだろう。カレン自身がコマリに好意を抱いているのならば、尚更であろう…
 「さーって♥身体も温まってきたぞ♥」
 カレンは汗やコマリの胎内の蜜ですっかり染められた真紅のドレスに手を掛け、慣れた手つきで脱ぐとベッドの下のカーペットに放り、生まれたままの姿を曝す…
 「カレンさまぁあ♥♥♥」
 「お美しいわ♥♥♥」
 幾度も眼にしているハズなのに、カレンに魅入られた百合奴隷達は主の一糸纏わぬ姿に釘付けになる。少しウェーブしたくすんだ金色の髪がふわあっと広がり、母親のユーリンの細身の美しい身体とはまた違う色香を漂わせる脂の乗ったムチムチの肉体、豊満な乳房もも多くの女性や少女が喰らってきたのを物語るかの様にぷっくりとした乳首、ムチムチの腿、ムッチリと肉のついた恥丘、元カノのユーリンと共に纏っていた香水と混じり合う雌の匂い、そのどれもにコマリは息を呑む。
 「綺麗……」
 コマリの中の「女性だけを毒する呪い」に蝕まれた雌の本能が自分を犯したガチ百合変態皇帝に惹かれ、求め、心の臓が大きく、脈打つ。
 「おいで…♥」
 カレンはベッドに仰向けになり、両腕を頭の後ろに組むとプルンッと大きな乳房を震わせ、両脚を開き、肉厚のある女陰を晒して、無防備な姿勢でコマリを誘う。ヴィルに裸で迫られる度に激怒するコマリではあるが、その小さな身体は疼き、只管に只管に女性の色香と心地良い肉体を欲する…
 「変態皇帝……」
 まるで母親の温もりを求める様にコマリはカレンの豊満な肉体に抱きつく。優しく、抱き締めてもらうと最愛の母が自分を包み込んでくれている様な安心感でコマリは微睡んでいるかの様にカレンに身を委ねる…
 「君から…してくれるか♥」
 カレンの耳に心地良い優しくも凛としている声色にコマリは小さく頷く。
 「んんっ…♥」
 「コマリ♥」
 キスは勿論、ヴィルやネリアの熱烈さ抜きにしても彼女らのアプローチに靡かないコマリ、カレンに無理矢理に唇を奪われた時、嫌がっていたのが嘘の様にその小さな身体を寄せ、自ら、カレンの唇に己の唇を重ねる。少女が大人のお姉さんに恥じらいながらも口づけるのは官能的である一方、初々しくて、愛らしくもあった。
 「はぅぅぅ…♥」
 たどたどしく口内を侵食するコマリの舌をカレンは優しく、絡め取り、フフッと微笑む。最愛の女性と添い遂げる事は叶わなかったが、ユーリンの面影を残す少女がキスをしてくれる。
 (ユーリン…君を抱いていた頃の様だ……)
 脳裏に蘇るユーリンとの夜伽…凛とした声が甘ったるい喘ぎになり、戦場の戦乙女と呼ばれる程の勇猛さが嘘の様に生まれたままの姿でトロ顔を浮かべて、抱きつき、自ら、唇を求めてくれる。彼女の面影を残す小さな少女はユーリンとはまた違う愛らしさがあったが、それをこの手で可愛がりながら、毒していく事に変わりはない。小さな少女…ユーリンの娘に肉体を曝け出し、嬲らせるのも悪くないとさえ…
 「好きぃぃ♥」
 「朕もだよ♥」
 恋人同士の愛の語らいとさえ思える言葉を吐き、コマリはカレンとの接吻を続ける。コマリの唾液を味わうカレンの喉もコクコクッと蠢いている…
 「あぅぅっ♥」
 コマリはカレンの豊満な乳房をまだ小さい手で触れる。肉厚のある重厚なおっぱいは熱を帯び、柔らかくて、心地良かった。変態皇帝も乳房に触れる小さな温もりに嬉しさのあまり、喘ぎを漏らすのだった…
 「ああっ♥」
 「んんっぅ♥♥」
 口づけから解放され、唾液と唾液が繋がり合う、ユーリンの娘とその想い人…
 「こっちにも口づけてくれぬか♥」
 カレンはコマリが揉んでいないもう片方の胸を舐る様に促す。
 「ううぅんんッ♥」
 乳首をヌルッとした感触が走るとカレンは苦しい様な嬉しい様な声で呻く。女の子なのに、女性のおっぱいをしゃぶるなんて、考えた事さえないのに、チュッと熟れた乳輪に口づけ、ゆっくりと舐ってゆく…
 (わた…しぃ……女の……変態皇帝……のぉ…おっぱい…舐めてるぅ♥)
 コマリは乳房に頬を寄せ、チュッチュッと乳首にキスをし、吸いついている。
 「ユーリンもこんな風に……君にお乳を…あげてたのかなぁ♥」
 想い人が男性と交わる様を想像するだけで反吐が出るが、コマリに授乳させる様、愛娘を慈しむ、お母さんの顔を見せていたと思うと…彼女がそうやって、育んだ少女をこの手で抱いて、乳房を吸わせている、カレンはどこか複雑な面持ちだったが、自然と頬は綻んでいた。その細く、白い手で乳房を揉んでいるコマリの小さな手を掴むと優しく優しく囁いてやる…
 「朕の鼓動……聞こえるだろう♥」
 ドクドクッと血が騒ぐのが分かる。カレンの心音がコマリの心臓もしっかりと痺れさせているかの様に触れた指先からジワジワ熱くなるのを感じる…
 「ドクドクンって……いってるぅ♥」
 コマリは全身を火照らせながら、カレンのおっぱいに揉み、吸いつき、いつの間にか、変態皇帝も頭の後ろで組んでいた腕をコマリの頭に回して、サラサラとした金色の絹に触れる様に梳いて、もう片方の手もコマリの小振りなおっぱいに触れる。
 「きゃぁあぅぅ…!」
 「君の…も……聞かせてくれ♥」
 カレンの指から火照った肌の熱さとはまた違う、温もりと心音とがトクトクッと少しずつ、彼女の熟れた肉体に浸透する。
 「おいしいか?」
 カレンの微笑みにコマリは何も答えずに無心におっぱいをしゃぶる。そして、変態な皇帝さんの手から逃れる様に体勢をずらして、肉のついたお腹やお臍の当たり舐め舐めしていく。チロチロと這い回る心地良い快感に我慢できなくなるとカレンは涎をダラダラと零しながら、コマリに懇願する。
 「コマリ……我慢できん♥」
 両脚を開いて、汗や胎内からトクトクと溢れる蜜で汚れた女陰を見せつける。
 「許す♥朕のここを舐めろ♥♥♥」
 「!!!!」
 女性の乳房を舐める事はできたが、女性の局部、それも排泄の為にも使われる卑猥なクレヴァスに口づける…想像しただけで喉元から熱くて、苦くて、酸っぱいものが込み上げてくる。
 (さっき…変態皇帝がしたみたいに…舐めるの?…こいつの股や尻を……!)
 コマリの愛撫が止むとカレンの優しくも意地悪い囁きはドスの効いた声色へと変わる…
 「嫌か?良いぞ♥代わりに…お手手とおみ足を引き裂いて、可愛がってやるぞ♥」
 魔核の力さえあれば、どれだけ無残で凄惨な傷を負っても再生する、命を失った者さえも蘇る。それが前提であっても、身体をバラバラに引き裂かれ、手足を千切られる痛さはそうそう味わいたいものではない。カレンに可愛がられた後は最愛のカレン陛下を穢したと言い掛かりをつけられ、バラバラに切り裂かれたまま、彼女の愛人でもある百合奴隷に堕ちた変態淑女達に延々と輪姦されるのは明白であった…
 「ごめん…ごめん……ごめんね……」
 コマリは蚊が鳴く様な声で泣きながら、ムチムチの肉厚があるカレンの恥丘に口づけ、慣れぬ手つきで愛撫する…
 「嘘だ♥君が素直じゃないから……可愛いから…つい意地悪したく…てな♥」
 カレンはいつもの人をくった様なケラケラと笑うでもなく、まるで恋に胸をときめかせる乙女の様にトロンッと紫の眼光を鈍らせ、熟れて、肉のついた身体からはじっとりと汗を滲ませ、心臓はもう破れんばかりに脈を打っていた。
 (ごめんね……お母さん…!)
 自らが助かりたい一心ではなく、心の中で今は亡きユーリンに「大好きなお母さん」にコマリは謝っていた。最愛の娘がかつては想い人だったユーリンと生まれたままの姿で交わり合い、ねっとりとしたその熟れた肉体に舌を這わし、辱められていると母親が知ったら…今のコマリを見たら、どう思うのか、小さな胸を痛めた。カレンもコマリのユーリンへの想いからの小さな叫びだからこそ、微笑んで、許したのだ。ユーリンの想いと血をその身に受けた少女を穢すのも、また嬉しくて、仕方ないのだから…!
 「うぅっぐぅぅうぅ!!!」
 カレンに魅入られ、本能が女陰から漂う雌の匂いとしか呼べない臭気もクレヴァスからドロドロ溢れる蜜も求めている。本当は女性の局部を舐める趣味はないと思いながらも、カレンの体臭が香水と混ざり合い、花の香りの様に…濃厚な体液は甘美な蜜の様にしか思えず、コマリはゆっくりゆっくりと舐る。
 「良い子だ…♥」
 カレンはコマリの頭を撫で、まるで小鳥が鳴く様な声で囁いてやる。足の付け根も腿も舐めさせてから、クレヴァスに口づけさせる。
 「んんっ!!!うううぇえぇ……ぐぅぅぅ!!!!!」
 「お行儀が悪いぞ♥」
 カレンはコマリの頭をギューッと掴み、肉付きの良い股間に押し込めて、猫撫で声から獲物を甚振る雌猫の様に意地悪い声でコマリに言って聞かせる…
 「君は七紅天なのに…麗しのレディの前でゲロを吐くというのか?」
 麗しのレディとは言っても、少女や女性を百合ペットに堕とし、想い人が男性と結ばれ尚も弄び、その娘をも餌食にする変態ガチ百合皇帝と彼女の百合奴隷にまで堕ちた哀れな少女や女性ばかり…同性同士とは言え、強姦や拷問が罷り通る空間での出来事なら、尚更、説得力に欠けるだろう…
 「んぅ……ぐぅ……!!!……うぅぅ…!!!」
 初めて味わう女性の陰部、体内の女性の肉の味、クレヴァスから漏れる蜜も苦い様な生々しい味が口中に広がり、得も知れない臭気が鼻孔を突くが、四つん這いのままでコマリは熟れた女性の噎せ返る臭気に苦しみながらも舐るしかなかった…
 「美味しいか♥」
 カレンの胎内もその蜜の味もジワジワとコマリの脳味噌を侵し、心臓が高鳴り、全身の血が沸き立つのを感じる。コマリの小さな肉体はカレンの呪いと雌の本能と結びついた女性の肉体の魅惑さに骨の髄まで蝕まれていった。嫌々、舐めていたハズなのに、ミルクにがっつく子犬の様に卑猥な音を立てながら責め立てていく。
 「コマリ♥コマリィィイ♥♥♥」
 体内で暴れる小さな舌にカレンも一際高い声を上げる。まるでユーリンと生まれたままの姿で交わった時の様だった。子宮が締め付けられ、疼いた胎内から放たれた濁り切った蜜がコマリのまだ幼い喉を穿つ。
 「げぇえぇええぇええぇ!!!!!」
 喉の奥や鼻にまで溢れたドロドロの粘液でコマリは思いっ切り、嘔吐してしまう。ハアハアッと荒い息を漏らしながら、細い肩を上下させる。カレンは堰を切った様に肉慾をその小さな身体にぶつけようとしていた。愛するユーリンと交尾したいが為にだ……!
 「あああぅぅう!!」
 コマリをベッドに転がすとそのまだ未熟な女陰にカレンは蜜を吐き出したばかりの熟れた女陰を重ねる。その温かさと心地良さに夢見心地にさえなりそうな少女に変態皇帝は問い掛ける…
 「女同士で繋がるにはどうしたら……良いか…分かるか?」
 ケダモノの様に顔をまっ赤に染め、牙を見せ、舌を垂らし、全身から汗を噴き出しながら、カレンはコマリを見つめていた…
 「知らないよ……」
 コマリも小説家志望、色々と詩や小説を読んでいる内に少女同士の恋愛物は幾度も眼を通していた。ヴィルに「百合はお好きですか?」と聞かれた際も「好きだよ」と零す程には関心はあったが、少女同士での性交渉はどうするかまでは知らないし、そうする気も起きなかった……
 「一物なし……でどうするんだよ…?」
 ポーッとしたまま、コマリはカレンに零す。「男性器」は勿論、凹凸もないつるんっとしお股とお股でどうするの気なのか…カレンは夜伽で何をしでかすのか…その答えが今目の前にあったのだ……
 (ユーリン♥♥♥)
 久方ぶりにユーリンと女陰と女陰で口づけ合った様な甘美な心持ちにカレンは思わず、涙ぐむ。
 「!!!!ああぁあぁあっ!!!」
 「ううぅぅぅんん♥♥♥」
 クチュクチュと熟れた女陰と幼さの残る女陰とが交わり合う。お互いの熱と愛液のヌメヌメした感触とが伝わり合う。カレンが腰を振る度、パンパンパンッと卑猥な音が鳴り響く…
 「やぁあぁああぁ!!!!」
 男性器がないハズなのに、雌と雌とで一つに融け合い、繋がる…生まれて初めて味わう感覚に少女のまだ未成熟な心が耐えられる訳なく、身体を暴れさせるが、心と体は別という事を物語る様にコマリは細い腰をくねらせて、カレンの肉づきの良い女陰に自身の女陰を打ち付ける。
 「良いぞぉぉぉおお♥♥♥」
 カレンは熟れた肉体を震わせ、豊満なおっぱいはプルンプルンッと揺らし、金色のロングヘアーを振り乱し、アヘ顔で口元から涎を垂らしながら、お尻を振り続ける。変態皇帝と小さな七紅天の腰と腰との間に濁った飛沫が上がり、カレンはユーリンの面影を残す少女との交わりに溺れてゆき、コマリもカレンの想い人だった母親と同じ様に女性の身体に蝕まれ、身も心も蕩けてゆく……
 「カレン様ぁあぁあぁ♥♥♥♥」
 「やっぱぁあ女の子同士が最高よねえぇえ♥♥♥」
 「コマリン♥♥♥あんなに気持ち良さそうにぃぃ♥♥♥」
 ギャラリーからは黄色い声が上がり、既に二回も三回も達した女性さえいる程である…
 「良いよおぉぉお………♥」
 コマリの声もいつの間にか甘える様な愛らしい喘ぎに変わり、口元から飛沫を上げながら、涙を燦々と零し、おでこには濡れた金色の髪が貼り付いていたが、それを払う事も汗を拭う事もできないまま、カレンの虜になる…
 「コマリぃぃ♥♥……コマリ♥コマリぃぃぃ♥♥…コマ……ぃいんん………!!!ユーリン……♥♥♥♥♥」
 コマリを愛でる欲望とユーリンへの想いが溢れ出し、ドロドロと混ざる。黒は黒でもあらゆる色が交わり合ったドロドロ濃厚な気持ちの悪いものとなり、それは想い人の遺した大切な少女の肉体へとぶつけられる!!
 「あああぁあぁあぁああぁぁ♥♥♥♥♥♥♥」
 「ユーリィィィィイイィィイイィンンン♥♥♥♥」
 ドクドクッ心臓が高鳴り、ベッドが大きく軋むと肉慾に溺れた少女と女性の間から濁り切った炎が迸る。すっかり、力の抜けたコマリにカレンは覆い被さり、優しく、キスをした…
 「彼女ら…とも……愉しもうではないか♥」
 主の言葉を待ってましたとばかりに百合奴隷に堕ちた少女や女性が嬉しそうにベッドへと集まってきたのだった……
6 / 7
7 / 7

 カレンとコマリがお互いに一つに繋がり合ってから、どれだけの時間が過ぎただろうか?長い時が瞬く間に溶け、尚も変態皇帝の淫靡な宴は続けられていた…
 「ああっ♥……やぁあぁ……♥ああぅぅぅう♥♥……ううぅんん♥」
 コマリはずっと少女や女性に四肢を掴まれ、その小さな身体を押さえつけられたまま、全身を舐られ、口づけられ、噛みつかれては生き血を啜られていた。悲鳴さえ上げられずに呻き声が漏れるだけ…
 「コマリ様ぁぁあ♥♥♥」
 ヴィルと同類であろう甘ったるい声で甘える少女がコマリの首筋に噛みつき、血をコクコクっと飲み、おっぱいを揉み揉みする。コマリン親衛隊になるべく、修行を積んでいたところ、カレン陛下に目をつけられて「コマリンの彼女になりたいなら、朕が口を聞いてやるぞ」という枕詞を事実か、否かを見極める間でもなく、誘拐され、凌辱されたのだ。カレンの百合奴隷であるのと同時にコマリスト、そして、夢にまで見たコマリ様との夜伽、心躍らぬ訳はない。
 「ザマァないね♥そんなザコ吸血鬼に犯されて、嬉しそうに喘いでるなんて♥」
 蛇の様に眼付きの鋭い女性がコマリの両腕を押さえ、へへッと笑う。幼い身でありながら、七紅天になったこの小さな大将軍に嫉妬していた。カレンに蹂躙されたコマリを詰って、それでも足りずに何度も何度も犯した。
 「おいしぃぃいぃい♥♥♥」
 「ロリの……んこぉ……良いよぉ♥」
 少女を見つけては悪戯していたガチ百合犯罪者、幼い頃から闇組織の先兵となっていた少女、何れもカレンに囚われ、骨の髄までしゃぶられた挙句に百合奴隷に堕ちてしまったが、性欲だけはまだまだ旺盛な様だ…
 「やぁぁあぁあ♥♥♥♥」
 身を捩っても逃げられず、蜜を迸らせながら、意識を失っても、何度でも、起こされては、代わる代わる、コマリの小さな身体は同性でしか欲情できない百合奴隷達に凌辱された。
 「早く代われぇ♥♥」
 「コマリン♥コマリン♥」
 「わたくしのカレン様の代わりにうーんっと可愛がってあげるね♥」
 蝶々が甘い蜜に誘われる様に少女や女性が肉慾に溺れ、コマリに群がる。この貪欲な蝶達はその小さな花が枯れ様とも、その香りに惹かれて、蜜を無心に吸い続けるだろう…
 「んんぅ!!!」
 お尻の穴に指が二本に呑み込まれ、その痛みに身を捩らせても、逃げられずに唇をキスで塞がれ、お口とお尻とで中からグズグズに融かされる…
 「コマリ♥人気者だな♥朕も君の母君も鼻が高いぞ♥♥」
 カレンはクックッと暗い笑みを浮かべる。自分を選ばずに男性と結ばれた想い人へのどす黒い想い、大切なユーリンの娘を何れは我が物にしたいという欲望も満たせ、ご満悦と言ったところか……
 「カレン様ぁあぁ♥♥♥」
 「コマリ様だけでなくってぇぇえ♥♥あたし達も可愛がってぇぇえ♥♥」
 「だいしゅきぃぃいぃ♥♥♥♥」
 変態皇帝なしでは生きていけなくなった哀れな奴隷へと堕ちた女性達がカレンのおっぱいを揉み揉み解したり、美味しそうに乳房を舐り、乳首を無心に吸い続け、耳朶や脇の下に至るまで、味わいながら、脂の乗ったお腹やお臍の穴、肉付きの良い女陰もお尻の穴まで愛撫し、味わっている。一方的にカレンが輪姦されている様に見えるが、その実、彼女らの手綱を握るのは正にムルナイトの皇帝だからこそ…
 「んぅぅうぅ♥♥♥♥」
 乳首をチュウチュウッと吸われ、股間に喰らいついていら女性が力尽くでカレンの両脚を掴んで開かせ、その熟れて、肉付きの良い女陰に自らの局部をぶつけ、パンパンッと卑猥な音を立てるも、カレンは嬉しそうに腰を振るだけだった。
 「カレン様ぁぁあ♥カレン様ぁぁあ♥♥♥」
 カレンとの股間と股間のキスに夢中になっている女性はトロ顔でおっぱいをブルンブルンッと震わせながら、腰を振り続け、カレンも全身に走る甘い痺れに酔いながらもそれに応え、喘ぎを上げる。
 「カレン様ぁぁああぁあぁあ♥♥♥♥♥」
 カレンの肉づきの良い下半身へとドクドクと熱い蜜を吐き出して、果てた女性は全身を汗と蜜で汚れた身体を横たえるが、カレンに群がっていたハズの女性達に取り押さえられ、身体中を品定めでもされる様に舐られる。
 「さっきから…朕を浅ましく求め過ぎだ♥その子達とも遊ぶんだな♥」
 カレンは綺麗な笑顔で自分と貝合わせしていた女性を突き放し、百合奴隷という名の女性の皮を被ったケダモノに襲わせた。
 「そんなぁ!!カレン様ぁぁあ!!!!!」
 百合奴隷の一人が女性達に輪姦されるのを見届ける事無く、カレンは自分のおっぱいに吸いついていた長いブロンドの髪を靡かせた女性の顎に手を掛ける。引き締まった身体でこそないが、年の頃は七紅天として、戦っていたユーリンと同じくらいだろうか…
 「朕と愉しもうではないか♥」
 カレンはユーリンとどことなく似ている女性を俯せにすると圧し掛かり、おっぱいを揉み揉みと解しながら、もう片方の手で女陰を刺激してやる。
 「ああぁあぁん♥♥カレン様ぁぁあぁ♥♥♥」
 (ユーリンはここまではしたなくはないが、これはこれで可愛い♥)
 カレンは腰を振って、その肉づきの良い身体を打ちつけ、カレンに犯されながら、女性は四つ這いで腰を大きく振った。背中越しの大きな乳房の温もりも心音もジワジワと女性の身も心も焼いてゆく…
 「ゆくぞぉぉぉおおぉ♥♥♥♥♥」
 「カレンしゃまぁぁあぁあ♥♥♥♥♥♥」
 顔をまっ赤にして、涎をダラダラ零し、歓喜の涙を流しながら、女性はカレンの温もりに溺れ、雌猫の様に伸びをすると愛液を炎の様に吐き散らし、果てていった。
 「まだ終わりではないぞ♥」
 女性達に抱かれる側だったカレンは再び、喰らう側になり、お尻を突き出す格好で意識朦朧だった女性のお尻にかぶりついた。
 「君のお尻♥大きくて美味しそうだ♥」
 カレンは女性の大きめのお尻にジュルジュル唾液を流し込むと白い肉の膨らみを左右に分けて、クチュクチュと舐り、犯してゆくのだった…

 ムルナイト帝国の闇……

 その黒薔薇の香りが漂う女性の園は黒い薔薇の花びらよりもどす黒く、歪んだ呪わしい力が蔓延していた…

 カレンがユーリンの成し得なかった世界制覇、そして、添い遂げられなかった二人の女性の想いが成就しても…決して、それは消える事はない……

7 / 7
コメントを送りました
ステキ!を送りました
ステキ!を取り消しました
ブックマークに登録しました
ブックマークから削除しました

コメント

ログインするとコメントを投稿できます

是非、コメントを投稿しましょう
ほとんどの作者の方は、「萌えた」の一言でも、好意的なコメントがあれば次作品への意欲や、モチベーションの向上につながります。
コメントは作品投稿者とあなたにしかコメントの内容が表示されず、文字制限は140文字までとなりますので、あまり長いコメントを考える必要はありません。
是非、コメントを投稿して頂き、皆様と共にGLを愛する場所としてpictGLandを盛り上げていければと思います。

閲覧制限が掛かった作品です

この作品は投稿者から閲覧制限が掛けられています。性的な描写やグロテスクな表現などがある可能性がありますが閲覧しますか?

閲覧する際は、キーワードタグや作品の説明をよくご確認頂き、閲覧して下さい。

黒薔薇はガチ百合皇帝の愛♥

キーワードタグ ローズフェスティバル2024  ひきこまり吸血姫の悶々  カレン・エルヴェシアス  テラコマリ・ガンデスブラッド  ユーリン・ガンデスブラッド  輪姦  チャーム  R18 
作品の説明 カレン陛下がユーリン様と百合エッチしていた事が忘れられずにコマリ様を誘拐して、ユーリン様の代わりに可愛がるお話です。コマリ様とカレン陛下が女の子や大人のお姉さん達に輪姦されちゃう話やカレン陛下×ユーリン様の百合エッチもあります!
「ローズフェスティバル2024」という事で「黒薔薇」の花言葉をイメージしたお話になっています。カレン陛下のドレスの薔薇の飾りにもあやかって…
黒薔薇はガチ百合皇帝の愛♥
1 / 7

 2月18日は名門貴族ガンデスブラッド家の令嬢にして、ムルナイト帝国軍第七部隊を率いる七紅天大将軍、テラコマリ・ガンデスブラッドの誕生日。

 第七部隊は勿論の事、各国のコマリストから盛大なお祝いをされ、同じく、七紅天に就任したサクナ・メモワールに等身大サクナ人形をプレゼントされて、背筋に冷たいものが走ったり、「月桃姫」の異名を持つアルカ共和国大統領兼八英将のネリア・カニンガムに「今日こそ、私のしもべになりなさい♥」と略奪婚されそうになり、些か、ナーバスになりながらも側近である変態メイドさんの手料理をお腹いっぱい、食べた後「今宵の伽をお申しつけ下さい♥」とすっぽんぽんで迫る変態メイドさんを撃退しつつ、何とか、小さな大将軍は床に就いたのだった…

 「相変わらず、可愛い寝顔だ♥」
 コマリの寝室にいつの間にか、忍び込んできた長身の女性。柔らかい月の光に照らされるくすんだブロンドのロングヘアー、薔薇の飾りをあしらった紅いドレス、人をくった様なそんな印象さえあるが、どことなく、威厳と気品さも感じられる声が彼女が高貴な者である事を雄弁に物語っている…
 「こうして、君の寝顔を見るのは、七紅天の契約をして以来だな♥」
 コマリを七紅天にする契約を交わしたムルナイト帝国の皇帝にして、ガチ百合吸血姫カレン・エルヴェシアスの紫水晶を思わせる瞳が揺らめき、大きなサメのぬいぐるみに抱きついて、寝息を立てる小さな少女を映す。かつては恋仲だった女性、七紅天の一人だったユーリンの面影のある少女の金色に煌めく、長く、柔らかい髪を梳いては逃がしを繰り返す…
 「ユーリンによく似てる…」
 自分と恋仲だった愛しい女性、そして、自分のものにできなかった女性が男性と交わった何よりの証でもある。そんなカレンの複雑な胸の内を表す様にその紅いドレスには、暗い紫にも見える黒薔薇があしらわれていた。真正の女性同性愛者にして、プレイガールとしても有名な彼女だが、黒々とした薔薇はコマリの母親であるユーリンへの想いが秘められていた…
 「ユーリン…」
 コマリを通して、見つめていた恋人の微笑みが脳裏に浮かび、唇を噛み締め、カレンはギューッと黒薔薇を握る指に力を入れる……

1 / 7
2 / 7

 カレン・エルヴェシアスが七紅天として、他国の将軍を屠る悪魔として、恐れられていた時代…

 その夜も女性同士で恋に落ちた二人の七紅天が甘く、艶かしい喘ぎを上げ、生まれたままの姿で肢体を絡ませ、ベッドでじゃれ合っていた…
 「ユーリン…朕に見せておくれ♥」
 七紅天大将軍の一人、ユーリン。美しい金色の髪を靡かせ、敵を一掃する様は鬼神の如く、それでいて、優雅さを感じられる佇まいと愁いを帯びた微笑にその心の強さと深い慈愛が見て取れ、正に戦乙女…
 「七紅天とは思えぬ、その可愛くて、卑しいお顔を♥」
 「カレン…!カレン♥」
 ベッドに押し倒され、カレンに抱かれ、戦場ではお日様の光を束ねたみたいな金色に煌めく髪はベッドに絹の様に広がり、切れ長の紅い瞳もウルウルさせ、吸血鬼特有の鋭い牙を覗かせながら、喘ぎ声を上げている痴態はもう戦乙女と呼ばれるユーリンの面影は見られなかった。七紅天ユーリンの可愛くて、恥ずかしい素顔を拝めるのも恋人であり、彼女の手綱を握るカレンだけの特権である…
 「七紅天としても…百合奴隷としても麗しいぞ♥」
 カレンはクックッと喉の奥で笑い、ユーリンに寄り添いながら、意地悪く、囁きかけ、胸元の白くて大きな膨らみを揉み揉みと解し、恥丘を擽りながら、女陰へと手を伸ばし、クレヴァスをクチュクチュと卑猥な蜜と肉が混じり合う音を立てて、責め立ててやる。お腹にはカレンの豊満なおっぱいを押し当てられ、その心地良さに酔う間もなく、小さな女の子みたいに泣きじゃくり、恋人の腕の中で蹂躙され、弄ばれているのだった…
 「私は…貴女の奴隷なんかじゃ…はうぅぅ♥♥」
 ユーリンのおっぱいを揉むカレンの手に力が入る。心臓を握り潰されそうな痛みと圧迫感にユーリンは一際、高い声を上げ、身を捩るとすかさず、カレンの指がグリグリとクレヴァスの奥へと捻じ込まれてゆく…
 「あぁっ♥♥」
 お腹の奥を抉られる痛みがジワジワとその細くも脂の乗った肉体に広がり、ユーリンは口元から飛沫を上げ、紅い瞳が歪み、ツッと頬を涙が伝う。
 「勇ましいな♥エンタメ戦争でも…ベッドでも…朕に勝てぬ痴女の癖に♥」
 蕩け切った顔で一応は反論を試みるも…
 「痴女?それは貴女…カレンでしょ?」
 女の子が大好きな真正の百合で罪のない少女や女性を毒牙に掛け、テロリストの女性は拷問を兼ねた辱めで「改心させた」と称して、可愛い百合ペットに堕としたカレンに喘ぎを上げさせられている事実に口惜しさを感じながらも、逆らえない魅力があり、何よりも彼女に身を委ねていると心地良くて、仕方がない…そして、何よりもそんなガチ百合の悪魔が反抗したところで責めを緩めるハズはなかった。
 「朕をバカにする悪い子にはお仕置きだ♥」
 カレンはユーリンの乳房を揉んでいた手を恋人の細い手首に絡ませ、剥き出しになった乳首に口づける。
 「やぁあぁっ!!」
 揉み解された乳房に生温い蛭が這う様な感触…本来は我が子に母乳を与える為のものを女性に舐られ、頬張られる感覚は何度でも、彼女を虜にする。
 「甘露♥甘露♥」
 果実を味わい尽くす様にチュッと乳首に口づけ、ねっとりと舐り回し、甘噛みして、滲んだ血を優しく吸い取ってから、また舌を這わせ、頬を染めながら、カレンはユーリンのおっぱいを味わう。男性と違い、ゴツゴツしていない女性の肉体をカレンは何度抱いても飽く事無く、触れていない部分はもうない程で特にムッチリと肉のついたもの、幼い少女の丸みを帯びたつるんっとしたのも含め、陰部は特に執拗に責め立てるが、この女性だけの豊満な膨らみもお気に入りなのである。特に乳首に歯を立て、爪を喰い込ませるとどんな女傑も上擦った声を上げる、ゆっくりと舐ってやると惚けた顔で涎を垂らす、これもまた愛おしくて、母乳を吸えずとも、幼い少女の膨らんでいないおっぱいであっても女の子を征服するという肉慾を満たせるのだ。止められるハズがないではないか…
 「ああっ……んんっぅ!!……ああぅん♥」
 お腹の裏側もおっぱいも貪り食われる様な感覚はやがて甘い苦痛へと変わり、自然と喘ぎも甘ったるく、恋人を求めるものになり、ユーリンの心がドロドロに蕩けそうなのが手に取る様に分かるとカレンはチューッとおっぱいをバキュームして、赤い痕を残し、グチュグチュと胎内を目指す様にお腹の中の肉壁を抉ってやるのだった。
 「ひゃぁぁあぁぁああぁあああんん♥♥♥♥♥」
 凛々しい戦乙女が汗を噴き出した肉体を捩らせて、甘ったるい声で鳴き、ドロドロと胎内から溢れる蜜を零しながら、恥も外聞もなく、果ててゆく。カレンの前でだけ見せるメス堕ちする哀れな七紅天…こんな姿、肉体関係を持った後の変態皇帝にしか見せられない…
 「七紅天ではない可愛くて…厭らしい君は……朕だけのもの♥」
 カレンは汗と唾液で濡れたおっぱいからお口を離すとそっとユーリンの眼元に口づけて、涙を舐め取ってやる。今までの抱いたどの女性よりもユーリンはカレンを虜にする。自身の胎内が熱く疼くのを感じ、誰よりもこの女性が欲しいという欲望に身を任せて、カレンは虚ろな表情で荒い息を漏らすユーリンに覆い被さる…
 「今度は朕も一緒だぞ…」
 カレンが声を潜め、紫水晶を思わせる瞳を伏せ、ユーリンも小さく、頷いた。女性同士で繋がる事は叶わなくとも一つに融け合いたいという想いから生まれた女性だけの交わり…
 「ユーリィィィンン♥♥♥♥♥♥」
 「カレン♥♥♥♥♥♥」
 二人の女性の脂の乗った恥丘と恥丘が重なり合い、女性器同士で口づけでもする様に豊満な肉体をぶつけ合う。
 「カレンのぉぉぉ……あったかぁぁああぃぃい♥♥♥」
 「ユーリン♥♥朕と一つになるうぅぅんらぁああ♥♥♥」
 カレンはユーリンはお互いの女陰に自らの女陰を絡ませ、腰を振り、その淫靡な喘ぎの漏れる唇を貪る。ニュルニュルと舌を滑り込まされ、口内を犯されて、ユーリンも金色のサラサラした長い髪を振り乱し、カレンの肉づきの良い身体にしがみ付く。火照った肌と肌とが触れ合い、豊満なおっぱいとおっぱいとを口づけでもするみたいに擦り合わせる…
 (カレン…ドクンドクン…って…言ってる♥)
 (ユーリンの心の臓…この熱い血が全身を駆け巡るのを……感じるぞ♥)
 お互いの心音が伝わってきた様にすら感じ、より濃厚にねっとりと唾液を塗りつけ、愛しい女性に飲ませていくかの様にクチュクチュと舌を絡ませ、その脂の乗った肉体をぶつけ合い、淫靡な交わりに溺れてゆく…
 「ぅぅううっ♥♥うぅぅぐぅ♥♥」
 「んんっ♥♥♥ぐぅぅうぅ♥♥」
 本来はそれぞれ、高く澄んだ声、凛とした声のハズなのに、お互いの肉体を求め合う雌の叫びとなり、それさえも口づけ合っているおかげで喉の奥へと呑み込まれてゆく、パンパンッと肉と肉とがぶつかり合う音とベッドが大きく軋む音でかき消されてゆく。腰を振る度に胎内の熱が溢れ、全身を内側から焼いてゆき、ドクンドクンッと心臓が大きく脈を打つのを感じる。男性器がなくとも、二人の七紅天は一つに繋がり、融け合おうとしていた…
 「ユーリン♥♥ユーリィィィイン♥♥君は朕だけのものじゃぁああ♥♥♥」
 「カレン♥♥カレン♥♥♥貴女はぁあぁ私のぉぉおお♥♥♥♥」
 ケダモノの咆哮の様な告白を息も絶え絶えにしてから、カレンとユーリンはお互いに深く深く口づけを交わす。
 「うううぅぅぅぅうぐぅぅぅうぅうう♥♥♥♥♥」
 「ああぁぁぁあぁううぅぅぅぅう♥♥♥♥♥」
 お互いの局部に濁り切った一閃が走り、二人の七紅天は愛する女性を抱きながら果てていった…
 「ユーリン……♥」
 カレンの激し過ぎる行為と独占欲バリバリの責めに屈し、意識を失った恋人の名を呼び、カレンはそっとおでこにキスをしてから、眠りへと堕ちる…

 この幸せがいつまでも続き、この女性と共に世界征服が果たせるとカレンは信じていた。
 愛するユーリンが彼女のもとを去り、ガンデスブラッドに嫁ぐまでは……
2 / 7
3 / 7

 「この子は本当に君によく似ている…」
 目の前で寝息を立てている小さな少女に想い人の面影を見たカレンは苦笑いをする。七紅天になった少女、コマリは想い人のユーリンの愛娘、そして、自分からユーリンを奪った憎い男の血も混じっているのだ。「変態皇帝」と罵倒するも七紅天として、母親の果たせなかった夢をいつかは果たしてくれるかも知れない…そう思うと嬉しくもなる。
 「折角の誕生日…朕のスイートホームに招待してやろうと思ったが…」
 七紅天から皇帝になってからもその座を守る為にカレンは忙しなく、八面六臂の活躍を続けていた。気づけば、夜も更け、ひきこもり精神丸出しのコマリはこうして、惰眠を貪っていた。
 「そんな無防備だと襲っちゃうぞ♥」
 カレンはケケッと笑い、コマリの髪を梳いては逃がしを繰り返しながら、尖った耳にそっと囁き、頬に優しくキスをする。かつての恋人…ユーリンにしていた様に……
 「うぅ……」
 コマリは小さく、呻いて、寝返りを打つが、二度目の侵入を果たした皇帝に気づく様子も目覚める素振りもない。流石はベッドそのままで会議の場に引き摺り出されても、眠り続けていただけの事はある。
 「無防備にも程があるぞ…」
 カレンは少し呆れ、ユーリンの血を引く、愛らしい眠り姫を抱き寄せる。ガタイがあるとはいえ、女性のカレンの両腕にすっぽり収まる小さく、華奢な身体、烈核解放がなければ、当に八つ裂きにされていても不思議はないだろう。
 「んんぅ…」
 不審者に身体をベタベタ触られても一向に目覚めないコマリに頬擦りをし、カレンは囁いた。
 「誕生日のお祝いに朕が女性同士の愛について…みっちり…その身体に教え込んでやろう♥」
 カレンはガチ百合とは言っても本人の同意がなければ、拷問でもない限りは迫らないのが身上だが、愛するユーリンの娘、それもコマリ自身、誰よりも優しくて、熱いハートの持ち主…そう、自身を虐めて、貶めたミリセント・ブルーナイトにさえも……
 「襲わぬ理由がないだろ?こんなにもチャーミングな君を♥それに…」
 自分から恋人を奪った男、自分を捨てた想い人の女性への復讐というにはこれ程、堪えるものはないだろう。方法は勿論、メス堕ちさせた上で嫁にする…こんなにも愛おしい百合奴隷は他にはいないだろう。
 「朕を選ばなかった罰だ…」
 カレンはクックッと喉の奥で笑い、唇をペロッと舐める。
 「バースデープレゼントとして、朕の寵愛…受け入れてもらうぞ♥」
 カレンがコマリをしっかりと抱き抱えると彼女の周囲に魔法陣が現れ、光の中で靡く紅いドレスを彩る大きな黒薔薇の飾り…最愛の恋人であるユーリンへの想いが込められた花々も主であるカレンとその想い人の娘であるコマリとを祝福しているかの様にはためいていた…

 コマリしか眼中にない変態メイドさん、ヴィルヘイズがコマリの異変に気付いた時には、大好きな主はカレンと共に姿を消していた。ガンデスブラッド家にひっそりと潜り込んだカレン陛下の愛人の協力で発動した転移魔法で第二のバースデーパーティーの会場へとご招待されたのだから……
3 / 7
4 / 7

 「お目覚めかな♥」
 にんまりと笑うカレン陛下にコマリは眼に涙を浮かべ、怒声を上げる。
 「ふざけるな!!変態皇帝!!!」
2Q==
 コマリが激怒するのも無理はない。気づけば、寝室ではなく、ムルナイト帝国の宮殿、それもカレンのプライベートルームにいたのだから。それもネグリジェのままで鮮血で染まったかの様なまっ赤なリボンで全身ぐるぐる巻きにされ、拘束されている。
 「解けよ!ガチレズ!!」
 「君も吸血鬼の端くれなら、これくらい、振り解けるハズだぞ♥」
 振り解こうにも、烈核解放の暴発を防ぐ為に自ら、望んで、吸血鬼の成長に必要な血を飲めない様に洗脳されたコマリは同世代の少女達と比べても、小さな身体で力も並の吸血鬼どころか、幼い人間の女の子とやっと並べる程の虚弱体質、リボンとは言え、烈核解放に頼らなければ、魔法もロクに使えない彼女に拘束具を引き千切れる力など、あろうハズがない。それを知りながらもカレンはニィーッと牙を見せながら、カラカラと笑う。
 「おやおや?皇帝…それも君の母君の恋人にその物言いか♥なかなかに大物ではないか…」
 カレンに後ろから抱きつかれ、研ぎ澄まされた爪でその肌を爪弾かれ、コマリは眼に涙を浮かべる。カレンの私室に控えていたギャラリーの間からクスクスと笑い声や嘲りの言葉が聞こえてくる…
 「七紅天が形無しですわね♥」
 「小さくて、無力でまるでお人形さんみたい♥」
 「あらあら♥強がっちゃって♥」
 「コマリ様はいつまで持つかしら?フフフッ♥」
 カレンに絡まれるコマリのギャラリーは全て女性、中には、コマリやサクナとそう年の変わらない少女の姿もあった。女性しか愛せないカレンが侍らせているのだから、不自然な事ではないが、全員が瞳に妖しい光を宿し、罠に掛かった兎でも見る様に舌舐めずりし、頬を紅潮させ、あからさまに「犯りたい♥」と犯罪告知までする者さえいる。
 「なんなんだ…こいつら……!」
 コマリの小さな身体が諤々と震え、紅い瞳を潤ませる。カレンは優しく、そんな幼さの残る七紅天の華奢な肩を抱いて、子猫の労わる親猫の様に囁く…
 「怖がるな…彼女らは朕に血も処女も捧げた可愛い可愛い奴隷だ…♥」
 カレンは七紅天だった頃から、暴虐の限りを尽くし、それと同じく、無垢な少女や罪なき女性、戦乙女と謳われる戦士達を毒牙に掛けてきた。誘惑して、じっくりと血も貞操も貪り、抗う者は凌辱して、心を砕いてから、百合奴隷に仕立ててきた。逆さ月以外にも、魔核の破壊を企てたテロ組織は数多、存在し、反社会的勢力も後を絶たず、帝国に囚われた女性のテロリストや手足として、使われてきた少女はカレンに懐柔され、情報提供と彼女の百合奴隷に堕ちるのと引き換えに身の安全も衣食住も保証され、やがて、身も心もカレン陛下の色に染められていった。愛し合っていたハズなのに、自分よりもアルマン・ガンデスブラッドを選んだ最愛の恋人にして、自分を裏切った憎き女性の娘にも、七紅天の一人になる前から眼を掛けていた少女もその百合ハーレムに加えようとしていた…
 (つまり…変態皇帝の同類!?)
 歯をガチガチ鳴らし、脂汗を流すコマリの怯えぶりにさえ「可愛い♥」と萌える変態ガチ百合ヴァンパイア…
 「朕に身を委ねれば、何も心配ない♥」
 カレンの優しい囁きが逆に恐ろしい。つまりは女性しか愛せない皇帝にその身を捧げなければ、彼女と同じか、それ以上の女性しか愛せない変態吸血姫達の中に放り出される事を意味していた。コマリはコクッと小さく、頷いた。
 「良い子だ…」
 カレンはコマリをお姫様抱っこすると寝台につかつかと歩を進める。カレンの大きなおっぱいの感触、肉付きの良い、脂の乗った肉体、ほんのりと香る体臭と血の匂いさえも花の香りの様にさえ感じる魅惑さ…変態メイドのヴィルヘイズに迫られる度に全力で拒否するコマリも不思議と抗えず、紅いドレスをキュッと摘まむ。心臓がドクドクッと脈打ち、心音が段々と大きく鳴り、頬を紅く染める。大人の女性の色香、言葉とその肉体の心地良さで少しずつ、解放されてゆく…自分がカレンのものになる怖さはあれど、このまま、そっと身を寄せたくなる不思議な安心感があった…
 「ユーリンにそっくりだぞ♥」
 カレンの言葉にコマリは水を掛けられた様に逆上せた頭が冷えるのを感じる…
 「君にも見せてやりたかったな♥次期皇帝と謳われ、強くして、凛とした君の優しい母君が朕に身を任せ、蕩けた顔で甘い声で鳴くのを♥女の手で犯され、ケダモノみたいに腰を振る哀れな様を…」
 「やめろ!!!」
 コマリはカレンに抱かれながら、叫ぶ。頬を紅潮させ、涙を流しているが、先程までの怯えたそれでなく、誰よりも大好きな母親を侮辱された事への恨み、それも自分を七紅天に無理矢理にした女性が愛玩動物の様に扱ったという聞きたくもない事実…!
 「すまぬ♥だが、恨むなら、朕の愛しい女性を奪った…アルマンを…君の父親を恨むのだな……」
 コロコロと笑っていたカレンの声に強い殺意を感じ、コマリは押し黙る。コマリは最愛の恋人の娘であると同時にその最愛の彼女を奪った男の血も引いているのだ。純粋に愛情だけではない事も留意しておくべきであろう…
 「それにユーリン…君の母上は彼奴と結婚してからも朕の事が忘れられぬ様でな♥内緒で夜通し、語り合ったのだぞ?一糸纏わぬ姿でな…」
 大好きな母親が実はガチ百合皇帝とデキていただけでも驚きなのに、父親と結ばれ、子持ちになってからも、浮気をしていた…それも変態皇帝に就いた女性と!母親を寝取った女性が毒牙に掛けようとしている事実もまた、少女の身体から抗う力を奪っていた…
 (お母さん……なんで…こんな奴と!)
 コマリの表情が絶望に染まってゆくのをカレンは嬉しそうに眺め、ギャラリーも七紅天になった小さな将軍が敬愛するカレン陛下に堕とされる様を今か今かと愉しみにしていた。
 (お母さん…ヴィル……助けて……)
 身体が弱く、小さなコマリを真綿で包む様に優しく育ててくれた母親、アプローチこそ、変態そのものだが、辛い時はずっと傍にいてくれた、そして、守ってくれたヴィルもここにはいない…

 そして、テラコマリ・ガンデスブラッドという七紅天となった小さな少女の願いは届く事はなかったのだった…
4 / 7
5 / 7

 コマリは女性と少女二人の夜伽には少し大きい寝台に転がされていた。鮮血を吸ったかの様に真紅に染められたシーツ…実際に吸っているのだろう。
 「うぅ…えぇえ……」
 コマリは口元に酸っぱいものが込み上げてくるのを感じる。彼女が嫌う血の匂い…そして、甘ったるい様な生臭い香りもする。恐らくは少女や女性の血液と雌の匂いとでも言うべき、匂いが染み込んでいるのだろう。カレンが侍らせている少女や女性、百合奴隷達を毎夜、ここで抱いている…百合の宴が開かれている事を示していた。
 「麗しのコマリよ♥」
 カレンはそっとコマリの小さく、華奢な身体を締め付けるリボンを解き、シュルシュルッと落ち、シーツに紅い帯となって広がる。フワッと身体が軽くなるのを感じるもネグリジェに手を掛けられ、少女を抱くのに慣れている変態皇帝にすんなりと剥ぎ取られ、下着も脱がされて、その幼い裸身を晒す…
 「朕に見せておくれ…」
 あどけなさの残る顔立ち、小振りだが、確かに膨らんでいる乳房、薄いお腹、恥丘にも肉がつき、幼女でも、大人でもない未成熟な肉体を隅々までカレンは舐め回す様に見つめる。妖しい光を湛える紫の瞳にコマリはゾッとする…
 「今に君はユーリンの様に愛らしい女性に育つぞ♥」
 あの優しい母親をこの変態皇帝はそんな眼で見ていたのか、そして、その眼差しは娘であるコマリにダイレクトに向けられていた。
 「やめ…ろぉ……」
 涙声で紅い瞳を潤ませるコマリ…怯えた子犬の様な少女を喰らい尽くすのは、簡単だが、そこは少女や女性を骨までしゃぶる事に関しては帝国一のガチ百合吸血姫、いきなりに襲う事はなく、頬を撫で、優しく、涙を拭い、微笑みかける。単なる変態とはものが違う。
 「泣くな…朕と君の仲じゃないか♥」
 カレンが優しく、頬擦りをし、変態皇帝はコマリのスベスベの肌の感触にうっとりする。カレンのサラサラした金色の絹の様な髪が頬に触れ、香りを抑えた上品な香水が鼻孔を擽るとコマリは瞳を伏せる。
 (お母さん…みたい♥)
 自然とコマリもカレンに頬を寄せる。花の香りの様な香水を纏っていたユーリン、サラサラと流れる髪も女性の温もりに幼い頃、優しく、母親に抱かれていた記憶が呼び起こされる…
 「朕の香水はユーリン…君のお母さんもつけてたんだぞ……」
 カレンとユーリンが交際していた頃、お互いの愛情の印として、作らせた香水。カレンの下を去ったユーリンからその残り香がしていたのは、彼女にもカレンへの想いがあったからか、カレンがユーリンと会う度にその香りを共に纏っていたのであれば、皇帝になってもその手中に収める事の叶わなかった愛しい女性に見せて、悲しくも醜い愛情、ないしは肉慾なのか…
 「ユーリンへの永遠の愛を込めた至高の品…ロサ・ノワールだ♥」
 「うげぇえ……」
 どちらにせよ、コマリには関係のない事だった。母親の優しくも甘く、品のある香りが変態皇帝のそれと同じ…彼女の中の淡い母親への想いはたった一夜にして、トラウマへと早変わりしたのだから。
 「失礼な奴だな♥」
 お母さんとの想い出の詰まった香りが不快な悪臭へと堕ち、すっかり、顔色が悪くなったコマリにカレンは苦笑する…
 「小説家志望の私でも引くわぁ………」
 コマリは七紅天なんぞ、いつかは辞して、予てからの夢だった小説家に成るべく、日夜、小説や詩を書き溜めていた。変態メイドのヴィルにさえ「力作ですね」とクスクスと笑われた『いちごミルクの方程式』を筆頭に痛い作品を書いたのも、一度や二度ではない。そんな彼女でさえもゲンナリとする。カレンの紅いドレスにも黒薔薇がデカデカと飾られており、「センスがない」とつくづく思うが「黒薔薇」が彼女にとっても、今は亡き母親にとっても恐ろしい意味を持つ事にまだ気づいてはいなかったのだった…
 「コマリよ…黒薔薇の花言葉を知っているか?」
 「知らないよ…」
 カレンの紅いドレスにあしらわれた黒い薔薇、コマリ自身、皇帝との謁見の際に目にしているも「趣味が悪い」「可愛い名前の癖に悪の皇帝ぶってるのか」とその程度にしか思っておらず、やがて、気にも留めなくなった。わざわざ、花言葉を知ろうとも思わないのは無理もない話だ。
 「では♥朕が優しく……教えてあげよう♥君の大好きなお母さんの為の麗しい花の意味をな♥」
 優しくもそして、ゾッとする様な冷酷さ、或いは殺意にも似た感情も籠っている声でカレンは目の前の少女を通して、最愛の女性、ユーリンに言い聞かせるかの様に、これから可愛がるであろうユーリンの面影を残す少女に一つ一つ、「黒薔薇」の花言葉、その一輪の漆黒の花に込められた想いを告げる………

 「あなたは私のもの」「憎しみ」「恨み」「決して滅びる事の無い愛」…そして「永遠の愛」

 同性にもモテモテのプレイガールにして、少女や女性を幾人も毒牙に掛け、百合奴隷に堕とした暗黒面も持ち合わせているガチ百合皇帝…そんなカレン陛下が純粋な少女の様に一人の女性を想い、その愛情や肉慾、そして、独占欲がドロドロと混じり合っていた事、その美しくも歪められた心が様々な色がグチャグチャに融け合い、黒々としたドレスの黒薔薇の様…
 (ユーリン…お前の愛しい…娘は朕が貰い受けるぞ……!)
 黒薔薇に込められた滅ぶ事のない愛と憎しみ…ユーリンへの想いをコマリはまだ幼いその心身で受けねばならない……
 「恥ずかしがるな♥朕と交われば、大好きなお母さんの香りを纏えるのだぞ♥」
 カレンは細くて、白い指でコマリの幼さの残る顔を絡め取り、その小さな唇に口づける。
 「やぁ……っ……!」
 ヴィルからは眠っている隙にカレンにファーストキスされる形でコマリは七紅天になったと聞かされたが、惰眠を貪っており、記憶になく、そもそもがヴィルやカレンがコマリを揶揄っただけだったかも知れないが、意識がある中、無理矢理に口づけを交わすのはこれが初めて、それも相手は大人の女性であり、母親の元カノなのだ。拒絶したくても、小さな身体を押さえられたまま、ニュルニュルと舌が唇を割って入ってくる。歯茎を優しく、一本一本、撫でながらも艶かしくも獲物を貪るケダモノの様な荒々しさもある愛撫で変態皇帝に口内を凌辱され、コマリは息苦しさと恥ずかしさと口惜しさ、そして、生きながらに女性に喰らわれる感覚に塞き止めていた想いが溢れる様に涙を流すのだった…
 「可愛い……ぉお♥♥」
 カレンは頬を紅潮させ、コマリの唇を貪り、唾液をジュルジュル流し込み、無理矢理にごっくんと飲ませてやる。盛った雌猫の様な口づけに彼女の百合奴隷達もざわめきながらも頬を染めて、息を呑んだ。中には、蹂躙されるコマリを嘲る者もいたが、それもカレンが自分達以外の少女を激しく、求めているからこその嫉妬なのだろう。室内に響く、卑しい水音、コマリの縋る様な甘える様な声が漏れる中、変態ガチ百合皇帝と哀れな七紅天の吸血鬼のキスタイムは続けられた…
 「私のファースト…キッス……奪っただけじゃ…足りないのか……」
 ほんの数秒程度にも一刻程にも感じられた淫靡なキスにコマリはボロボロと涙を流し、口元からは涎を滴らせ、紅く、潤んだ瞳をカレンに向ける。
 「ファーストキスか…そうだったかの?良いではないか♥♥」
 カレンは眠っているコマリの唇を奪い、七紅天にした事に関してははぐらかすので、自分に気がある振りをしているだけ、キスの話もまっ赤な嘘だと思う様にしていたコマリだったが、初めてにせよ、そうでないにせよ、一生忘れる事のない濃厚な口づけを交わした事に変わりない。それも大勢のカレン陛下の百合奴隷達の前で…!
 「許さない…ン……だから……な…!」
 口では強がっていても、白い肌からはジットリと汗が滲み、声は震えている。お口の中の生々しい感触と鼻孔に広がる大人の女性の匂い、香水と混じった、甘い様な苦い様な何かが脳細胞を侵していたが、それとは別に心臓が大きく脈打ち、頭がポーッとしているハズなのに、カレンを眼で追ってしまう…
 「朕がこんなにも…優しくしてやってるのに♥」
 カレンは猫撫で声でコマリに囁くと唇を指でなぞり、眼元の涙を舐め取った。もしも、カレンがその気になれば、彼女が飼ってる百合奴隷達にこの小さな大将軍を捨て置く事もできる。コマリを良く思っていない者や大好きなカレン陛下を取られて、拗ねている者もいるのだ。女の子を餌食にする事が至上の悦びの百合奴隷達は飢えた狼宛らにコマリを骨の髄までしゃぶり尽くす事だろう…
 「優しいついでに…朕からのプレゼント♥」
 カレンはコマリの耳元でそっと囁くとコマリの頬にムルナイトの国章が浮かび上がる。お臍の辺りにある「七紅天の証」とは違う、悍ましい力でその小さな身体は蝕まれていった…
 (顔が熱い……心臓の………音…止まらない…)
 コマリの頬の禍々しい紅い刻印は熱を帯び、小さな身体を内側から脳髄まで焼いていく様だ…
 「これは女だけを蝕む呪い(まじない)だ♥」
 カレンのにんまりとした微笑みにコマリは背筋が冷たくなるのを感じる。
 「なに…!ほざいてやが……ンッ!!」
 優しく、指で頬の紅い国章をなぞられただけでコマリの全身が熱くなる。女性の優しくも高い声色の中にも、どこか威厳を感じるカレンの声を聞くだけで吐息を浴びるだけで疼いてくる。
 「雌の本能を刺激して、五感全てが女の肉体を求める…これで君は朕に抗う事はできないぞ♥」
 女性同士の交わりでしか心を満たせない、女性の肉体どころか、声や色香だけでも魅了される呪詛とも言うべきそれは真正のガチ百合であり、ムルナイトの皇帝に登り詰める程のカレン・エルヴェシアスでなければ、制御する事は叶わないだろう。実質的に無垢な少女も熟れた女性もノンケであってもカレンの百合奴隷に堕ちる事を意味していた。カレン以外の少女や女性に犯されても、この呪縛で得られる快楽は変わりない事からも女性が女性に縛られる契りは本能的なものとは別な邪悪な力が働いているのかも知れない…
 「君の可愛いメイドに面白いものを見せてもらったからな♥男だけを殺す毒…♥朕に掛かれば、女だけを毒す呪いを施す事も悩殺して、死ぬまで奴隷にする事もできるのだぞ♥」
 七紅天達による殺し合い『七紅天闘争』で毒の魔法に関して、右に出る者はいないヴィルがコマリを守る為に殺戮の限りを尽くした事でも知られる猛毒の嵐…カレンは毒性の強さよりも「男だけを殺す」という性質に着目、元々、多くの少女や女性を毒牙に掛け、じっくりと捕虜の女性達や斥候の少女を飼い殺しにした彼女の事、殺戮に用いる魔力を精神を歪める事に注力すれば、新たな魔法、拷問を編み出す事は訳ないだろう…
 「苦しいか?…すぐに楽になる♥……あの子達の様にな♥」
 カレンはコマリの黄金色に煌めく、髪を梳いては逃がしながら、耳朶を甘噛みする。
 「誰が…あんな……変態に!!」
 コマリの瞳に映るのは最愛の母を犯した変態皇帝、そんな変態でガチ百合な皇帝をうっとりと見つめ、ほっぺを染めるどころか、涎を垂らしながら、自らの性器を慰める淫乱な雌に堕ちた百合奴隷達…
 「嫌か?…だが……もう蕩けてきてるぞ♥」
 カレンはコマリの首元に口づけ、汗を舐め取ってゆく。小振りなおっぱいを揉み解しながら、掌で転がしたり、爪を立てたり、指先でクリクリと弄ぶ。ペロッと舌舐めずりをしてから、その小さな乳房に口づける。
 「ああぁ…!……んんっ!!」
 本来は我が子に母乳を与える為にある膨らみ…同性に魅入られた女の子は何故にそれを弄び、口づける様に吸うのか、コマリには分からないし、知りたいとも思わなかった。豊満な乳房も彫刻の様に形の整った美乳も味わってきたカレンがコマリの小さな膨らみに目の色を変えて、食らいついている。
 「ぅぅうぅっ!!」
 「美味だぞ♥……コマリ……♥」
 チューッと吸いついたかと思うと乳首も乳房も舐り、その蕩ける様な肌にカレンも心の臓がドクドクンッと脈打ち、呼吸も自然と荒くなり、熱い吐息を吐きかけられる度にコマリもまた変態皇帝の息も臭気も欲している事に気づき、身震いする。小さな身体を暴れさせても両腕で掴まれ、しっかりとホールドされた小さな吸血姫をカレンは愉しそうに蹂躙する…
 「カレン様…ロリコンだったなんて♥」
 「あんなに厭らしい子が七紅天ですって♥」
 カレンが小さな女の子に執着する有様に嫉妬やコマリが可愛がられ、嗜虐心が刺激されたそんな眼差しや声が集まる…
 「ユーリンの面影を残す…幼気な少女……可愛がらぬ訳にはいかぬだろ?」
 カレンは紫水晶の様に輝く、瞳を伏せ、コマリの薄いお腹や括れた腰をなぞり、恥丘をゆっくりと撫で回す。チロチロと乳首を舌で舐られ、全身の血が沸き立つのを感じ、コマリは可愛く呻いた。
 「あぅぅ…!」
 「ユーリンもおっぱいをペロペロしてやると悦んだのだ…君の様にな…♥」
 かつての愛しい恋人…ユーリンに語り掛ける様だ彼女の忘れ形見の少女を通して…そして、コマリは薄々気づいていた。カレンはユーリンと交わっているのだ。自分の幼く、小さな肉体を介して……
 「舌の上で蕩けちゃいそうだ♥」
 カレンは恍惚とした表情でおっぱいからお腹、恥丘へとキスの雨を降らし、白い素肌に赤い痕を残しながら、唾液を塗りつけていくみたいに舌を這わす。幼女の様に丸みを帯びている訳でもなく、大人の女性の様に成熟している訳でもない、未熟な女陰へと手が伸びるとコマリは「キャッ」と声を上げる。
 「触るなぁあぁ……ッ!!」
 思考が蕩けても女の子の大切な場所…不浄と生誕の両方を司る矛盾を孕みながらも大人でも、子供でもない、少女の美しさと瑞々しさが見る者を虜にする陰部。触れられて、貞操の危機を感じないハズがない。
 「嫌か?」
 カレンは慣れた手つきで足の付け根をなぞり、白い肌を擽る。ヒクヒクと蠢く、まだまだ未成熟な女性器を刺激し、ダラダラと蜜を漏らすクレヴァスに指を刺し込むとコマリは身体を跳ねさせる。
 「やああぁあぁっ!!!!!」
 裸で添い寝をしたり、浴場で一糸纏わぬ姿で抱き合う事はあっても、ヴィルにさえ触れさせた事のない場所に母親を穢した女性がほんの先っぽでも、入ってこようとしているのだ。お腹の奥を弄られる感覚とは別に本能が拒絶するも幼いコマリの身体はその責め苦さえも甘い苦痛へと変わろうとしていた…
 「やぁあっ……やっ……!…いやぁぁあぁ……ぁぁあっ!!!」
 紅い瞳を潤ませ、大声で泣き叫ぶお口からはドラキュラの様な牙が覗き、サラサラの金色の髪を振り乱し、火照った身体をバタバタと暴れさせ、涙を燦々と流している。それは七紅天の中でも、恐れられている勇将の姿ではなかった。大人のお姉さんの腕の中で泣きじゃくる小さな女の子でしかなかった…
 「キャァアアッ♥泣いちゃったぁあ♥」
 「戦場で頑張ってる時よりもずーっと可愛いですよぉ♥♥」
 「カレン様に虐められて、泣いちゃうなんて♥可愛い七紅天ね♥」
 「嫌だ嫌だって言いながら…あのメイドさんも月桃姫も、その小さくってエロい身体で誘ったんでしょ♥」
 「メモワール様…好きな子が……こんな…だって…知ったら…!ウフフッ♥」
 カレンが侍らせる百合奴隷達…少女から、成熟した女性に至るまで、クスクスと笑う声、大好きなコマリが辱められる様に興奮を隠し切れずにアヘ顔になる者、変態皇帝に玩具にされるコマリの痴態に野次を飛ばしたり、黒い悦びに溺れる者と様々であったが、かつて、ミリセント・ブルーナイトに虐められた時を思い出させる情景に小さな七紅天は思わず、嘔吐するもカレンに優しく、唇を塞がれる。
 「やぁあっ……!!」
 二度目のキスにコマリは眉を顰めているハズなのに、カレンの舌に己の舌を絡みつかせて、胸元をキュッと掴む。
 (さっきのより……気持ち良いよぉ…♥)
 たどたどしくも応えてくれるコマリが愛おしく、カレンはクチュクチュと舌を絡ませ合いながら、女陰へと這わせた指をクレヴァスに潜り込ませ、処女を奪わない様に優しく、ピンポイントで敏感な場所を責め立ててゆく…
 「うぅぅ……んんっ!!」
 頭の中がバチバチと電流が弾け、全身の血が沸騰する様だ。心音はもう煩い程である。胎内でドロドロに熱せられた蜜が漏れ、身体の奥が締め付けられるのを感じ、コマリは悲鳴を上げる様にも、小さなお口をカレンに塞がれ、それさえもままならずに絶頂を迎える…
 「んんんんぐぐぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!」
 ヴィルに隠れてしていた自慰の時とは比べ物にならない快感に襲われ、ドバドバと胎内で超濃厚に熟成された蜜が炎となって、吐き出され、カレンの真紅のドレスを穢してゆく。ギャラリーの百合奴隷達もキャアキャアと熱に絆された声を上げる。ズルリと引き抜かれたカレンの白い指には汚濁した蜜が纏わりつき、クチュクチュと卑しい音を立て、カレンは捏ね回す…
 「可愛いかったぞ♥」
 「変態…皇帝……」
 口づけから解放され、カレンとコマリのお口とお口とをねっとりとした生暖かい唾液が繋いでいた。
 「甘露♥甘露♥」
 カレンは指に絡みついたコマリの胎内で分泌された蜜を舐め取り、その少女の身体の中から溢れ出た甘い体液に心奪われ、頬を染める。
 「もっとぉ♥♥」
 コマリの両脚を開かせると剥き出しになった女陰にカレンは食らいつく。
 「やぁぁあぁあめぇぇえぇぇえ!!!!!」
 達したばかりのコマリは股間に蛭が這い回る様な感触に泣きじゃくり、悲壮な叫びを上げる…
 「ああぁぅ♥♥」
 ユーリンの細身だが、肉付きが良い成熟した肉体にはなかった、未成熟の少女故の柔らかさ温もり…クレヴァスから溢れる蜜も足の付け根や女陰を汚す体液も全てが愛おしかった……
 「ひゃぁぁあぁっぅぅ!!」
 股間を這い回る生温かい蛭が突然にお腹の中に入り込もうと暴れる様なそんな感覚にコマリは悶え、腰を振って、暴れるも両脚をガッチリとホールドされて、逃れる事はできずにいた…
 「んぐぅ…♥んんっ……ぅぅう♥♥」
 コマリの幼さの残る下のお口にディープキッスを交わし、ゴクゴクッと口元を粘々にさせながらも少女の胎内から放たれる蜜を飲み干すカレンに麗しのムルナイトの皇帝の面影はない…いや、少女や女性しか愛せない、カレン陛下ならではか。
 「いぃぃぃいぃ♥♥♥」
 上擦った声が甘ったるい喘ぎに変わり、お腹の奥にまでヌルヌルとカレンの舌が潜り込んでくるのを感じ、コマリは口から飛沫上げ、海老反りになり、そのまま、意識が闇に溶けてゆく…
 「あああぃぃぃぃいいぃいぃいい♥♥♥♥」
 最初の絶頂から程なくして、二度目の絶頂を迎え、カレンは口元も髪も愛液や汗でベトベトになりながらも、女陰の次はヒクヒクと蠢く、アヌスに舌を差し込んだ…
 「やめろぉぉぉぉお!!!!お尻でなんてぇえぇ!!!」
 排泄の為の螺旋状の穴をなぞる様に舐られ、ヌメヌメとした感触と生温かさがお尻の穴から下半身に広がり、それが段々と全身に回る……
 「あんまり騒ぐと指三本で抉って…奥歯ガタガタ言わすぞ♥」
 到底、高貴な女性が口にするとは思えない卑猥で乱暴な物言いにコマリは押し黙り、カレンに身も心も百合に染められた奴隷達はそのゲスぶりに興奮を抑えられずにいた。ピチャピチャと水音を立て、三度目の絶頂まで、カレンは思う存分にコマリのお尻の穴をしゃぶり尽くすのだった……
5 / 7
6 / 7

 汗や愛液に塗れ、金色の長い髪をベッドに広げ、肌を火照らせ、荒い呼吸をする度にコマリは小さな乳房や薄いお腹を上下させる。三度もカレンの毒牙に掛かっただけあって、紅い瞳を充血させ口元からはダラダラと涎を垂らし、愛液で局部はグジャグジャに濡れ、カレンはユーリンの大事な忘れ形見を可愛がった高揚感で頬を染める。自分を選ばなかった女性の娘…御礼参りの方法は断然で百合奴隷に堕とす事に尽きるだろう。カレン自身がコマリに好意を抱いているのならば、尚更であろう…
 「さーって♥身体も温まってきたぞ♥」
 カレンは汗やコマリの胎内の蜜ですっかり染められた真紅のドレスに手を掛け、慣れた手つきで脱ぐとベッドの下のカーペットに放り、生まれたままの姿を曝す…
 「カレンさまぁあ♥♥♥」
 「お美しいわ♥♥♥」
 幾度も眼にしているハズなのに、カレンに魅入られた百合奴隷達は主の一糸纏わぬ姿に釘付けになる。少しウェーブしたくすんだ金色の髪がふわあっと広がり、母親のユーリンの細身の美しい身体とはまた違う色香を漂わせる脂の乗ったムチムチの肉体、豊満な乳房もも多くの女性や少女が喰らってきたのを物語るかの様にぷっくりとした乳首、ムチムチの腿、ムッチリと肉のついた恥丘、元カノのユーリンと共に纏っていた香水と混じり合う雌の匂い、そのどれもにコマリは息を呑む。
 「綺麗……」
 コマリの中の「女性だけを毒する呪い」に蝕まれた雌の本能が自分を犯したガチ百合変態皇帝に惹かれ、求め、心の臓が大きく、脈打つ。
 「おいで…♥」
 カレンはベッドに仰向けになり、両腕を頭の後ろに組むとプルンッと大きな乳房を震わせ、両脚を開き、肉厚のある女陰を晒して、無防備な姿勢でコマリを誘う。ヴィルに裸で迫られる度に激怒するコマリではあるが、その小さな身体は疼き、只管に只管に女性の色香と心地良い肉体を欲する…
 「変態皇帝……」
 まるで母親の温もりを求める様にコマリはカレンの豊満な肉体に抱きつく。優しく、抱き締めてもらうと最愛の母が自分を包み込んでくれている様な安心感でコマリは微睡んでいるかの様にカレンに身を委ねる…
 「君から…してくれるか♥」
 カレンの耳に心地良い優しくも凛としている声色にコマリは小さく頷く。
 「んんっ…♥」
 「コマリ♥」
 キスは勿論、ヴィルやネリアの熱烈さ抜きにしても彼女らのアプローチに靡かないコマリ、カレンに無理矢理に唇を奪われた時、嫌がっていたのが嘘の様にその小さな身体を寄せ、自ら、カレンの唇に己の唇を重ねる。少女が大人のお姉さんに恥じらいながらも口づけるのは官能的である一方、初々しくて、愛らしくもあった。
 「はぅぅぅ…♥」
 たどたどしく口内を侵食するコマリの舌をカレンは優しく、絡め取り、フフッと微笑む。最愛の女性と添い遂げる事は叶わなかったが、ユーリンの面影を残す少女がキスをしてくれる。
 (ユーリン…君を抱いていた頃の様だ……)
 脳裏に蘇るユーリンとの夜伽…凛とした声が甘ったるい喘ぎになり、戦場の戦乙女と呼ばれる程の勇猛さが嘘の様に生まれたままの姿でトロ顔を浮かべて、抱きつき、自ら、唇を求めてくれる。彼女の面影を残す小さな少女はユーリンとはまた違う愛らしさがあったが、それをこの手で可愛がりながら、毒していく事に変わりはない。小さな少女…ユーリンの娘に肉体を曝け出し、嬲らせるのも悪くないとさえ…
 「好きぃぃ♥」
 「朕もだよ♥」
 恋人同士の愛の語らいとさえ思える言葉を吐き、コマリはカレンとの接吻を続ける。コマリの唾液を味わうカレンの喉もコクコクッと蠢いている…
 「あぅぅっ♥」
 コマリはカレンの豊満な乳房をまだ小さい手で触れる。肉厚のある重厚なおっぱいは熱を帯び、柔らかくて、心地良かった。変態皇帝も乳房に触れる小さな温もりに嬉しさのあまり、喘ぎを漏らすのだった…
 「ああっ♥」
 「んんっぅ♥♥」
 口づけから解放され、唾液と唾液が繋がり合う、ユーリンの娘とその想い人…
 「こっちにも口づけてくれぬか♥」
 カレンはコマリが揉んでいないもう片方の胸を舐る様に促す。
 「ううぅんんッ♥」
 乳首をヌルッとした感触が走るとカレンは苦しい様な嬉しい様な声で呻く。女の子なのに、女性のおっぱいをしゃぶるなんて、考えた事さえないのに、チュッと熟れた乳輪に口づけ、ゆっくりと舐ってゆく…
 (わた…しぃ……女の……変態皇帝……のぉ…おっぱい…舐めてるぅ♥)
 コマリは乳房に頬を寄せ、チュッチュッと乳首にキスをし、吸いついている。
 「ユーリンもこんな風に……君にお乳を…あげてたのかなぁ♥」
 想い人が男性と交わる様を想像するだけで反吐が出るが、コマリに授乳させる様、愛娘を慈しむ、お母さんの顔を見せていたと思うと…彼女がそうやって、育んだ少女をこの手で抱いて、乳房を吸わせている、カレンはどこか複雑な面持ちだったが、自然と頬は綻んでいた。その細く、白い手で乳房を揉んでいるコマリの小さな手を掴むと優しく優しく囁いてやる…
 「朕の鼓動……聞こえるだろう♥」
 ドクドクッと血が騒ぐのが分かる。カレンの心音がコマリの心臓もしっかりと痺れさせているかの様に触れた指先からジワジワ熱くなるのを感じる…
 「ドクドクンって……いってるぅ♥」
 コマリは全身を火照らせながら、カレンのおっぱいに揉み、吸いつき、いつの間にか、変態皇帝も頭の後ろで組んでいた腕をコマリの頭に回して、サラサラとした金色の絹に触れる様に梳いて、もう片方の手もコマリの小振りなおっぱいに触れる。
 「きゃぁあぅぅ…!」
 「君の…も……聞かせてくれ♥」
 カレンの指から火照った肌の熱さとはまた違う、温もりと心音とがトクトクッと少しずつ、彼女の熟れた肉体に浸透する。
 「おいしいか?」
 カレンの微笑みにコマリは何も答えずに無心におっぱいをしゃぶる。そして、変態な皇帝さんの手から逃れる様に体勢をずらして、肉のついたお腹やお臍の当たり舐め舐めしていく。チロチロと這い回る心地良い快感に我慢できなくなるとカレンは涎をダラダラと零しながら、コマリに懇願する。
 「コマリ……我慢できん♥」
 両脚を開いて、汗や胎内からトクトクと溢れる蜜で汚れた女陰を見せつける。
 「許す♥朕のここを舐めろ♥♥♥」
 「!!!!」
 女性の乳房を舐める事はできたが、女性の局部、それも排泄の為にも使われる卑猥なクレヴァスに口づける…想像しただけで喉元から熱くて、苦くて、酸っぱいものが込み上げてくる。
 (さっき…変態皇帝がしたみたいに…舐めるの?…こいつの股や尻を……!)
 コマリの愛撫が止むとカレンの優しくも意地悪い囁きはドスの効いた声色へと変わる…
 「嫌か?良いぞ♥代わりに…お手手とおみ足を引き裂いて、可愛がってやるぞ♥」
 魔核の力さえあれば、どれだけ無残で凄惨な傷を負っても再生する、命を失った者さえも蘇る。それが前提であっても、身体をバラバラに引き裂かれ、手足を千切られる痛さはそうそう味わいたいものではない。カレンに可愛がられた後は最愛のカレン陛下を穢したと言い掛かりをつけられ、バラバラに切り裂かれたまま、彼女の愛人でもある百合奴隷に堕ちた変態淑女達に延々と輪姦されるのは明白であった…
 「ごめん…ごめん……ごめんね……」
 コマリは蚊が鳴く様な声で泣きながら、ムチムチの肉厚があるカレンの恥丘に口づけ、慣れぬ手つきで愛撫する…
 「嘘だ♥君が素直じゃないから……可愛いから…つい意地悪したく…てな♥」
 カレンはいつもの人をくった様なケラケラと笑うでもなく、まるで恋に胸をときめかせる乙女の様にトロンッと紫の眼光を鈍らせ、熟れて、肉のついた身体からはじっとりと汗を滲ませ、心臓はもう破れんばかりに脈を打っていた。
 (ごめんね……お母さん…!)
 自らが助かりたい一心ではなく、心の中で今は亡きユーリンに「大好きなお母さん」にコマリは謝っていた。最愛の娘がかつては想い人だったユーリンと生まれたままの姿で交わり合い、ねっとりとしたその熟れた肉体に舌を這わし、辱められていると母親が知ったら…今のコマリを見たら、どう思うのか、小さな胸を痛めた。カレンもコマリのユーリンへの想いからの小さな叫びだからこそ、微笑んで、許したのだ。ユーリンの想いと血をその身に受けた少女を穢すのも、また嬉しくて、仕方ないのだから…!
 「うぅっぐぅぅうぅ!!!」
 カレンに魅入られ、本能が女陰から漂う雌の匂いとしか呼べない臭気もクレヴァスからドロドロ溢れる蜜も求めている。本当は女性の局部を舐める趣味はないと思いながらも、カレンの体臭が香水と混ざり合い、花の香りの様に…濃厚な体液は甘美な蜜の様にしか思えず、コマリはゆっくりゆっくりと舐る。
 「良い子だ…♥」
 カレンはコマリの頭を撫で、まるで小鳥が鳴く様な声で囁いてやる。足の付け根も腿も舐めさせてから、クレヴァスに口づけさせる。
 「んんっ!!!うううぇえぇ……ぐぅぅぅ!!!!!」
 「お行儀が悪いぞ♥」
 カレンはコマリの頭をギューッと掴み、肉付きの良い股間に押し込めて、猫撫で声から獲物を甚振る雌猫の様に意地悪い声でコマリに言って聞かせる…
 「君は七紅天なのに…麗しのレディの前でゲロを吐くというのか?」
 麗しのレディとは言っても、少女や女性を百合ペットに堕とし、想い人が男性と結ばれ尚も弄び、その娘をも餌食にする変態ガチ百合皇帝と彼女の百合奴隷にまで堕ちた哀れな少女や女性ばかり…同性同士とは言え、強姦や拷問が罷り通る空間での出来事なら、尚更、説得力に欠けるだろう…
 「んぅ……ぐぅ……!!!……うぅぅ…!!!」
 初めて味わう女性の陰部、体内の女性の肉の味、クレヴァスから漏れる蜜も苦い様な生々しい味が口中に広がり、得も知れない臭気が鼻孔を突くが、四つん這いのままでコマリは熟れた女性の噎せ返る臭気に苦しみながらも舐るしかなかった…
 「美味しいか♥」
 カレンの胎内もその蜜の味もジワジワとコマリの脳味噌を侵し、心臓が高鳴り、全身の血が沸き立つのを感じる。コマリの小さな肉体はカレンの呪いと雌の本能と結びついた女性の肉体の魅惑さに骨の髄まで蝕まれていった。嫌々、舐めていたハズなのに、ミルクにがっつく子犬の様に卑猥な音を立てながら責め立てていく。
 「コマリ♥コマリィィイ♥♥♥」
 体内で暴れる小さな舌にカレンも一際高い声を上げる。まるでユーリンと生まれたままの姿で交わった時の様だった。子宮が締め付けられ、疼いた胎内から放たれた濁り切った蜜がコマリのまだ幼い喉を穿つ。
 「げぇえぇええぇええぇ!!!!!」
 喉の奥や鼻にまで溢れたドロドロの粘液でコマリは思いっ切り、嘔吐してしまう。ハアハアッと荒い息を漏らしながら、細い肩を上下させる。カレンは堰を切った様に肉慾をその小さな身体にぶつけようとしていた。愛するユーリンと交尾したいが為にだ……!
 「あああぅぅう!!」
 コマリをベッドに転がすとそのまだ未熟な女陰にカレンは蜜を吐き出したばかりの熟れた女陰を重ねる。その温かさと心地良さに夢見心地にさえなりそうな少女に変態皇帝は問い掛ける…
 「女同士で繋がるにはどうしたら……良いか…分かるか?」
 ケダモノの様に顔をまっ赤に染め、牙を見せ、舌を垂らし、全身から汗を噴き出しながら、カレンはコマリを見つめていた…
 「知らないよ……」
 コマリも小説家志望、色々と詩や小説を読んでいる内に少女同士の恋愛物は幾度も眼を通していた。ヴィルに「百合はお好きですか?」と聞かれた際も「好きだよ」と零す程には関心はあったが、少女同士での性交渉はどうするかまでは知らないし、そうする気も起きなかった……
 「一物なし……でどうするんだよ…?」
 ポーッとしたまま、コマリはカレンに零す。「男性器」は勿論、凹凸もないつるんっとしお股とお股でどうするの気なのか…カレンは夜伽で何をしでかすのか…その答えが今目の前にあったのだ……
 (ユーリン♥♥♥)
 久方ぶりにユーリンと女陰と女陰で口づけ合った様な甘美な心持ちにカレンは思わず、涙ぐむ。
 「!!!!ああぁあぁあっ!!!」
 「ううぅぅぅんん♥♥♥」
 クチュクチュと熟れた女陰と幼さの残る女陰とが交わり合う。お互いの熱と愛液のヌメヌメした感触とが伝わり合う。カレンが腰を振る度、パンパンパンッと卑猥な音が鳴り響く…
 「やぁあぁああぁ!!!!」
 男性器がないハズなのに、雌と雌とで一つに融け合い、繋がる…生まれて初めて味わう感覚に少女のまだ未成熟な心が耐えられる訳なく、身体を暴れさせるが、心と体は別という事を物語る様にコマリは細い腰をくねらせて、カレンの肉づきの良い女陰に自身の女陰を打ち付ける。
 「良いぞぉぉぉおお♥♥♥」
 カレンは熟れた肉体を震わせ、豊満なおっぱいはプルンプルンッと揺らし、金色のロングヘアーを振り乱し、アヘ顔で口元から涎を垂らしながら、お尻を振り続ける。変態皇帝と小さな七紅天の腰と腰との間に濁った飛沫が上がり、カレンはユーリンの面影を残す少女との交わりに溺れてゆき、コマリもカレンの想い人だった母親と同じ様に女性の身体に蝕まれ、身も心も蕩けてゆく……
 「カレン様ぁあぁあぁ♥♥♥♥」
 「やっぱぁあ女の子同士が最高よねえぇえ♥♥♥」
 「コマリン♥♥♥あんなに気持ち良さそうにぃぃ♥♥♥」
 ギャラリーからは黄色い声が上がり、既に二回も三回も達した女性さえいる程である…
 「良いよおぉぉお………♥」
 コマリの声もいつの間にか甘える様な愛らしい喘ぎに変わり、口元から飛沫を上げながら、涙を燦々と零し、おでこには濡れた金色の髪が貼り付いていたが、それを払う事も汗を拭う事もできないまま、カレンの虜になる…
 「コマリぃぃ♥♥……コマリ♥コマリぃぃぃ♥♥…コマ……ぃいんん………!!!ユーリン……♥♥♥♥♥」
 コマリを愛でる欲望とユーリンへの想いが溢れ出し、ドロドロと混ざる。黒は黒でもあらゆる色が交わり合ったドロドロ濃厚な気持ちの悪いものとなり、それは想い人の遺した大切な少女の肉体へとぶつけられる!!
 「あああぁあぁあぁああぁぁ♥♥♥♥♥♥♥」
 「ユーリィィィィイイィィイイィンンン♥♥♥♥」
 ドクドクッ心臓が高鳴り、ベッドが大きく軋むと肉慾に溺れた少女と女性の間から濁り切った炎が迸る。すっかり、力の抜けたコマリにカレンは覆い被さり、優しく、キスをした…
 「彼女ら…とも……愉しもうではないか♥」
 主の言葉を待ってましたとばかりに百合奴隷に堕ちた少女や女性が嬉しそうにベッドへと集まってきたのだった……
6 / 7
7 / 7

 カレンとコマリがお互いに一つに繋がり合ってから、どれだけの時間が過ぎただろうか?長い時が瞬く間に溶け、尚も変態皇帝の淫靡な宴は続けられていた…
 「ああっ♥……やぁあぁ……♥ああぅぅぅう♥♥……ううぅんん♥」
 コマリはずっと少女や女性に四肢を掴まれ、その小さな身体を押さえつけられたまま、全身を舐られ、口づけられ、噛みつかれては生き血を啜られていた。悲鳴さえ上げられずに呻き声が漏れるだけ…
 「コマリ様ぁぁあ♥♥♥」
 ヴィルと同類であろう甘ったるい声で甘える少女がコマリの首筋に噛みつき、血をコクコクっと飲み、おっぱいを揉み揉みする。コマリン親衛隊になるべく、修行を積んでいたところ、カレン陛下に目をつけられて「コマリンの彼女になりたいなら、朕が口を聞いてやるぞ」という枕詞を事実か、否かを見極める間でもなく、誘拐され、凌辱されたのだ。カレンの百合奴隷であるのと同時にコマリスト、そして、夢にまで見たコマリ様との夜伽、心躍らぬ訳はない。
 「ザマァないね♥そんなザコ吸血鬼に犯されて、嬉しそうに喘いでるなんて♥」
 蛇の様に眼付きの鋭い女性がコマリの両腕を押さえ、へへッと笑う。幼い身でありながら、七紅天になったこの小さな大将軍に嫉妬していた。カレンに蹂躙されたコマリを詰って、それでも足りずに何度も何度も犯した。
 「おいしぃぃいぃい♥♥♥」
 「ロリの……んこぉ……良いよぉ♥」
 少女を見つけては悪戯していたガチ百合犯罪者、幼い頃から闇組織の先兵となっていた少女、何れもカレンに囚われ、骨の髄までしゃぶられた挙句に百合奴隷に堕ちてしまったが、性欲だけはまだまだ旺盛な様だ…
 「やぁぁあぁあ♥♥♥♥」
 身を捩っても逃げられず、蜜を迸らせながら、意識を失っても、何度でも、起こされては、代わる代わる、コマリの小さな身体は同性でしか欲情できない百合奴隷達に凌辱された。
 「早く代われぇ♥♥」
 「コマリン♥コマリン♥」
 「わたくしのカレン様の代わりにうーんっと可愛がってあげるね♥」
 蝶々が甘い蜜に誘われる様に少女や女性が肉慾に溺れ、コマリに群がる。この貪欲な蝶達はその小さな花が枯れ様とも、その香りに惹かれて、蜜を無心に吸い続けるだろう…
 「んんぅ!!!」
 お尻の穴に指が二本に呑み込まれ、その痛みに身を捩らせても、逃げられずに唇をキスで塞がれ、お口とお尻とで中からグズグズに融かされる…
 「コマリ♥人気者だな♥朕も君の母君も鼻が高いぞ♥♥」
 カレンはクックッと暗い笑みを浮かべる。自分を選ばずに男性と結ばれた想い人へのどす黒い想い、大切なユーリンの娘を何れは我が物にしたいという欲望も満たせ、ご満悦と言ったところか……
 「カレン様ぁあぁ♥♥♥」
 「コマリ様だけでなくってぇぇえ♥♥あたし達も可愛がってぇぇえ♥♥」
 「だいしゅきぃぃいぃ♥♥♥♥」
 変態皇帝なしでは生きていけなくなった哀れな奴隷へと堕ちた女性達がカレンのおっぱいを揉み揉み解したり、美味しそうに乳房を舐り、乳首を無心に吸い続け、耳朶や脇の下に至るまで、味わいながら、脂の乗ったお腹やお臍の穴、肉付きの良い女陰もお尻の穴まで愛撫し、味わっている。一方的にカレンが輪姦されている様に見えるが、その実、彼女らの手綱を握るのは正にムルナイトの皇帝だからこそ…
 「んぅぅうぅ♥♥♥♥」
 乳首をチュウチュウッと吸われ、股間に喰らいついていら女性が力尽くでカレンの両脚を掴んで開かせ、その熟れて、肉付きの良い女陰に自らの局部をぶつけ、パンパンッと卑猥な音を立てるも、カレンは嬉しそうに腰を振るだけだった。
 「カレン様ぁぁあ♥カレン様ぁぁあ♥♥♥」
 カレンとの股間と股間のキスに夢中になっている女性はトロ顔でおっぱいをブルンブルンッと震わせながら、腰を振り続け、カレンも全身に走る甘い痺れに酔いながらもそれに応え、喘ぎを上げる。
 「カレン様ぁぁああぁあぁあ♥♥♥♥♥」
 カレンの肉づきの良い下半身へとドクドクと熱い蜜を吐き出して、果てた女性は全身を汗と蜜で汚れた身体を横たえるが、カレンに群がっていたハズの女性達に取り押さえられ、身体中を品定めでもされる様に舐られる。
 「さっきから…朕を浅ましく求め過ぎだ♥その子達とも遊ぶんだな♥」
 カレンは綺麗な笑顔で自分と貝合わせしていた女性を突き放し、百合奴隷という名の女性の皮を被ったケダモノに襲わせた。
 「そんなぁ!!カレン様ぁぁあ!!!!!」
 百合奴隷の一人が女性達に輪姦されるのを見届ける事無く、カレンは自分のおっぱいに吸いついていた長いブロンドの髪を靡かせた女性の顎に手を掛ける。引き締まった身体でこそないが、年の頃は七紅天として、戦っていたユーリンと同じくらいだろうか…
 「朕と愉しもうではないか♥」
 カレンはユーリンとどことなく似ている女性を俯せにすると圧し掛かり、おっぱいを揉み揉みと解しながら、もう片方の手で女陰を刺激してやる。
 「ああぁあぁん♥♥カレン様ぁぁあぁ♥♥♥」
 (ユーリンはここまではしたなくはないが、これはこれで可愛い♥)
 カレンは腰を振って、その肉づきの良い身体を打ちつけ、カレンに犯されながら、女性は四つ這いで腰を大きく振った。背中越しの大きな乳房の温もりも心音もジワジワと女性の身も心も焼いてゆく…
 「ゆくぞぉぉぉおおぉ♥♥♥♥♥」
 「カレンしゃまぁぁあぁあ♥♥♥♥♥♥」
 顔をまっ赤にして、涎をダラダラ零し、歓喜の涙を流しながら、女性はカレンの温もりに溺れ、雌猫の様に伸びをすると愛液を炎の様に吐き散らし、果てていった。
 「まだ終わりではないぞ♥」
 女性達に抱かれる側だったカレンは再び、喰らう側になり、お尻を突き出す格好で意識朦朧だった女性のお尻にかぶりついた。
 「君のお尻♥大きくて美味しそうだ♥」
 カレンは女性の大きめのお尻にジュルジュル唾液を流し込むと白い肉の膨らみを左右に分けて、クチュクチュと舐り、犯してゆくのだった…

 ムルナイト帝国の闇……

 その黒薔薇の香りが漂う女性の園は黒い薔薇の花びらよりもどす黒く、歪んだ呪わしい力が蔓延していた…

 カレンがユーリンの成し得なかった世界制覇、そして、添い遂げられなかった二人の女性の想いが成就しても…決して、それは消える事はない……

7 / 7
ステキ!を送ってみましょう!
ステキ!を送ることで、作品への共感や作者様への敬意を伝えることができます。
また、そのステキ!が作者様の背中を押し、次の作品へと繋がっていくかもしれません。
ステキ!は匿名非公開で送ることもできますので、少しでもいいなと思ったら是非、ステキ!を送ってみましょう!

PAGE TOP